『ジェイソン・ボーン』、『7月22日』、そして本作(西部劇)。職人肌の監督は色んなジャンルを引き受けるかと思うが、ポール・グリーングラスはセリフを書ける人で、この3作は自分で脚本を手がけているんですね>>続きを読む
キーヴィジュアルから重厚な人間ドラマかと思ったら、全然ちがいましたね。
狂信者、クズ、サイコ、ゴミ、全部載せ、どーん!
それぞれの要素だけだったなら、月並みな作品に仕上がったはずだが、悲惨極まりな>>続きを読む
スパイク・リーのベトナム戦争もの。
戦争中に埋めた金塊と戦死した仲間の骨を取り戻すために、かつての戦友たちが再結集。
冒頭のモハメド・アリのインタビューから続く反戦デモのニュース映像に、並々ならぬ>>続きを読む
Netflixは1億6千6百万ドルかけて、既視感しかない、陳腐なスペースオペラを作り上げた。
ザック・スナイダーは、きっと生真面目な方なんだろう。生真面目に色々と寄せ集めて、生真面目に切り貼りしてる>>続きを読む
実話に基づくストーリーとか。遺跡発掘というのは地味だけど、実はロマンがある。そのワクワク感を映像化することに成功していると思った。
サットン・フーの草原が美しく、雲や雨が実に魅力的に撮れている、戦闘>>続きを読む
このシリーズ、もういいかなと思っていたのが、サブスクのタイムラインに流れてきたので。パート1だけで、2時間半超えですか。
それでも、想定以上に面白かった。
毎回色々とツッコミや批判があるだろうけど>>続きを読む
ウソのような本当の話。マッチングアプリを利用した結婚詐欺と言っても、自家用ジェットを用意したり、スケールが大きい。金額も被害者数も。
被害者の方々が舞い上がっちゃうのも、わからない気がしないでもない>>続きを読む
ドラゴン、ダンジョン、プリンセス……何のひねりもない。ここまで陳腐な作品もかえって珍しい……のでは? 正直、よくこの脚本でゴーサインが出たな、と思う。
『ダンジョン飯』を実写化した方がはるかに良かっ>>続きを読む
実話ベースの告発もの。昔に比べてこの手の映画は少なくなったようですが、自分は嫌いではない。
アメリカンフットボールの元スター選手が50代で次々と自殺したり、認知症になったり。
アフリカ出身の監察医>>続きを読む
オープニング、計算され尽くした長回しのカメラワークにより、観る者も否応なしに暴動に巻き込まれてゆく。
白煙が棚引き、火花の散る機動隊と暴徒の衝突シーンの息を呑む様式美。これこそスペクタル。
団地が>>続きを読む
一見面白そうだけど、フタを開けてみれば……というのが、自分にとってのアレックス・ガーランド監督作。
今回も残念ながら同じ印象。森のトンネルのシーンは美しいし、村人たち(♂️)を同じ役者が演じるという>>続きを読む
ヨルゴス・ランティモスは、『ロブスター』とか、『聖なる鹿殺し』とか、退屈しないどころか、登場人物の感情の寄る辺なさとか、胸くそ悪い暴力とかに妙に惹きつけられるけど、なんか奇をてらっているようなところが>>続きを読む
前作でカレン・ギラン様が可愛かったので、続編も観ました。
やはりカレン・ギラン様は可愛かった。
以上!
刑事もやったし、ヤクザもやったし、次は…文明崩壊後の世界を舞台にハンターでもやってもらうか?
ワニと戦わせたらきっと絵になるぞ、とか。
映画スターとは、ヒーローでも何でもないのに、スクリーン映えす>>続きを読む
ドキュメンタリーかと思ったら、一応劇映画。ただし、アインシュタインのセリフは全て実際に言ったり、書いたりした言葉だとか。突然、田舎の風景の中で「エネルギーと質量は等価なのだ!」とか説明しだしたりして、>>続きを読む
ヤンキーマンガのルーチンをOLの世界に移し換えただけ……の作品ではない。
永野芽郁の冴えないアクションが可愛い。そしてアップ、黒いつぶらな瞳に吸い込まれそうになる。
ここでの点数が伸びてないのは、>>続きを読む
賞金首になり、殺し屋たちに終われるジョン・ウィック。
先ず冒頭の図書館での対決にしらける。年齢のせいもあるのかも知れないけど、アクションに切れがない。キアヌ、体をつくってないですね。
それからもな>>続きを読む
最強VS最凶、どちらが強いか? そりゃ最強に決まってますがな。
ヤクザの親分を演じても、デカに扮しても、安定のマ・ドンソク兄貴印のアクション映画。量産体制に入っていて、あっという間に飽きられるのでは>>続きを読む
はみ出しデカとヤクザの親ビンがケンカしながらも協力して、サイコな連続殺人鬼を追いつめる。そこにヤクザの抗争も絡んで……。ハチャメチャではあるけど、ありがちな展開。
とくに新鮮味はなく、マ・ドンソク兄>>続きを読む
車上生活を送る老婆シェパード。警察から駐車禁止を言い渡された彼女は、劇作家アランのカーポートに強引に住み着く…。ほとんど実話とか。
そんな話なんで、「映画的なエモーション」(もちろん、自分の言葉では>>続きを読む
『エニグマ』でアカデミー脚色賞を獲ったグレアム・ムーアの初監督作品で、オリジナル脚本も共同で手がけてますね。本業(?)は小説家、才人です。
前知識ほとんどなし、期待も特になく、ジャンルすら知らずに観>>続きを読む
それはダンジョンとかドラゴンですから、ゲームの映画化のさらにリブートですから、新鮮味は全くありません。ところが、どういうわけか、ちょこちょこ小ネタを挟んできて、ちょっとクスリとしてしまう。
いや、ほ>>続きを読む
「酷評されてるから期待しないで観たら、意外と悪くなかった……」というような感想が散見されますが……
自分的には酷評されても仕方ないかな、と。
このシリーズが盛り上がらず、打ち切りになりそうなのは、主人公に魅力がない、魔法に飽きた、だらだら続いているなど、色々な理由があるのかもしれませんが、結局二番煎じだからなんでしょうね。
つまんないとは>>続きを読む
『七人の侍』→『荒野の七人』→そして『宇宙の七人』(本作)。次は『パラレルワールドの七人』がつくられたりして。
女性たちが活躍することを除けば、全く新鮮味のないスペースオペラ、というか、そもそもスペ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
とうが立ったジュリア・ロバーツが街を見下ろしながら、「アタシ、本当にヒトが嫌い」と呟く。こういうオープニング好きだな。元アメリカンスイートハートは始終イライラ、ツンケンして感じが悪く、こっちが素ではな>>続きを読む
『レディ・バード』『ブックスマート』のビーニー・フェルドスタイン単独主演。さすがに16歳には見えません。
テレビからハッピーマンデーズが流れる時代のイギリス。地方のイケてない女の子の仕事と恋のサクセ>>続きを読む
学生時代、ニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』を読んで、永劫回帰という概念がどうにもピンとこなかったことを思い出す。この映画(と他の韓流ドラマ)を観て悟った。
それはループする時間の中で失敗や不幸>>続きを読む
1作目は、中身が子どものヒーローがハチャメチャやる楽しさがあった。スーパーパワーを手にしてはっちゃける感じが観ていてニンマリって感じだったけど、スタッフは同じであるにもかかわらず、2作目はごくフツー。>>続きを読む
そういえば、昔は刑事映画がたくさんつくられたものだなあ……って。いつか、そういえば、昔はスーパーヒーロー映画がたくさんつくられたものだなあ……という日がくるんだろう。生きているうちには、来なかったりし>>続きを読む
ジョージア(旧グルジア)のど田舎へ、丸々と肥えた行商の男がやって来る。そこではジャガイモが通貨の替わりに使用されているのだが、物々交換というのとはちょっと違うような。
刑務所や収容所で煙草が通貨とし>>続きを読む
ショートフィルム。
遠くを見つめる哀しげな男。何を見ているのか、何を考えているのか。
ちゃんと儚そうな表情つくれてるかなあ……撮影終わったら何食べようか、なんて。
哀しんでないのに哀しんでるフリ>>続きを読む
映画を観る時間がなかなかとれないので、ショートフィルムを。
ディスコ映画とホラーの融合。色々やりたいことをやれて、監督としては満足なのかもしれないけれど、観客としては不満しかありません。
高評価も納得の出来映えであり(回想シーンは平凡だけど)、主演の二人の演技(老人の執拗なアップ)に引き込まれる。改めてジョナサン・プライスは良い役者だなあと。
導入の「壁画(落書き)」にナレーションが>>続きを読む
実にシンプルなタイトルのフィンチャーの新作は、グラフィックノベル原作の殺し屋もの。
スミスの曲の歌詞を、ほとんど暗記していた元ファンからすると、こういう使われ方って……どうなんだろう。正直、戸惑って>>続きを読む
中華資本・ハリウッド製の女性(複数)スパイもの。
荒唐無稽とシリアスが巧くマッチしていないなあ……。
締まりのないアクション、大作なのに妙に安っぽさが漂い、全然爽快でない上に、だらだら続く。
『>>続きを読む