ヒルコさんの映画レビュー・感想・評価 - 36ページ目

ヒルコ

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映画(2014)
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嗤う分身(2013年製作の映画)

3.1

うだつの上がらない青年の目の前に現れたのは、自分そっくりの男。果たして彼は誰なのか・・・って書くとまあ古典的なドッペルゲンガーものなんだけど、見てみると古臭さのないとてもモダンな仕上がりになっていまし>>続きを読む

ラブ&ピース(2015年製作の映画)

2.9

雑誌かなんかで読んだけど、なるほど確かに、ベイブねえ。そして脚本がかなり昔に書きあがったというのも読み、いろんなことを考えると合点のいく作品でした。お前を忘れないと叫んだ瞬間の気持ちは嘘偽りはなく、た>>続きを読む

アフターショック(2012年製作の映画)

2.7

もっとふざけた感じなのかと思ったら、ちゃんとしたパニックムービーでした。地震も怖いし人も怖い。けど、人はこう言う時、とても弱いと同時に、すごく強くもなるんだなーなんて感じたり。とは言え人はバンバン死に>>続きを読む

メジャーリーグ(1989年製作の映画)

2.9

2時間弱に詰め込めるだけ詰め込んだから、辻褄の合わないところやスポーツ的におかしいところが散見する、って言う理屈を力ずくで取っ払う面白さ。スポーツと言うより、あくまで映画的に仕上げてあるからこそ、得ら>>続きを読む

M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

2.5

なんだか既視感が・・・と思ってたら、やっぱり一回見てた。悪ふざけと悪意と嫌がらせが充満する救護班ですね。きっと腕は確かなんでしょうね。好きな人は絶対いると思いますが、やっぱりわたしはこのノリがどうして>>続きを読む

エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)

2.9

ヒジョーに語弊を恐れない言い方をすると、「漢の映画」を見たーって気持ち。もちろん面白いんだけど、女の私よりも男子の方が楽しめそうだと思いました。

少年と自転車(2011年製作の映画)

3.1

こんのクソガキが!\(^o^)/と切り捨てるのも簡単なんだけど、お父さんからあんな捨てられ方されて、優しくしてくれた子はディーラーで、でもサマンサがいて、あのあと何も悪いことせず過ごしてくれたらいいな>>続きを読む

キャプテン・ウルフ(2005年製作の映画)

2.7

ミスターオシャブリっつーことで、定石通りのコメディ展開。でもディズニー枠なので安定して見られる出来栄えだと思います。でもこういう映画なら、終わりにNG集が欲しくなるね!

オアシス(2002年製作の映画)

4.0

なんて辛い映画だろう。私が彼らを「精神障害者と脳性麻痺のつがい」として見世物的に見てるのか、それともそうじゃないのか、混乱を見透かすように、時々女が健常になる瞬間があり、胸がえぐられた。でも、障害者の>>続きを読む

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.0

こっちの方が原作に忠実。子供の頃に読んだままのダールの本って感じがします。好き。

昼顔(1967年製作の映画)

2.9

あーわかるわ~って部分の使い方が上手なので、そんないやらしくもエロくもなく、見やすく作ってある、けど、あんなの日本人じゃない!

麻雀放浪記(1984年製作の映画)

3.0

個人的には非常に面白かったです。とは言え、坊や哲をはじめとしたなんらかの阿佐田モノを読んでいるか麻雀を知ってるか以外の人も面白く感じるのかなあ??男たちはもちろん、牌をさばく加賀まりこも格好いいし、と>>続きを読む

女王陛下の007(1969年製作の映画)

2.9

胸毛のヤリチンボンドから、何だか真面目で何となく好青年風ボンドになった気がする今作。内容も前作までと打って変わって何だか真面目。新しいボンドが何だかちょくちょく弱そうに見えるのはまぁ置いといて、あと取>>続きを読む

オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)

2.9

私はすごく楽しく観ましたよ!イスラエルという国を丸々シチュエーションものにして作り上げた感じ。笑わせる部分もあるし皮肉とかもきいてるし、この映画、好きですね。拷問シーンはホラー映画じゃない割にそこそこ>>続きを読む

映画は映画だ(2008年製作の映画)

2.5

弟子にやらせないでキムさんが撮ればよかったじゃん!としか・・・。タイトルがこの映画そのものを揶揄ってるのはわかるけど、出来があまりに平々凡々過ぎやしませんか?と思ってしまうのは、キム・ギドクの面影を求>>続きを読む

隠し剣 鬼の爪(2004年製作の映画)

2.6

お松の品の良さ、育ちの良さが存分に生かされた配役。生まれは悪いが良いところで大事に育てられた娘って言う、言ってみたら演技ではどうにもならない部分がキチンと具現化されるためには、こう言うキャスティングで>>続きを読む

ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

3.0

そういう意味かあ、このタイトルって。わざとカタカナにしてるのね。いい意味で頭の中に「?!」が連続して出没しました。北村龍平ってこれまでそんなにいいイメージなかったけど、これからはちょっと意識的に彼の作>>続きを読む

バッドサンタ(2003年製作の映画)

2.7

面白いとか面白くないとかじゃなく、この映画とジングル・オールザウェイとコープスブライドはニュージーランドではクリスマスの定番のテレビ放送なので、すっかり慣れ親しみました。ビリーボブさんがまともな人の映>>続きを読む

東京難民(2013年製作の映画)

2.6

誰だって一瞬で難民になっちゃうよ!って言うのがもっともっと、酷くエグく描かれていればよかったなあ。表現でなくても設定で・・・。そっちの方がよりリアルで良いかなと思う。そうは言っても茜との再会シーン以外>>続きを読む

海炭市叙景(2010年製作の映画)

2.8

意図せず「函館3部作」を、これで全部鑑賞したことになりました。うーん、この、日本だけじゃないんだろうけど、地方都市が持つ特有の鬱屈した逃げ場のない空気ってなんなんでしょうね。ストーリーの中では、竹原ピ>>続きを読む

魔女の宅急便(2014年製作の映画)

2.2

動機付けが甘く、誰のどの行動にも「え?」と躊躇してしまうのが何よりも残念。ただ、アニメよりこちらの方がずっと「13歳的」であり、ジブリ側の主人公は、監督の意向と言うか嗜好で作り上げたキャラなんだなぁと>>続きを読む

ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春(2011年製作の映画)

2.8

もう映画界では、ゾンビは目的ではなくて手段として主流なのね・・・なんかさみしいね・・・でもロメロとか最初からそうかそう言えば。でももしこの映画が普通のラブ成就ものだったらきっと面白くないよね。ゾンビだ>>続きを読む

孤島の王(2010年製作の映画)

2.9

内容としては結構細かいとこまで予想がついちゃうんだけど、魅せる力と言うか雰囲気があって、それが良いなと思いました。あとすごい寒そう。

ベルフラワー(2011年製作の映画)

2.9

良いと思います(OvO) 小汚いと感じはするんだけど、まー若さなんて見た目は小汚いもんだと思えば許容の範囲。展開も、若さ黒青春モノと思えば、こちらも許容の範囲。ただ、コオロギの女がブス過ぎて、なんの>>続きを読む

オン・ザ・ロード(2012年製作の映画)

2.7

サムライリーはこう言うデリケートな役が似合うね〜!と言いながらも、そんなにハマっては鑑賞できませんでした。あんなにもディーンの輝いて見えた部分が、自身の青年期が終わってしまうと180度違って見えたと言>>続きを読む

味園ユニバース(2015年製作の映画)

2.6

あー、確かに、終わり方(終わらせ方)・・・。二階堂ふみがとても良かったです。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

びっくり。面白さの塊みたいな映画。どこのシーンもひとつとして無駄ではなく、また、飽きさせないように色々なエンタメ性をはらんでいて、すごくサービス満点。「映画館に行く必要がある」と言う理由を作り出した、>>続きを読む

ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.0

よくできてるなーと思うのは、おどかすタイミングのスカしが上手だから。定石どおりっちゃそうなんだけど、きちんと緊張の糸をキリキリ張り詰めつつ、油断させて脅かすってのは、最近じゃこう臆面もなくやってのける>>続きを読む

バトルランナー(1987年製作の映画)

2.8

あとを引くほどの圧倒的ダサさ!どうしても嫌いになれない一作。真面目に見てるとバカバカしくなってくるので、コーラ片手にでも冷やかし気分で見る方が楽しい。

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.1

便所の天井から少しずつ姿を現す校長の顔は本当にホラー映画さながらの恐怖。偶然テレビつけたらやってたからもう一度みたけど、やっぱりまた落ち込んだ。

アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

2.9

キンスキーの目が本気で怖い\(^o^)/ もうだんだん映画なんだかドキュメントなんだかわかんなくなる不思議さ。リアルかと言われたらよくわかんないけど、何かこう、なんだろうね、真に迫るってのはこう言うこ>>続きを読む

招かれざる客(1967年製作の映画)

3.0

招かれざる客と言うのは黒人青年とその家族の事ではなく、全員がそれぞれ持つ不満や不安、無知だったりするわけで、その辺の設定はわかりやすくて良いと思いました。しかし、わたしでも自分の娘が「こないだ行ったハ>>続きを読む

監督失格(2011年製作の映画)

3.0

私は運良く15年程前から平野監督を知っていたため、劇中、冒頭に出てくる水戸拷問やザ・ガマンや漫画版「由美香」なども知っていたから入りやすかったけれど、突然これを見た人はどう思うんだろうと、そこをまず不>>続きを読む