この映画の何と言っても気持ち良いところは、タクシーの中での会話だろう。
会話はテンポよく進んでいくのだが、(他の作品にありがちな、結論に向かっていくタイプのものでなく)会話することで自分の思考が固まっ>>続きを読む
骨太の映画。
いやぁ、本当にいい映画だった。モノクロだし、時間も長いが、全く飽きずに最後まで集中して鑑賞した。
「赤い闇」もしんどい映画だったが、見るべき映画として心に刻んだ。(ロシアのやり口がよく>>続きを読む
沖縄がなし崩し的に基地が増殖していることを私たちは何も知らないんだなとつくづく思う。
沖縄だけの問題ではもちろんなく、こんなミサイル発射機基地を作ってしまったら、戦争するしかなくなるではないか。
中国>>続きを読む
この世界観。好きです。
大好きです。
前作よりも、ラブストーリー的な要素を取り入れた分だけ、映画としての完成度が高くなったと感じた。
ずっと見ていたい映像。
予想通り、好きなタイプの映画だった。
眠くならないか心配したけど、映像の美しさと、なんだろう、人生のままならなさと、確かさを映し出そうとする監督の姿勢をダイレクトに感じた。
17歳の恋する娘がセータ>>続きを読む
見るのが辛すぎる。
涙がなんというか、何筋も落ちていてマスクが濡れてしまった。
ストレス強すぎる。
何も知らない人、見るべき。
でももう十分知ってる人は、これ以上辛くなる必要あるかな、とも思う。
自>>続きを読む
事前にNHKの「映像の世紀」も見たし、町山智浩さんの解説も聞いた。予習バッチリのはずだったのだが。
よくわからないところ多し…。
けど、3時間あっという間の鑑賞ではあった。こんなにわからないのにな>>続きを読む
満員のキネマノイ。
岸本さんが区長になった瞬間、涙ぐんでしまった。周りの方もそんな感じ。
そんな映画滅多にないよね。
小関さんと東本さんの2人がいい。岸本さんと集会の後、自転車で議論するところがい>>続きを読む
3回目の鑑賞
小津安二郎生誕120年のNHKスペシャルを見て、急にまた見たくなった。
そこで指摘された、20代で戦死した映画監督山中貞雄の原節子への思い。山中貞雄は初めて原節子を映画に起用した監督であ>>続きを読む
クラウド・ファンディングで復活したナゴヤキネマ・ノイで鑑賞してきました。
ERの医師は、蜂谷Dr.のような切り替えのできるマッチョな方だからこそ精神を病まずにやっていける仕事だなあと思いました。
哲>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ようやくゴジラ-1鑑賞。
戦後の舞台設定が、「ほかげ」とも被った。
頑張ってました!期待以上でした。
最後の典子の首筋のアザは?
続編ありきなのかな、と思った。
ゴジラも復活してたし。
リュック・ベッソンの「ジョーカー」
エディット・ピアフを歌うシーンは泣けた。
ストーリーは荒唐無稽ではあったけど、これは見て得した。
たっぷりのダンスシーンを楽しめて満足。インドの映画ってどんなダンスでもインドダンスになってしまうのね。
しかしまさかの実話ベース!
しかも太鼓の4人がこの映画の元になってるとは笑
最後のNGO活動の>>続きを読む
夫婦間に起こる全ての出来事は他人から見ると、それは切り取った一部でしかなく、憎しみや愛情や二人の歴史は、二人にしかわからないものだ。
その切り取られ方で如何ようにも解釈されてしまうという怖さを描いた>>続きを読む
栗田科学の面々の人物造形がすばらしい。大人はこのように社会と接続していて欲しい、という見本を見せてくれている。
そこが秀逸でもあり、そこを敢えて描かなくてはいけないくらいの日本でもあるのだ、と感じた。>>続きを読む
ビクトル・エリセのどこが好きなのか、今回再認識した。
カットの絵としてのバランスと美しさのために、ずっと見ていられるということ。ものすごいセンスなんだよね。
眼福でした。
それから、台詞に無駄と陳腐>>続きを読む
実話の映画化はそれだけでエキサイティングで面白い。
でも、株に素人すぎて、せめて「空売り」の勉強をしてから見ればよかったと後悔した。
「空売り」とは人から借りて売りさばき、値が下がったから再び買い付>>続きを読む
映画ってこういうぶっ飛んだことができちゃうんだよね、と思った。映画ってやっぱすごいです。
人造人間の話だから、そりゃあ、現実の話ではないのだが、リアルな世界と作りあげた異世界が融合して、不思議な空間>>続きを読む
後々まで残る映画というものがある。
これもその一つになるだろうなと見終わった後確信した。
特別なことが起こるわけでもない。両親に虐待されているわけでもない。きょうだいがいないわけでもない。ただ、少し貧>>続きを読む
予想だにしない大号泣に戸惑う笑
マスクに隠れた口元がワナワナ震えるくらいの久しぶりの泣きっぷり。声あげそうになるのを抑えるくらい。
ストーリーも知ってたし、結構ベタな話なんだけど!
役所広司って声も>>続きを読む
カウリスマキ好きの人は画面を見てるだけで幸せになるのだが、満員の館内を見て、え?みんなファン?いや違うよね。みんな退屈しなかったかなあなどと余計な心配をした(笑)
しかも結構ベタだったし。でも、私が>>続きを読む
「ヤジと民主主義」とはしごして見た。
今日は秀逸なドキュメンタリーを2本も見ることができて幸せなんだが、今私たちが生きてる世界は幸せでないことを実感もしてしまう。
大国の影響と干渉を受けながら存在す>>続きを読む
結構最初の方から胃がキリキリしてきた。映画館がほぼ満員だったのがせめてもの救い。年齢層かなり高いですが。
よくぞ書籍化、映画化してくれました。感謝です。
北海道の立会演説会の聴衆はみんなが自民党大好き>>続きを読む
確かに「淡々とした奥深い映画」である。
キネ旬で2人が⭐️5、1人が⭐️4と高得点だったので、期待するなという方がムリな感じで見てしまった(笑)
私には淡々とし過ぎていました…。
バディものの映画た>>続きを読む
すごく面白い…。
でも昨日見た「コンクリート・ユートピア」より見た後の気分が悪い…。
よくこんな映画作るよね、Netflix。
私たち一般人はどうすりゃいいのさ。恐怖と警告だけ与えられてもね。これ>>続きを読む
極限状況で「普通の人たち」がどうなっていくのか。本来はリアルでないはずの設定が、非常に現実味を帯びて迫ってくる。単なるエンタメ映画を越えて、観客におまえはどうするのか?と突きつけてくる。
本当によくで>>続きを読む
ようやく見ることができた!
このふたりの強さだけでなく、優しさもすごく伝わる映画だ。
いつも機嫌良くて学ぶことがたくさんあるなあと思う。
「TAR」と関連付けて見ると、なお興味深く見ることができた。
音楽家とはなんと厄介な人たちなんだろう!
その家族の苦しみたるや!
キャリー・マリガンって笑っていても悲しげで、こういう役にぴったりだなと>>続きを読む
ようやくアキ・カウリスマキがわかる年になったということか。
染みる…。大好きかも。
美男美女の恋愛や、悲劇のヒロインや、反権力のヒーローだけで、この世はできていない。
映画がこの世を映すものだとし>>続きを読む
勉強不足で、美食家と料理人のこの時代の位置付けが今ひとつ分からず、最後まで腑に落ちない部分があり、そこが残念。
前半少し眠ってしまった…。残念な私です。
流石のジュリエット・ビノシュ、存在感とミュー>>続きを読む
TOTOとUNIQLOのトイレに関する事業の一環として作られた映画、と聞いて、うーん、微妙だなあと思いつつ見た。主人公の設定がトイレ清掃員ということで、やりがい搾取に繋がってしまう危惧も感じつつ。>>続きを読む
塚本晋也監督が小説家の小川哲のラジオ番組に出演して対談をしていたが、とても論理的で知的だな感じだった。「野火」では俳優として出演していて、とてもアグレッシブでパッションの人、というイメージを持っていた>>続きを読む
センス抜群。
そして、真面目にそのセンスを生かした作品。
オープニングクレジットの、文字のフォント、背景の色、文字の2色使いからしびれた。墨色のようなグレーがほんの少し入ったブラックとグレージュの2色>>続きを読む
そんなに昔ではないことにまず驚く。
シカゴにも白人の「いい人」「普通の人」が全く出てこないのは、それが現実なのか、敢えてそういう対立構造にしたのか、どうなんだろう。
映画って、そういうどっちつかずのグ>>続きを読む
泡沫候補を追うことで。人間社会が見えてくる、のは確かにそうだなとは思う。
そして残念ながらその社会の民度もしっかり見えてくる。
同行者は、頑張って一人でも世の中を変えたいと思ってる候補たちにちょっと感>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
杉咲花の演技力、半端ないです。
普通のドラマでもすごいなとは感じてたけど。
見終わった後、同行者が
「最近の映画はすぐに障害者は殺されちゃうな…」
と呟いていました。
「月」とはまた違ったテーマでは>>続きを読む