金子ダイチさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

ナレーションが入るパートはサクサクな一方で、命の危機に瀕した時は不安を煽るぐらい時間をかけて見せてくれる。
トニーが飲み屋で突然ヘンリーにブチ切れるところや、カレンがジミーに右に行けって言われるところ
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

大雨で外部と遮断されたモーテルに男女10人が集められ、その中に猟奇的な殺人鬼が混じっている。
果たして犯人は誰なのか?
という謳い文句のもと、王道クローズドサークルものが大好物だったので見てみたが…
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アガサ・クリスティのアクロイド殺しでもあった「信頼できない語り手」を用いた映画。

同じような手法を用いた映画にユージュアル・サスペクツがあるが、あれは犯人が一方的に嘘をついていくのに対して、聞き手が
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

ギャグパートがめちゃくちゃ良かった。

初詣に家族できたらオカマホームレスに赤ちゃん覗かれる家族不憫すぎる。

3人のキャラクターも立ってて、それぞれの未来がキヨコによって好転していく様子が暖かかった
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

文字通り死んで生まれ変わったっていうオチは綺麗だった。
飛び降りるシーンの迫力やカットがめちゃくちゃリアルで怖かった。走馬灯が子供の頃の自分と父親の死しかなく、ずっと囚われてきたのが伝わる名シーンだっ
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.4

ピンポンシーンが90%以上CG処理されてて、演者はフォームだけってのが驚いた。

例えば野球ものだと、どうしても素人くさく感じちゃうけど、ピンポンはマジでどうやってるのかわからなかった。
窪塚も井浦新
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セブン(1995年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ好き。

エンドロールがケビンスペイシーから始まって流れていくのが憎たらしい。

1996年の映画にしてはかなり映像が綺麗。
ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンのデコボコバディもめちゃ
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.8

音楽シーンの心象再現がイケてる。めちゃくちゃ食らう作品だった。

知らずに見たけど、これは…と思いエンドロールで湯浅政明確認。やっぱり天才。

ミュージカルでもあり、ミュージックビデオでもあり、児童向
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「インフェルノ」出版秘話に基づく話という背景が、非現実的な舞台設定を本当にありそうなラインに引き上げてるのが面白い。

9人の翻訳家のうち誰が流出犯なのか、その本当の狙いは?真の悪とは何か。
小説家と
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.9

地元が田舎で、3人兄弟の長男、1番下の弟は12歳離れている自分からすると、ギルバートに重なる部分が多く、家族愛も感じながら田舎に対する怖さも感じられた映画だった。

ギルバートが他人に見られたくないシ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.5

オープニングのセットの時点でかなり引き込まれる。
ほぼ1人で7年かけて作ったなんて信じられないクオリティ。すごいです。

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.6

バトルロワイアルものの元祖。

中学生の時山田悠介は読んでたけど、かなりバトロワの要素詰め込まれてたんだな。(復讐したい)
そもそもあり得ない設定だろっていうのは無視した上で感想を書きます。

北野武
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

桐島とはなにか、についての考察。

桐島とは、実は何でもないし、何でもいい。

東出をはじめとする帰宅部組は頑張ることから逃げ、女の子たちはそれぞれ気を遣って本心を言えない、吹部女子はキャプテンなのに
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.6

2023年一番のトピックといえば、イーロンマスク氏が買収したTwitterがXになった事でしょう。中学生の頃から見てた青い鳥のアプリが、一夜にしてX Japanのファンクラブみたいになるもんだから、そ>>続きを読む

銀河鉄道999(1979年製作の映画)

2.3

この時代のSFの設定は本当に引き込まれる。
作りたいもの作ってる感じがいい。

アニメワンクール分を一気に詰め込んだような展開なのでテンポ感が早すぎる。今の時代見るとそこがネックな感じだった。

スマイル(2022年製作の映画)

2.6

ほぼIt follows。
それが近づいてくる怖さの表現(画面奥からゆっくりと歩いてくるのがそれなのかわからない)はIt followsに軍配。

カメラワークしかり、怖さの見せ方写し方はかなり定番も
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

サイコホラーだと思ってみてみたら
ヒューマンドラマだった。

冒頭のシーンは、あまりに違和感が残ってしまう。あのシーンは死んでなければ不必要だから。
よってマルコムは死んでいるというこの物語1番のトリ
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

1.0

高校生ぶりの視聴。
めちゃくちゃ感動した記憶があったので再視聴。
で、し、た、が。

展開がご都合すぎる。
キャラクターが全く生きた人間じゃない。筋書き通りの行動しかしていないという印象。
手紙を無視
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

かなり面白かった。

前半サスペンスなのにラストはある意味ホラー。

長い!まだ終わらないのかよって何度も思ったけれど、その感情すら仕組まれていたような気がする。

どんでん返しがラストじゃなくて中盤
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.3

1回目は高校生の時に見て、めちゃくちゃ面白かった!!という記憶だったので、もう一度視聴。

2回で十分だな。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

人の顔と名前覚えるのに必死でいたら、
物語がキントの回想シーンと、現在の二軸で進んでいる事に気が付かなかった。

その構成だって判明してからが面白かった。

だけどそもそもだけどケビンスペイシーの回想
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水をかけられた散水夫(1895年製作の映画)

-

これ撮るのに当時いくらかかったか分かりませんが、おそらくめっちゃ高いし貴重な機会なんだろう。
それで、おもしろ動画撮ろうぜみたいなノリできるの異端すぎる。

工場の出口(1895年製作の映画)

-

初期映画の一つ。
カメラ意識すんな!っていう世界初の演出が加えられた作品らしい。

なるほど。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョーダン・ピールといえばホラー!と思ってみたら、怪獣SF!
差別や隠喩などのらしさもふんだんに盛り込まれてるので、いつも通り考察しがいがある。

なるべく解説見ずに自分なりの解を出したいけれど、一旦
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

1.4

Mappa凄い。
プロットが微妙というか、このくらいの話わざわざ映画でやるな。

青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.5

ベタで良い。
いい意味でアニメぽかった。

劇団ひとりの演技も結構好きでした。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.0

見た事ないと思ったら見たことあった。
アンドリュー?

ホラーゲームの走りというか王道というか、ただただこういう話がめちゃくちゃ好き。