センス抜群。
そして、真面目にそのセンスを生かした作品。
オープニングクレジットの、文字のフォント、背景の色、文字の2色使いからしびれた。墨色のようなグレーがほんの少し入ったブラックとグレージュの2色>>続きを読む
そんなに昔ではないことにまず驚く。
シカゴにも白人の「いい人」「普通の人」が全く出てこないのは、それが現実なのか、敢えてそういう対立構造にしたのか、どうなんだろう。
映画って、そういうどっちつかずのグ>>続きを読む
泡沫候補を追うことで。人間社会が見えてくる、のは確かにそうだなとは思う。
そして残念ながらその社会の民度もしっかり見えてくる。
同行者は、頑張って一人でも世の中を変えたいと思ってる候補たちにちょっと感>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
杉咲花の演技力、半端ないです。
普通のドラマでもすごいなとは感じてたけど。
見終わった後、同行者が
「最近の映画はすぐに障害者は殺されちゃうな…」
と呟いていました。
「月」とはまた違ったテーマでは>>続きを読む
ジョージアの美しい自然の風景がほんの少し前には難民で溢れていたとは思えない。
チェチェンのイメージはとてもとても悪く、その隣国で生きるチェチェンからきた人々の幸福は、ジョージアという国の懐の大きさでも>>続きを読む
MX4Dで鑑賞。
私と同行者の二人しか観客がおらず、映画館を独占。元が取れないだろうな…。お陰で、水が飛んだり煙が出たりするたびに、遠慮なくヒェーっと声を出すことができたりはした(笑)
世界史に暗い>>続きを読む
「僕は君たちを憎まないことにした」が、早い段階で出てきたので、意外だったが、結局、最後まで右往左往、乗り越えることができなくて弱い自分のままだったのが、とてもリアルだった。
他の家族との確執も描かれ>>続きを読む
実話の映画化は外れなし!
でも、実話の方がやっぱり勝つよね。
時々織り込まれる本物の映像と最後の映像。映画よりホンモノのナイアドの方がすごそう(笑)
こうやって年齢を重ねた俳優が主役の映画が増えてい>>続きを読む
あまり期待してなかったのだが、意外とキネ旬の評価が高かったので、ふとみる気になって行ってきたのだが!
思わぬ拾い物をして得した気分。
どうして超能力が使えるようになったのかもわからないし、助けてくれ>>続きを読む
非常に面白い手法での映画。
まさしく「リアリティ」があった。
ちょうど町山智浩さんの「ゾンビ化するアメリカ」を読んでるので、アメリカ大丈夫か、大丈夫じゃないよなと、暗い気持ちになる。
お前はお前んとこ>>続きを読む
コン・リーって一体いくつだっけ?と後で調べてしまった。57歳か…!モノクロであったとはいえ、若いですねー。
当時の上海のパワーバランスが崩れかけている感じがよく出ていた。
ケイト・ブランシェットを見るだけでも価値ありの映画。
パトリシア・ハイスミスのドキュメンタリーを見て、「キャロル」を見るとまた感慨深い。
みなさんがレビューで、長さを感じないというのを信じて見にいく。
念の為エグゼクティブシートにしてみた(笑)
で、全く長さを感じず。少しも眠くならず疲れも感じず、ずっと没入して見た。
よくできた映画っ>>続きを読む
フィンランドの建築、特にアアルトの初期の建築の訪れる人を受け入れる空間というコンセプトが好きだ。
映し出される建物の空気感が伝わってきてその場にいるようなうれしい錯覚も感じた。
アイノさんが、素敵な人>>続きを読む
これが配信サービスで見られるとはなんと嬉しい。
オウムの信者にしても、マスコミにしても、近隣の住民にしても、みんな、普段は気が小さい「普通」の人なのに、かたや殺人集団となり、かたや排斥する側になり、>>続きを読む
パトリシア・ハイスミスの人生が小説的であり映画的。若い頃のゾクゾクするような生の輝きと美しさ、聡明さにやられてしまう!
恋人たちもおばあちゃんになってるのに、みんなステキなんだなー。正直でパワフルで知>>続きを読む
原作を読んでの鑑賞。
原作よりも早くネタバレする構成だったが、映画だと仕方ないかもしれない。
ガッキーが攻めてて頑張ってたなー。
大学生の女の子も、印象強い。
マイノリティへのやさしい共感はいいね。>>続きを読む
逢坂冬馬と奈倉有里の「文学キョーダイ!」に紹介されていたので、見てみた。
のんがさかなくんってそれアリかなと思ったが、アリだった。
今をときめく柳楽優弥や磯村優斗がのびのび脇役を楽しんでいて、この二>>続きを読む
全く飽きずに動画配信で鑑賞。
ということは、かなり面白かった?
わざとで素人っぽい演出をしてるのかなと思うようなところもあり、そこがまた味わい深かった。
お母さんの生き方が素敵すぎて、そこを大人に>>続きを読む
あー楽しかった!
イザベル・ユペールやっぱクールで最高の女優です。最初の登場がウザすぎて笑っちゃいます。
私生活もかっこいい人なんだろうなと思う。
オゾン監督の「8人の女たち」とテイストが同じだなと>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いやあー、面白かった!
途中まではなんでこんな面白い作品を公開してなかったの?と思ったが、途中から、30年前の日本ではムリだったなあと実感。コンプライアンス的にムリだっただろうし、何よりも先を行き過ぎ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ルーマニアという複雑な民族が絡み合った国で起こる、グローバリズムの負の現象。
多くの国の言葉が入り混じる食卓の風景。古くから多文化共生してきた歴史を私たちに見せてくれる。
そして、その多文化が共生>>続きを読む
まさに八面六臂の行動力。
こんなに精力的に行動しているのだな、宗教とはとても政治的なものなのだなと実感する。
司祭の性的虐待の謝罪のシーンを見て、謝罪を嫌がる人が多い日本だが、きちんと謝罪することで>>続きを読む
イザベル・ユペールが常に相手におもねることなく堂々としてるのがさすがフランス女性という感じ。
でもそのフランスでもこんな組合潰しや陰謀が罷り通っていることがショックでもある。
労働者に対する権利も他の>>続きを読む
賛否両論だというのは事前に知っていたので、犯人像が実際の事件とかなり乖離して人間味がある描かれ方をしているのだろうと予想して見たのだが。
しかし、問題はそこではなかった。
すみません、かなりキツイ>>続きを読む
こういう映画は見ることが応援になると思ってなるべく見るようにしたいのだけど、申し訳ないが後半眠くなってしまった…。
映画は見せるものなので、見せ方にもっと工夫をして、より多くの人が見ようとする映画に>>続きを読む
ハラリの「サピエンス全史」によると、人間は「物語」を作って認知革命を行った。それは人類を発展させ国を作り戦争を起こし人類が他の動物の頂点に君臨したという。
人類の発展には「物語」が必要不可欠だった。>>続きを読む
傑作でしょう!
映評をいくつか読んでからの鑑賞だった。
ドキュメンタリー監督の初めての劇映画ということで、ムリにドラマ仕立てにする必要はなかったところがあるのでは、という批評と、ジェンダー的にどうか>>続きを読む
イランもインテリ層はかなりのレベルだなぁと思うのだけど、地方に行くにつれ前近代の共同体の軛がそのまま残っていて、その格差が日本よりよほどすごそうだなというの感じる。
パナヒ監督くらいの人になるとそ>>続きを読む
映画館満員でした!
リチャード3世は中野京子の怖い絵シリーズでも、甥っ子二人の絵画の解説があり、そこで残虐な王として認識。
しかし、特に根拠があるわけでは無いのですね。
遺骨から側湾症であったことはた>>続きを読む
映画を見た直後よりも、見たずっと後に残る映画という作品がある。
「彼女のいない部屋」や「春江水暖」、「シークレットサンシャイン」が私にとっての後に残った作品だ。
何年も何年も繰り返し、胸の痛みが反芻さ>>続きを読む
劇中で「分断を生んでしまう」という言葉を何度も聞いたが、見終わって、分断などこの国には無いのではないか、と思ってしまった。
分断などという対立構造すら無く、政治への無関心と、政策よりも雰囲気を大事に>>続きを読む
原作を読んだので映画も是非に、と思って見た。
原作より映画の方が私にはよかった。
原作で想像を膨らませたり、想像が届かなかったところが見事に映像となっていた。
こういう時に原作の後に映画を見る喜びを感>>続きを読む
ナム・ジュヒョク目当ての方も多かったようだが、私は初めてお目にかかりました。なるほど皆さんが韓流に魅せられる気持ちが少しわかりました。
たぶんオリジナル版の方が良いのだろうなと思うところも多々あったが>>続きを読む
テレビドラマを存分に楽しんだので映画ももちろん見た!菅田将暉がこの髪型メッチャ似合うのは鼻の高さのせいだということを大画面で確認した笑
映画はというと、テレビドラマの延長という感じで、映画としての完成>>続きを読む
ダンス嫌いの私が見ても、ダンスすばらしい!
アートとしてダンスを見れば、ダンスはこんなふうに鑑賞できるのだということがわかっただけでも収穫であった。
バレエにしてもコンテンポラリーダンスにしても、作り>>続きを読む