Inoriさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.8

映画を作っている人たちが、子どもが大好きななんだなとよく分かる。思った通り観た後しんどくなってしまうような作品だったが、この作品が作られたことに感謝だし、観ることができてよかったなと思わせる映画だった>>続きを読む

スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.2

私はノルウェーのオリジナルを観ていないので、特に内容を知らずに観に行った。いつものリアム・ニーソンが1人で大活躍する復讐話かと思うとそうでもなくて、出てくるキャラクターの数と背景が深く、なんとなく軽い>>続きを読む

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

2.4

『ソウ』と『キューブ』みたいな映画を目指してみましたーみたいな映画。でも驚きはないしグロくもない。特に目新しいこともないけども、まぁ普通に楽しめるホラー。「なんで○○しないの?」とか「どうしてXXに気>>続きを読む

クロース: 孤独のボディーガード(2019年製作の映画)

3.0

ノオミ・ラパスが好きなので、彼女が活躍する映画はいつ観ても元気が出る。たぶん贔屓目で観てしまっているところがあるが、この映画も元気が出た。こういうボディーガードもののアクション映画はたくさんあるものの>>続きを読む

処女の泉(1960年製作の映画)

3.5

アート系の映画だろうなと思って覚悟して観たら、話にちゃんと私でも分かるような起承転結があり、しかも観客に「人間の罪とは」「神はいるのか」というような妙に哲学的な問いを投げかける文学的な映画だった。静か>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

M.ナイト・シャマランなので、もっと大どんでん返し的な何かを期待してしまっていた。映画としては面白かったし、やっぱりスーパーヒーローのコンセプトとしては新鮮なアプローチだと思う。でも一作目程のインパク>>続きを読む

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.0

マッツもといポーラーのカッコ良さと映画のノリが合っていない気がする。主人公だけワンレベル上とでも言おうか、周りがみんな雑魚にしか見えないし、映画全体のトーンがバラバラでまとまりがなく感じた。良かったの>>続きを読む

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.0

そもそも詐欺師というものは、罪悪感がないのである。本人は詐欺とは思っていない。馬鹿な人からお金を吸い上げる、これがビジネスなのだと本気で思っているのだろう。お金とは何か。ビジネスとは何か。なぜ全力で働>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.6

主人公がとても静かな人だし映画自体が静かに撮られているので、観ている方は彼女の心情をひたすら想像するしかない。ある家族の住み込み家政婦少女の視点で描かれているので、舞台が激動の70年メキシコでありつつ>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.7

こんなヴィジュアルのアニメーションを見たことがなかったのでとても新鮮だった。色やスタイルもお洒落で視覚的に大いに楽しめる。どのカットもポスターにできそうに素敵でわくわくするので、何度も観たくなる映画だ>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.7

1作目と同じ面白さがある。本を読んでいるような不思議な映画。ここまで気持ちを言葉に出来る人って現実世界ではそうそういないだろう。1作目の若さがなく、歳を取った2人は結局いろいろ問題やら想いやらがあって>>続きを読む

奪還者(2014年製作の映画)

3.3

ディストピアの世界って、人間って結局どういう生き物なのかが問われる世界だと思う。細部に分かり辛いところもあったが、話の流れはストレートで貫くものがある映画だった。オーストラリアの大地が、人間を乾いたも>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.1

長い映画にあれこれ山盛りの内容が詰め込まれている。アクアマンがソロで出る映画としては初めてなので、いわゆるオージン的な映画だから、説明しておかなければいけないことがあるからだろう。ゆっくり構えて観るの>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.4

丁寧に作られている感じがした。4度目のリメイクらしいが、実は以前の作品のどれも観たことがないので、大筋以外の知識はなしに観た。なので、ラストは暗くなったし「こんな話だったのか~!」としゅんとした。昨年>>続きを読む

ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)

3.3

日本のと結構違うし別物として楽しめるようになっている。私は原作を読んだ後に邦画を観て今回のこれを観ているので、どうもやっぱり原作の印象が抜けない。だから韓国版は肩透かしだった部分もある。ただ今回とても>>続きを読む

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.4

なんかキャストが豪華。将棋映画として他にも『聖の青春』と『3月のライオン』を観ているが、この映画が一番良かったように思う。話の流れも分かりやすいし、将棋の世界と主人公の人生に関わってくる人物がうまく分>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.3

グレン・クローズの静かな演技が上手かった。文章を書く才能に恵まれながらも、裏方にまわって人生の終わりが近くなってきた主人公の複雑な気持ち。この映画は文字を書く人が観るともっと面白いかもしれなけども、才>>続きを読む

八甲田山(1977年製作の映画)

3.3

どういう話で結果を知っていれば観ていればそれほど苦痛ではないが、何も知らないで観たら途中で挫折するかもしれない。テンポが独特で、なんと170分という長さ映画。本当にあった話だというのが面白いし、この事>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.2

思ったよりもずっと社会派の映画だった。大体予告編で話の内容は想像できたしあっと驚く展開もなかった。でもしっかり今の社会状況、特に資源の問題について私たちがどんな解決法を選ぶのかを問いかけている。そんな>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

面白かった。この映画が話題になった理由はたぶん、見た後に友達や家族にこの映画の話をしたくなるところだと思う。この映画を観たことがない人と話をしたければ、ネタばれをしては面白さが無くなるので「観てみて」>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.7

1980年韓国の光州事件にまつわる話。導入部分は結構スローなのだが、気がついたらえらい状況に巻き込まれている感じが、主人公と共に観ている側も体験できるような映画だったと思った。最後の方ではとんでもない>>続きを読む

ワルキューレ(2008年製作の映画)

3.4

第二次世界大戦時のドイツ関連映画は、自分からはなかなか観ようと思わないので、この映画を今まで観てなかったが、観て良かった部類の映画だったと思う。どこまでが現実に忠実に描かれているのかはともかく、こうい>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

何度観ても面白い。コンセプトも迫力も、アクションやら異性人CG、そして俳優のチョイス、どれもしっかりとしていて、観た後の満足感はかなりものもの。トム・クルーズの作中を通してのキャラクター変化は見ていて>>続きを読む

アサシン クリード(2016年製作の映画)

2.4

覚悟して観たので、言う程悪い映画でもないなというのが率直な感想。しかし、鑑賞後もモヤモヤ感やら、途中の眠くなる感じ、盛り上がりが一体どこなのかわからないところが、不評の原因なんだろうなぁと思いながら観>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

3.3

今年20本目の韓国映画。前評判がすごく良かったので期待しすぎた感はある。でもおばさんが主人公の韓国映画は初めてでなかなか見応えがあった。日本もそうだけど、銃がない場合で人が人を殺すとき、物凄く生々しい>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.3

『ロッキー』シリーズにそんなに思い入れがないので、自分的には印象に残りにくい作品になりそうだ、と観ながら思った。映画自体はキャラクターに人間味があり丁寧に作られていた気がするが、何か新しいものがあるの>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

3.3

『チェイサー』と言うことで、誰かが誰かを長年かけて追いかける話なのかなと思ったら、たった一晩の話だった。でもこの一晩で何度も走るシーンが出てくる。そのいくつかは結構ハラハラドキドキの走るチェイスシーン>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

すごく懐かしい感じのするしっかりした映画。映画鑑賞感想文に書けるような要素がふんだんに盛り込まれている。

1962年。黒人だけど教養があって下町の世界など知らず上級社会で生きてきた孤独なシャーリーと
>>続きを読む

グリーンルーム(2015年製作の映画)

3.7

怖い。噂通り面白かった。ホラーにも色々あるけど、人間そのものが怖いタイプの映画で、しかも実際にありそうな感じがジワる。こういうホラーの主人公たちが、大学生だとかよくある若者グループだとかそういうのでも>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

2.7

普通に面白いんだけども、「3」ともなるとかなり印象が薄れてきた。今回、「1」のインパクトはやはり全くないし、ずるずる引きずってシリーズを作ってる感がある。実をいうと「2」の内容もほとんど覚えていない。>>続きを読む

ロスト・マネー 偽りの報酬(2018年製作の映画)

3.5

ハリウッドが得意とするよくある娯楽犯罪ドラマ系なのかなと思わせておいて、ちょっとずつ社会問題盛り込んでいる映画。この監督さんの映画はいつも重い感じの映画を撮るので、私は観るのに勇気がいるので避けていた>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.3

世界観はいつも通りすごく面白いのだけども、登場人物が多く話も少々ややこしい。過去の話が今に繋がっているのは分かるが、過去のあれこれ、その回想話と説明などを入れ込みながらこの人数を全てまとめるのはなかな>>続きを読む

Where is Kyra?(原題)(2017年製作の映画)

2.8

亡くなった家族の年金を黙ってずっともらっている話は、日本でよく聞くけども、もちろんアメリカでもあるんだな。とにかく暗い話。かなり追い詰められているのは話の状況から分かるけど、メインキャラが、ものすごー>>続きを読む

オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.3

結構ハラハラする。ホラーというつもりで観てたけど、そんなに怖くない。寧ろバイオレンス・アクションといった感じだった。絶対絶命みたいなシーンでも、普通のホラーだったら抜け出せないままどんどん状況が悪くな>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.1

ミレニアムの世界の話がまた観られて嬉しかったが、やはり最初のシリーズの印象が強いので、パンチに欠けていた気がする。でも一人で強く生き、どんなにピンチに陥っても這い上がるリスベットの姿を見られて良かった>>続きを読む

13日の金曜日(2009年製作の映画)

2.2

ジャレッドが出てるから観たわけだが、映画としては別に観なくてもいいような映画だったなぁと思った。自分は特にこのシリーズに思い入れがあるわけでもないので特別なオマージュがあったとすれば、分からないままだ>>続きを読む