kanoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

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ハァ〜大好き。
何にも考えないでこの粋な台詞の応酬をずっと見てたい。ラブコメの教科書だと思ってる。
キスのひとつもないのにめちゃくちゃ恋してる二人がとても可愛い。

ロボコップ(1987年製作の映画)

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どこもかしこも治安が悪くて、遠慮も配慮もなくて好き。監督の性癖全開!内容を忘れた頃に見返したくなる。
ファンタジーを感じるものの多い同時期のSFのなかでダントツに生々しいと思う。現実社会の醜悪なところ
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ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

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これ、好きだな。
車が事故っても会話を続けるとことか、タッパーのとことか完全に狂ってるのに、主人公の孤独を埋めたい気持ちを否定しきれなくなる。視点の振り方のバランスが絶妙だった。

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

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面白かったな~!
人物描写が細やかで濃厚だから物語にも厚みがある、けど登場人物たちの気性がカラッとしてるからしつこくない。四人ともがストレートに感情を口にしてくれるおかげで、わだかまりを長々引きずらな
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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

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最後の20分くらいずっと笑ってた。
ウェスが押してくるコメディのツボがやっぱり自分の好みなんだと分かった。始終、緩いしぬるいし犯行計画はお粗末だけど、なんだか放っておけなくなってしまう。不思議な味わい
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

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たまにすごく観たくなる。
このいきあたりばったり感、即興シナリオの混沌、着地点の見えなささがそのままベトナム戦争の様相に重なってるのがほんと面白い。
なんとか上手く仕上げようと思いついた材料次々放り込
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

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十年以上ぶりに観たんですが、こんな身につまされる気持ちになる映画だったかなと驚いた。主人公の娘とその子供たちのエピソードがつらい。

グラン・トリノを観てこの映画をなんとなく思い出したのは、どちらの主
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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ホアキン・フェニックスを見るための映画だなあと思った。あの壊れたおもちゃみたいなけたたましい笑い声、映画の余韻と共にしばらく耳に残りそう。
しかしどれほどの逆境にいても、引き金を引くか引かないかを決め
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

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イーストウッドが最後の自演作品として(当時)撮った映画らしく、イーストウッドが最後の自演作品として撮った映画だな!というかんじだった。彼の流儀が隅々までいきわたっていた。

ドラマの作りは丁寧かつ無駄
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

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訓練された観客向けの映画だった。

ケイティ、世界中のどこへ行っても楽しく生きていけそうで可愛かったな。
英語と並べて聞くと北京語の抑揚や響きが音楽的で美しいのがよくわかる。

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

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面白かった~~~!!
主人公がメンタルもフィジカルもつよつよだから見ていて気持ちがいい。サプライズに驚いて逃げるかと思いきやおもっきりパンチかますとことかずいぶん笑った。強気で勝ち気でアグレッシブ。
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

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イタリア南部の田舎の薄暗くて殺伐とした景色が印象的だった。町ごとマフィアに牛耳られてるのも、いかにも南部の陰という感じがする。

わりと淡々としたサスペンスだったけど、そこここにぐっと引き込む演出があ
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

5.0

最高~!
毎回、観終わった瞬間に万歳してしまう。ラストシーンが世界一好き。
題名が最高だし、ポスターが最高だし、なによりテイタムオニールが最高。
脚本がまた最高で、劇中の会話どこをとっても面白いのがテ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

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ノーランが撮ると戦争映画の画面もスタイリッシュになるんだな。澄んでいる。最後のスピットファイヤのシーンとか永久に見ていたいくらい綺麗だった。

これも紛れもない戦争映画だと思うけど、脱出サスペンスの要
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トランスアメリカ(2005年製作の映画)

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綺麗なダブルミーニングの題名だなあ。
普通の父子の関係を超越した不思議な親子で、ほんと色んなことをトランスしてると思う。
世を拗ねてるように見えて、両親の写真を大事に壁に飾っているトビーが愛おしくてな
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突撃(1957年製作の映画)

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「ダンケルク」が敵兵の姿がほとんど出てこない戦争映画だと聞いて、そういえばこれもそうではなかったかなと思い出して観た。

やっぱり面白かった〜!見せ方が上手すぎる。20年ぶりくらいに観たので頭の中の色
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メランコリック(2018年製作の映画)

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主人公がリアルだった。このお兄さん電車で隣に座ってたわ〜て感じがするくらいリアル。不思議な存在感があった。
銭湯の描写も細やかで生々しい。シャンプーの詰替作業とか客の雰囲気とか。この銭湯、隣町のやつじ
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

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面白かった〜〜!!!
ルイスがよかったな〜。産毛ほどの良心もないから、どれほど道徳にもとることでも一切迷いがないのが気持ちいい。利害で動いててある意味わかりやすいし、ビジネスではむしろ信頼できる気がす
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

5.0

何十回も観てるのにいつも面白いから不思議。
水辺での戦闘あたり好きすぎて参ってしまう。
これを初めて観たとき、実家のPCはネットに接続していなかったんですよね。95年っていうとネット普及率数%とかその
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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シャロンテート事件のif話てことだけは知ってたので主役の二人がヒーローみたいに颯爽と事件現場に現れるのかと思ったら、ぜんぜん想像を超えてて最高だった。
映画の紹介文に「闇を斬る!」てあったんだけど「完
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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キャプテンKが好きだな〜!お茶目でかっこいい。世情を大観する目があるのに、ぎりぎりの戦況のなかでも楽しんで生きてる姿は見ていて気持ちが良かった。

監督はウェスアンダーソンが好きなのかな。
カラフルな
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CUBE(1997年製作の映画)

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高校の頃に観たのに、内容をびっくりするくらい忘れててびっくりした。おかげで楽しめました。
装置の巨大さを思うとエイリアンが建造したというのが一番納得できる気がする。
水の一滴もないのに何十時間も立体迷
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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う~~ん好きだ!いいロードムービーだった。
トニーの食べっぷりがとても好き。やっぱり旅は食べてなんぼだよ。本場のケンタッキー見ておおはしゃぎする気持ちめちゃくちゃわかる。

トニーとドク、二人のあらゆ
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ガタカ(1997年製作の映画)

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「ガタカ」ってカタカナで題名を認識してたときには印象が薄かったんだけど、タイトルバックの原題を見ていきなり鮮烈な言葉になった。DNAの構成塩基のアルファベットのみで作られた単語なんですね。劇中の螺旋階>>続きを読む

ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

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すごく切なくなってしまうからあんまり見返せないんだけど、はちゃめちゃな二人の珍道中と素晴らしい景色の数々がとても好き。
半世紀以上、毎日一緒にいても恋人みたいでいられるの素敵だと思う。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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トニ・コレットの顔がものすごい。人間ってこんな顔できるんだな。彼女の表情だけで十二分に恐ろしい。

恐怖の演出が好きだな~~~!人物の後をじわ~っと追うようにカメラが遅れて動いたり、振り向く人物の表情
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オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン(2011年製作の映画)

5.0

大好き。世界一好き。
これ以上のミュージカルはないと思う。
この世で最高に美しい旋律。音楽や美術が世界一なのは言うまでもないけど、これはキャストもバレエもオケも素晴らしく素晴らしいので2004年の映画
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

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音楽が最高だった。
「This is Me」大好き~~~!!!どれも一発で耳に馴染む、キャッチーな音楽ばかりでミュージカルとしてとても心地よかった。

あと、映像がうっとりするほど素敵。どの画面もその
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

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最後のあたり画面が見えなくなるくらい泣いていた。
というか、もうわりとどこもかしこも泣けてしまって、ティッシュ抱えながら鑑賞していました。

ところどころで背景に流れるバロック音楽が不思議と調和してて
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スティング(1973年製作の映画)

5.0

楽しい!大好き!何回観ても面白い。
初めて観たのが小学生のときだったので、その後に出会ったものにこの映画へのオマージュを見つけることが多くあった。
オチや筋書きをぜんぶ知っていてもまた観たくなる、先が
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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お、お、おもしろい~~~!!!
めちゃくちゃ面白くて、150分があっという間に過ぎてしまって、終わってしまったのが惜しくてすぐに二回目を観てしまった。だというのに、映画を総括してこれこれこういうふうに
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

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最初から最後まで笑い倒してしまう。なんなら全台詞面白いというかおかしいと思う。
「用心なさい 酔ってます」のところ何回観ても吹き出すわ。続く、首相にファーストネームで呼びかけ子供を諭すように甘ったるく
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

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2021年のうちに観ようと思っていたのに、もう六月も終わろうとしているなんてな~~~!

2011年ぶりに観たので十年ぶりの再鑑賞なんですが、やっぱりこの映画の「宇宙」が一番好きだと思った。そりゃイン
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

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終盤の食卓のシーンで女性があんまり痛がるから生皮剥がされてるのかと思い、それは無理~~!ってギブアップしたことがあってそれ以来近づかずにいた映画。
今日、最後まで観てみて結末を見ておいてよかったなと思
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

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頭皮を剥ぐのは案外平気だった。
皮を剥ぐという行為が昔からどうにも恐ろしくてたまらなかったんだけど、これを見てわかった。たぶん生きたまま剥ぐのが無理なんだわ。ほとんどねじまき鳥のせいです。

タランテ
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SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(2016年製作の映画)

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画面の暗さと湿気がとても良かった。
ヴィクトリア時代の石炭煤の舞う灰色の空気や、路地に溜まる汚泥のぬかるみがそこここに感じられるのが好き。

BBCのドラマが大好きで何度も観てたんだけど、これだけ観た
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