アッサムさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

アッサム

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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

20年代後半から30年代の米映画が無声映画からトーキーに変わる時代。
無声映画時代のスター達と映画業界を描いているが、破天荒だったり物悲しかったり、あっという間の3時間だった。
女優役のマーゴット・ロ
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テス 4Kリマスター版(1979年製作の映画)

3.8

学生の頃に深夜のTVで観た作品がリマスター版で上映すると知り早速鑑賞。
ストーリーは全く忘れていたので初めて観る様な感じだった。
流石に時代を感じさせる作りだったけれど、見応えはあった。
朝一の回で客
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理大囲城(2020年製作の映画)

4.0

内容が衝撃的。
大学を占拠した学生達の意見の食い違いから仲違いして行く様が何ともリアル過ぎて、逆にドラマっぽく見えた。

セールスマン(1969年製作の映画)

3.8

今の自分の仕事とダブって観えてきて、鳥肌が立った。
69年の米作品だったが.今の日本にも通じる普遍的な内容だった。
ただ、フロリダの街をオープンカーに乗って家々を廻るシーンがアメリカっぽくて、日本では
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愛国の告白—沈黙を破るPart2—(2022年製作の映画)

3.8

イスラエル軍のパレスチナ占領。
沈黙を破る元軍人達のインタビュー作品だが、難しいパレスチナ問題も分かりやすく観る事が出来た。

夢半ば(2022年製作の映画)

3.2

全部フェイクなのか否かは不明だが何となく観入ってしまう作品だった。
西葛西は今の住まいに近い事もあり、駅前の景色も見た事があるため親近感が湧く。
最近、『あなたの微笑み』も観たので、映画業界の大変さを
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あなたの微笑み(2022年製作の映画)

3.8

始まって間もなくTIFFの元ディレクター矢田部さんが本人役で出て来て驚いた。
後半はほとんどドキュメントかと思う様な感じで進んでいった。
主演の渡辺監督はTIFFで賞も取った映画監督で、TIFFで観た
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同じ下着を着るふたりの女(2021年製作の映画)

3.3

母親が娘に手を挙げるシーンには目を背けたくなった。
それでも離れられない娘に苛立ちの気持ちもあるけれど、現実にもありそう。
車は暴走したのか、母親が自らアクセルを踏んだのか、どちらだったのかが気になる
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.2

アダム・ドライバーが出演していたので鑑賞。
(彼は出演作を選んでいるみたいな印象があるから。)
サスペンスといえなくは無いけれど、些細な事柄に違和感を感じる家族の話し。

鬼火(2022年製作の映画)

3.6

面白い!
映画祭では上映されたが日本で一般公開は無理だと思う。
ジョアン・ペドロ・ロドリゲス監督は他にも幾つか撮っている様なので他の作品も観てみたいが、日本で観ることは出来るのかな?

ライフ(2022年製作の映画)

2.7

映画祭で上映。
面白そうだったので鑑賞したが何度か居眠りしてしまった。
3時間程あるのでちょっと退屈した。

理想郷(2022年製作の映画)

3.3

ローカルの村の住人との意見の違いでさまざまな出来事が起こる。
本当にありそうな内容で、ハラハラするシーンが幾つもあった。
ただ、フランスからスペインの田舎へ引っ越してきた元教師夫婦という設定が出来すぎ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

ポッドキャストで紹介されていた作品。
たまたまTIFFでの上映があったので観に行った。
イケメン二人のBLかと考えていたが違った。
龍太が亡くなった後の浩輔と龍太の母との関係性が予想を超える感じだった
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.6

オリジナルは観ていないが、今回のリメイクは良かった。
心に染みる。
自分の日々の生活の仕方についても問われている感じがした。
ラスト、結局元の生活に戻ってしまうあたりがリアル。
また、映画の舞台となっ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

とっても良く出来た作品だった。
前半は全く訳が分からなかったけれど。
本当はIMAXで観たかった。

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.5

観る前から劇場のロビーの熱気を感じるくらいで、期待感が膨らむ感じで鑑賞した。
フェイの出演パートで『夢中人』が掛かるとゾクゾクしてきた。
多分、劇場で観るのは3回目位だと思うけれど今回が一番楽しめたか
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Blue Island 憂鬱之島(2022年製作の映画)

3.3

ドキュメンタリーみたいだが再現ドラマのパートもある変わったスタイルの作品だったが、違和感は無く観る事が出来た。
自由を守るために命を賭けるって日本では現実味がないけれど、国や地域によっては現実にある出
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.8

地獄の逃避行みたいだなと思った。
只々、切ない映画だった。
長らく忘れ去られていた作品だったそうだが、劇場で観る事が出来た事に感謝する。

あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

3.8

とっても良い。
監督との酒の席でのやり取りは、彼女の方が上手。
大人の女性だなと感じた。
翌朝の留守電も本当にありそうだ。

イントロダクション(2020年製作の映画)

3.0

本編が始まる前、予告を観ている最中に寝入ってしまった。
パート1は全く観ずに起きたら2の途中だった。
残念!
いつもより若い出演者が多かった印象で新鮮だった。

初仕事(2020年製作の映画)

3.3

上映後に矢田部さんと監督のトークイベントがあったので内容は全く知らなかったが鑑賞。
2020年のTIFFで上映されていたそうだが、あの年のTIFFはほとんど観に行っていなかったので今回初めて知った。
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歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡(2019年製作の映画)

3.0

岩波ホール、最後の上映作品でヘルツォーク監督作品。
ヘルツォークのドキュメントは初めて観たが、フィッツカラルド等の様なのを期待して観てしまったのは間違っていた。
また、作品とは関係ないけれど、左隣の女
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私のはなし 部落のはなし(2022年製作の映画)

4.5

チラシを見て観たかった作品だった。
普段の生活で気にする事は無いけれど、解決には程遠いなと改めて感じる。
今日は監督のトークイベントもあった。
本編にも出演していた黒川教授とのトークだったがこちらも興
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

公開初日に観た人の書き込みで期待外れだったみたいなのがあったので、期待し過ぎない様にしようと思っていたが、面白かった。
どこかで観た様なシーンが幾つかあったが、これが『シン』シリーズなんだなと感じた。
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まっぱだか(2021年製作の映画)

3.0

公開二日目の舞台挨拶がある回を鑑賞。
神戸の街並みを観たいと思っていたが、それ程あちこちは映っていなくて残念。
地元出身者にとっては安楽監督の神戸弁が少し気になったが、東京の方だと観終わった後に知って
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マルクスは待ってくれる(2021年製作の映画)

3.0

かなりパーソナルな作品。
マルコ・ベロッキオ監督の双子の弟の自死を巡るドキュメントだが、監督のこれまでの作品を観ていたらもっと楽しめたと思う。

アメリカ・ラティーナ(2021年製作の映画)

3.3

オープニングのクレジットが出てくるシーンは、ワクワクする感じて引き込まれる。
横一線にクレジットが流れ、車で自宅に向かうワンカットみたいな映像は、これから始まる本編に胸が膨らむ。
映像はとても良かった
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アッカトーネ(1961年製作の映画)

3.3

多分、2000年の没後25年の特集上映の際、観たかもって思っていたが覚えていなかったので、今回の映画祭で鑑賞。
上映後の野村雅夫氏のトークイベントの解説を聞いて見方が分かった気がした。
パゾリーニがキ
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.5

ラストでホッとした。
ルーシー役のエミリー・チャンが今の若い子代表みたいで良かった。

牛久(2021年製作の映画)

3.5

チラシを見て知ってはいたが重そうなので観なくて良いかなと考えていたが、だげな時間で紹介されていたので鑑賞した。
観ていて辛くなるシーンもあり勧めたくはないけれど、映画ではなくてTVのニュースなんかで放
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.6

ウクライナ侵攻のこのタイミングでの日本公開の割には、劇場は3割くらいの入りだった。
別のスクリーンで上映中の『ひまわり』に集中していたのかもしれない。
日本に生まれて良かったと思ったと同時にラストには
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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

3.6

だげな時間で紹介されていたので鑑賞した。
既に都内では吉祥寺だけだったのでネット予約も出来なくなっているアップリンクなので、早めに行って当日券を取った。
当日券で観るなんて久しぶりだった。
映画の方は
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.8

『エレファント』と比べられるかもしれないけれど、随分違う内容だった。
こちらはニトラム本人が自ら追い込んでしまっている様な感じで切なかった。

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

3.5

学生の頃に映画雑誌の古本で見ていた作品。まさかの公開に驚いた。
スクリーンで観る事が出来ただけで満足だ。
もっと過激な作品かと予想していたが、それほどでは無かった。
ストーリーは多少ぶっ飛び過ぎの印象
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.2

オリジナル版は観ずに今回のリメイク版を観た。
今回のリメイク版は人種問題等のシリアスなテーマに重きを置いている作品で、予想と違っていた。
面白くない訳では無かったのだけれど、期待とは違うかったのでこの
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

だげな時間で紹介していたので観たくなって鑑賞。
丁度、アカデミー賞へのノミネートの発表もあったためか宝塚劇場の地下での上映だったが客はそこそこ入っていた。
学校の合唱発表会の音声が消されたシーンの演出
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