YKさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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天下を取る(1960年製作の映画)

2.8

う~ん、裕次郎のサラリーマン物でも凡庸な部類に入るのではないか。
かつての陰のある男を演じていた面影は皆無で、出世を目指すサラリーマンというある種凡庸な役柄。コミカルな演技も良いが、共演の長門裕之には
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.0

映画館で見逃してしまったのだが、思いのほか早くAmazon Primeに登場したので、早速鑑賞。
感想だが、良作まであと一歩というとこだろうか。
香取慎吾も老けたなぁというのが第一印象だが、まあ好演。
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

原作の大ファンとしては、頭の中で想像していた曲がどのようになるのかが最大の興味だったが、その点は期待を上回る出来だった。唯一、大が雪折の前で最初に吹くシーン、もっと荒々しい音を期待していたが。

原作
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

高校生の時に彼女がデビュー、世間で注目する直前から愛聴していた身としては、必見の映画だったし、彼女の歌声を音響のいい映画館で聞けただけでも点数は甘くなってしまう。

ロビンの存在や、クライブ・デイビス
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.7

最初、松たか子とジュリーの関係がはっきりと分からなかった。スキンシップや呼び方では恋人のような感じがするのだが、年の差もあるし、と思ったところ、やっぱり恋人だったのね。
とにかく、丁寧に、特に四季を美
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.2

原作を読んでいないせいか、また当方の理解力不足か、期待していたほど感情移入出来なかった。もっとどろどろした感情があふれ出る話しかと思ったが、案外あっさりしていた感がある。生理の中でのセックスとか、もう>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

4.1

一言で言うと、面白かった。
全く予備知識無く見たため、最後まで結末が予測できず、ドキドキだった。単なる謎解きでは無く、ラブストーリー、ユートピア、ノスタルジー、豪華絢爛、色々な要素がある映画だ。
本映
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.3

各レビューやサイト等でも絶賛されている本作、120分を超えるボリュームに敬遠していたけど、大きな誤りだった。これは見逃せない良作。幸いまだ映画館で上映されているので、終わる前に絶対に見に行った方がいい>>続きを読む

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.2

なかなか楽しめる佳作。正直先が見える展開でストーリーに意外感は無いが、こういう映画はそこがいいんだな。安心して見ていられる。もちろん先が見えると言っても退屈な事はなく、最後まで飽きさせない展開。
細か
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

2.9


前評判とワンカットのみというのに惹かれて鑑賞。
しかし、ワンカットにする意味はあったのだろうか?さほど緊張感があるとは言えないプロットと共感できない登場人物。
久々の2点台。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.2

芦田愛菜と宮本信子の演技に感動。地味な映画だけど、これ本当にオススメです。公開日から1ヶ月以上経ち、見逃したかと思っていたら、細々と上映を続けてくれたTOHOに感謝。
音楽も良かった。
BLがキーにな
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

さすがバズ・ラーマン監督。単なる伝記映画に留まらず、見事な作品に仕上がっている。特に音楽に使い方が最高。傑作ムーラン・ルージュで見事ポリスのロクサーヌをアレンジしたように、今回もエルヴィスの名曲を時に>>続きを読む

オンリー・ユー(1994年製作の映画)

3.9

90年代に流行ったラブコメ。まだ純朴そうなロバート・ダウニー・JRがいい味出しているが、何といってもマリサ・トメイの魅力に溢れている映画。あらすじは、単純でカップルで見るのにちょうどいい感じ。
イタリ
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寝ずの番(2006年製作の映画)

4.0

津川雅彦の第一回監督作品、落語家を題材とした映画ときき、公開時に見に行った。いい意味で全く期待と異なる映画であった。まさしく大人の映画。所謂艶笑喜劇。絶対にTVでの放送は不可だろう。ある意味、これぞ映>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

カンヌ受賞のニュースを見て前売り券を購入。
倍賞千恵子の円熟もいいが、若手俳優に感心。磯村勇斗、河合優実がいい。
題材はさんざんニュースで取り上げているのでわかっていたが、やはり近未来で起きかねないこ
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地獄の花園(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

架空OL日記のテイストが入ったクローズオマージュ。永野芽郁の前半と後半のギャップは良かったが、前半のテイストを続けてくれたら、なお良かったのにと思った。永野芽郁の家庭のバックグラウンドを深堀したりする>>続きを読む

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.8

久しぶりに丁寧に作られた時代劇を堪能。
非常に良かった。丁寧な作りはさすが黒澤組のDNAのせいなのか。
若手を含め役者は良かった。ストーリーも、長岡藩の最期の戦闘を丁寧に描写して、飽きさせない展開。
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ビッグ・マグナム黒岩先生(1985年製作の映画)

2.4

昭和のB級映画はこんなものだったか。バブル前期の頃だが、バブル感皆無。ストーリーはあってなきがごとく、典型的なもの。最後に小粒な悪教師が懲らしめられるところまで良くある話。
ひたすら懐かしい顔ぶれを見
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.4

NHK大河ドラマ主演2人による地味な小品。よくこんなミニシアター系小品に売れっ子二人が出たなと思い、派手なだけの漫画原作本映画以外も大事にしてくれる売れっ子2人に感謝。予告編では綾瀬はるかと長谷川博己>>続きを読む

ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020年製作の映画)

3.5

巨匠(と言っていいだろう)チャン・イーモウ作品。予告編を見る限り、映画賛美のようなストーリーと思っていたが、ちょっと違った。文革の悲惨さ・理不尽さの描き方は非常にさらっとしているが、どうやら政治的な問>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

80年代映画そのもの!のっけからあの歌が出てきて、否応なしに気分は盛り上がる!
もし、これから見ようと思っているのであれば、絶対に前作を見るべし。また、前作を公開時に見ただけの人は、おさらいのためにも
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.3

スリランカのケース、ウクライナのケースでも最近耳にすることが多い難民問題を扱った映画。堅苦しいトーンはなく、青春映画としても楽しめると同時に、本問題の根深さを知ることができる一編。なるべく多くの人に見>>続きを読む

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.0

久しぶりに再鑑賞。前に見たときには前作の方がずっといいと思ったけど、続けて見た今回は、続編もなかなかいいぞ、と思った。恐らく前作の方がいいと思っていた理由は、歌われる音楽のテイストが自分好みだったので>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

音楽コメディの傑作。こういう映画を子供の時に見ると、一気に映画好きになるんだろう。最初はウーピーゴールドバーグのあくの強い演技が少し鼻につくが、彼女が修道院に慣れる頃に、あくの強さも消え、良くなった。>>続きを読む

ベル・オブ・ニューヨーク(1952年製作の映画)

3.5

う~ん、正直微妙だ。ヴェラ=エレンの素晴らしい踊りやスタイル、アステアのいつもながらの洒脱な踊りに歌、中盤のダンスなど、見どころは多いのだが、他のMGMミュージカルと比べると、正直落ちるかな。やはり、>>続きを読む

イースター・パレード(1948年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

多少個人的な思い入れがあるにせよ、MGMミュージカルの大傑作と言っても過言ではないだろう。まさに大学時代に初めて見たMGMミュージカル。この映画が最初に見たMGMミュージカルで本当に良かった。また、初>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.8

宮沢りえ、本当にいい女優になった。
杉咲花は、TV緊急取調室で知ったが、体当たりのいい演技。この後、いだてんやおちょやんに出演。
松坂桃李、駿河太郎も印象的な役。
細かなストーリーの解説は不要、とにか
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ツユクサ(2022年製作の映画)

4.5

いや~、いい映画だった。派手さは全くないが、役者が皆良かった。派手な演技が無く、極端な登場人物の苦悩みたいなものも見せられず、結構あっさり目だが、そこがいい。予告編にも出てくるが、主人公と仲が良い子供>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.5

約35年以上振りに鑑賞。前回は高校生の時にオーストラリアで字幕なしで見たため、若干分からないところがあったが、今回はAmazon Primeで視聴した。懐かしいヒット曲と単純なストーリー。ただ、ドッグ>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー賞のニュースを見て、観たいと思っていた作品。こういった賞もので地味な映画は話題になる頃には終わっていることが多く、今回も当初公開時期に鑑みて諦めたところ、TVCMで上映中を知り、慌てて観にき>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.5

こういう映画、好きだなぁ。小品佳作というのだろうか。小品佳作の割には出演はデ・ニーロ、アン・ハサウェイと豪華。デ・ニーロとその同僚が最高。若い者の年上に対する敬意や、デ・ニーロの若者に媚びず、かつ自然>>続きを読む

ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

5.0

内容は当然配信で視聴済み。
IMAXの圧倒的な音を体験したくて、映画館に行った。第一弾は満席だったのでアンコール上映はありがたい。まあ、最初の上映は短すぎるよね。

演奏シーンに特化かと思いきや、冒頭
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ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

3.5

海外では思いの外低評価のこの映画(低評価というより酷評か)、僕には思いの外良かった。確かにストーリー、プロットは単純で、先が見える展開。あまり意味があるとは思えない、登場人物の途中退出とか、要らないと>>続きを読む

熱海殺人事件(1986年製作の映画)

2.5

う〜ん、やはりこのような舞台劇は映画化したら妙なリアリティが出てくるので、無理があると思う。十二人の怒れる男達のようなシリアス劇ならともかく、理不尽な内容なつか演劇は向かない。
後半の劇中劇の個所は良
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相棒 劇場版Ⅳ 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断(2017年製作の映画)

3.0

はっきり言って間延びしている感あり。
無理矢理話しを大きくし、多くの人達に見せ場を作ろうとしているのが、ちょっと残念。テレビの50分くらいがちょうどいい。

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

予告編、CMがうまくミスリードしてくれて、
いい意味で予想外の内容だった。てっきり連れ去られた息子を取り返すアクション物だと思ったが、秀逸なロードムービーじゃないか!イーストウッドの枯れさ加減が何とも
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