かじドゥンドゥンさんの映画レビュー・感想・評価

かじドゥンドゥン

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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

2.5

観終わってから、人気テレビドラマシリーズの続編劇場版だったことを知った。どおりで状況がつかめなかったわけだ・・・。

監禁されていた男ジェシーが、そこから抜け出し、追っ手を逃れながら、汚い金の隠し場所
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.0

人間の叡智を結集して作り上げた、無人防衛システム「スカイネット」。これがウィルスに感染し、暴走。核攻撃によって人類は壊滅状態に陥る。後に「審判の日」と呼ばれる悲劇であった。

この審判の日以降、生き残
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ターミネーター4(2009年製作の映画)

2.5

『ターミネーター』シリーズを4から見始めるという無謀なことをしたため、前提知識に欠けるのだけれど・・・。

マシーンが人類から自立して、地球を統べようとしている近未来。「審判の日」と呼ばれるマシーンの
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(2023年製作の映画)

5.0

信長の後継者の座をめぐって、羽柴秀吉、明智光秀、徳川家康らが騙し合い。めくるめく権謀術数。ただし、天下人への野望を支え、突き動かしていたのは、実は信長・光秀・荒木村重の同性愛的三角関係と複雑な愛憎だっ>>続きを読む

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.0

15代目徳川慶喜が国の将来を案じて、苦渋の決断。幕府の権力を放棄して朝廷(=天皇)に移譲する(大政奉還)。これで平和裏に新政権の樹立、新しい時代の幕開けかと思いきや、長州・薩摩両藩を中心に、慶喜の首を>>続きを読む

大奥(2006年製作の映画)

2.8

幼い家継が7代目徳川将軍を継ぐと、先代正室を差し置いて家継を生んだ生母・月光院の地位は高まりはするものの、女社会である大奥での妬みと反発は凄まじく、孤立と孤独の日々を余儀なくされる。

唯一の救いは、
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.0

冷静であれと何度も自分に言い聞かせ、周到に準備しておきながら、手もとが狂って、ターゲットを撃ち損じた殺し屋。ドミニカ共和国の隠れ家に戻ると、妻が襲撃されていた。激怒した主人公は、自分が失敗した案件の依>>続きを読む

ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018年製作の映画)

3.5

「息子を狼にさらわれたので、夫が戦争から帰ってくる前にせめてその狼を殺めて落とし前を付けて欲しい」という女の依頼を受け、狼に詳しい老動物学者がアラスカの僻地にある集落を訪れる。しかしそこで彼が直面する>>続きを読む

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.0

太平洋戦争中に日本軍内部でおこった戦争犯罪を糾明すべく、当事者のもとを訪問しては厳しい糾弾をして回る奥崎氏。彼の活動を追ったドキュメンタリー映画。

大きな発見は、まったき正論に裏づけられた正義がかく
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

広告代理店のオフィスで生じた時間のループ。多忙な1週間を延々くり返していることに気付いた社員が、その事実を自分の先輩になんとか説明する。この説明を伝言ゲームのように上へと伝えてゆき、最終的に部長が手首>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

太平洋戦争末期の日本。特攻隊のパイロットに選ばれながら、戦闘機の故障を言い訳に、島の中継基地に着陸したシキシマは、そこで怪物ゴジラに遭遇する。そして、彼がゴジラに対して機関銃の発射を躊躇したがゆえに、>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

4.2

ときは南北朝時代。平家滅亡の地・壇ノ浦で生れ育った少年ウオナは、京都から遣わされた足利家の侍に命じられ海底の剣を拾った際、平家のたたりか、光を失う。父は怪死。その後、琵琶法師の弟子入りをして、平家の哀>>続きを読む

エリア51(2015年製作の映画)

3.0

アメリカ軍が宇宙人関連の極秘研究を進めているのではないかと噂される「エリア51」に潜入した若者たち。そこで彼らが見たものは、地球上のものとは到底思えない異様な物体、そして狂暴な生命体だった。命からがら>>続きを読む

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.0

地球でエネルギーが枯渇し、限られた資源を奪い合って世界大戦がいまにも勃発しかねない、近未来。宇宙ステーションに滞在しているクルーは、最新のシステム「シェパード」でもって一度に膨大なエネルギーを生成しよ>>続きを読む

ラトルスネーク(2019年製作の映画)

2.5

母娘二人で車の長旅。テキサス州に入ってしばらくしたところでタイヤがパンク。母が不器用にタイヤの交換を試みていると、草むらで遊んでいた娘がガラガラ蛇に嚙まれる。母は慌てて、近くにあった唯一のトレーラーに>>続きを読む

ベケット(2021年製作の映画)

3.2

交際相手の女性エイプリルと長期のギリシア旅行中、居眠り運転で事故を起こし、そのエイプリルを死なせてしまったアメリカ人黒人男性ベケット。警察での事情聴取の際に、自分が突っこんだ小屋に赤毛の少年がいたと証>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.0

腕利きの狙撃手ヘンリーは、これまで世界平和を脅かす悪人を軍の指令で数多く暗殺してきた。その彼が引退を決めた直後、実は自分が上官に欺され、最後に自分が殺めたのは罪のない人間だったと知る。

上官は、真実
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.5

スティーヴン大尉は軍の施設に拘束され、ある実験とミッションを強要されている。つまり、脳の一部を除いて死んだに等しい大尉は、列車爆破テロの犠牲者の脳に残された最後8分間の記憶に基づくVRプログラムに接続>>続きを読む

孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

3.8

人類が滅び、一人生き残った小人症の男デル。彼は毎日、各戸の遺体と遺品を処理しては、玄関先の地面と地図に×印をつけ、作業以外の時間はワイン片手に読書に耽る。もともと孤独だった男が、世界を独り占めして、悠>>続きを読む

アルカディア(2017年製作の映画)

3.5

集団自殺をもくろむカルト集団を抜け出て、まともな社会生活を送っている兄弟、ジャスティンとアーロン。しかしある日、教団からビデオレターが送られてきたのをきっかけに、教団の集団自殺「昇天」が近いと危ぶんだ>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.0

心を病んだ妻ノーラを精神科医ラグランにあずけ、一人で幼い娘キャンディを育てているフランク。ラグランは、患者の怒りをあえて誘発し、まるで膿でも出すように物質化・可視化して排出させるという独自の理論を提示>>続きを読む

遠い夜明け(1987年製作の映画)

3.5

1970年代後半の南アフリカ。実話に基づく作品。

白人による弾圧を受ける黒人たちは、解放運動の急先鋒ビコを信奉し、一致団結しつつある。リベラルに属する「良識派」白人の新聞記者ウッズは、人種差別撤廃を
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ストリートギャング セサミストリートにたどり着くまで(2021年製作の映画)

4.0

1960年代、低所得者層の(特に黒人の)子どもにアルファベットを覚えさせ、教育格差を是正すべく、アメリカ教育局が莫大な資金を投じ、有識者を掻き集め、TVCMの手法を援用して製作した、教育番組「セサミス>>続きを読む

コネチカットにさよならを(2018年製作の映画)

3.5

裕福な生活のためにあくせく働くことに倦み疲れ、金融業界から身を引き、妻と息子を捨てて慎ましく一人暮らしを始めた中年男性。家族、友人、元同僚は彼を軽蔑し、避けるようになる。信念と決断で新しい人生をつかみ>>続きを読む

二十歳に還りたい。(2023年製作の映画)

2.8

不動産業で一代にして富を築き上げたテラサワだが、家族を顧みず仕事一筋に生きてきたつけが老後に回ってきた。現在は老人ホームで孤独に暮らしている。唯一の楽しみは、血縁もないのに自分を訪ねてきてはいたわって>>続きを読む

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.8

ソマリア海域を航行中、海賊船に襲撃され、船長フィリップを人質にとられたアメリカ船籍の貨物船。特殊部隊が海賊3人を狙撃、リーダーを捕縛、船長は無事救出された。実話に基づく。

これほど緊迫を持続させる映
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.5

中学校校庭内で一人の男子生徒の遺体が見つかった。警察と学校はこれが校舎屋上からの飛び降り自殺であると断定。ところが、これは不良男子3名による殺人だという匿名の告発文が出回り、学校はそれをもみ消した。こ>>続きを読む

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

2.5

極度の大気汚染により、もはや地上で暮らすことが不可能になった近未来の地球。北極の天文台から職員とその家族も一斉に退避している。しかし、老天文学者オーガスティンは、重篤な病で寿命もあと数日。彼は一人天文>>続きを読む

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

2.0

極度の食糧難で、暴動が多発しているスペイン。軍事政権が、子どもや妊婦を連行して、口減らしを始める。

主人公のミアは、夫ニコが外で食料を探し求めている間、娘と二人で家に引き籠もるが、娘がどうしても外で
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ドント・ディスターブ(2023年製作の映画)

4.0

コロナで職を失った豪華客船の元船員、50歳で前歯のない独身男メティンが、2年間実家に引き籠もった後、小さなホテルの夜間責任者として試用期間の初日を迎える。

出だしから、名札がスペルミスで「セティン」
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.5

妻を自殺で亡くし、石油採掘員として生きて来た無骨なアメリカ人の男ビルが、フランス・マルセイユに留学中ルームメイトを殺害したとしてすでに4年服役している娘アリソンと面会。彼女は、父との間に葛藤をかかえて>>続きを読む

ナイン・デイズ(2020年製作の映画)

4.0

「あの世」で、複数人を面談・選抜し、「この世」に送り込む役人がいる。その一人ウィルは、新たに「空き」ができたため(つまり彼がかつて送り込んだ一人が死んだため)、9日間かけて新生候補者を選ぶことになった>>続きを読む

マッドバウンド 哀しき友情(2017年製作の映画)

4.0

1938年のアメリカ。農園では白人地主と黒人労働者との間に歴然とした身分の差があった。そして第二次世界大戦の勃発で、白人も黒人も等しく祖国のために出征した際も、トイレや輸血は別というように、差別は続い>>続きを読む

ティル・デス(2021年製作の映画)

3.0

写真家として働いていた時期に、男に暴行され、車のキーで相手を失明させ、どうにか一命をとりとめたエマ。そのときの弁護士マークと結婚し、裕福な生活を送っているものの、夫婦の関係は冷え切っており、エマはマー>>続きを読む

フィフティ・シェイズ・フリード(2018年製作の映画)

3.0

シリーズ第三段。結婚し、妊娠したアナ。しかし、両親の愛を知らず、里親を転々としたグレイは、自分が父親になるという事実を受け入れられずにいる。さらに、アナの元上司で、彼女に言い寄った末グレイの権力でクビ>>続きを読む

フィフティ・シェイズ・ダーカー(2017年製作の映画)

2.5

大富豪のグレイと再会したアナは、彼からの復縁の持ちかけに応じ、彼の仕掛けて来るサディスティックな性戯の虜になってゆく。そしてついには、プロポーズを受け入れる。婚約発表の集まりには、幼少期のグレイに性的>>続きを読む

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