カルカンまぐろさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

3.5

むっちゃエゴ一直線すぎて胸糞悪くなるけど、なんかすげーもの観た、、ってなる。奥さんの気持ちを逮捕後とかのタイミングで掘り下げて欲しかった。

ボー・バーナムの明けても暮れても巣ごもり(2021年製作の映画)

3.2

自分の曲のリアクション動画のリアクション動画のリアクション…ってワイプが無限に続いてくやつ爆ウケでした。コメディや作曲だけでなく、限られた空間に素晴らしい空デ!って感じで多彩やな〜ってなりました。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.5

オリヴィアみたいな人と出会えるだけで人生変わるもんなんやろな〜と思ったのと、地獄絵図みたいなプールに突入する覚悟を決めていざって時にドアがあんま開かないみたいなとこ笑

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

ちょうどその頃俺も穂村弘のエッセイとかハマってたな〜とか、粋な夜電波終わっちゃったのよね〜とか、あの時代にこの2人も存在してたんだなというか、日本のポップカルチャー版フォレストガンプ的な。基本絹ちゃん>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

音尾さんが”金村殺しの一件”を切り出す直前のビビり散らかす演技すげえ良かった。切り出した直後の3人のリアクションがチグハグで、全部見終わった後にもう1回観ると、あーねみたいな。あと森高千里が終始チラつ>>続きを読む

シャイニング(1997年製作の映画)

3.3

4時間半の中で、霊の存在や過去の事件の裏付け等かなり具体的なところまで家族間で擦り合わせできてしまう感じがちょっと冷めちゃった。説明が丁寧なほどミニマルになってくというか、結果的にキューブリック版の考>>続きを読む

ロボコップ(1987年製作の映画)

3.2

銃撃シーンが毎回想像の3倍くらい長くてむごい。悪役は清々しいまでに悪役。マーフィが気の毒過ぎたのでもっとコメディ寄りの感じで観たかった感じはある。折角オモロボディしてるのに、!

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

行きずりの婆ちゃんの”指輪は輪っか 終わりがない 愛も一緒”みたいなサラッと出た素敵な台詞が、主人公の足枷も示唆していて残酷だけど粋やな〜と思いました。ホームレス≠ハウスレス

サウナのあるところ(2010年製作の映画)

2.9

偏りすぎじゃんってレベルで不幸話しか出てこないので気が滅入る。息子の話かと思ったら熊でした〜みたいな叙述トリック的なとこ小賢しくてウケました。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

思ったより楽しく観れたのでそれだけで良かった。ラストは完全にカルトに飲み込まれたいい笑顔。ストーリーオブマイライフの四女やったんかダニー!

HITOMA(2020年製作の映画)

3.0

あの頃のラーメンズぽいスタイリッシュさ。いやミルクバーのアレックスかも。

ムーン・ウォーカーズ(2015年製作の映画)

3.1

インディーズ連中に訳ありの大仕事が舞い込んできて文化祭みたいなノリで進行する系のコメディ。題材が題材なだけに期待しちゃったけどクソ薄くて、序盤の商談シーンでキューブリックの仮装するキャラが登場するくら>>続きを読む

シャイニング 北米公開版(1980年製作の映画)

4.0

通常版観た直後にこっち観ると、ここ絶対カットしちゃダメやろ!ってとこかなりあるな。旦那と禁酒の約束したんすよーってお医者さん言うシーンとか特にそうだし、カウンターに酒置いてない説明なんかも省いちゃうと>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.1

エンタメに振り切りすぎてて、別モノすぎててガッカリ感が半端じゃなかった。申し訳程度の空撮とか内装とか禁酒の件とか前作からトレースしてる部分も振るわなかった印象。前作であんだけインパクトあったシャワー室>>続きを読む

ROOM237(2012年製作の映画)

3.4

アポロ11号の月面着陸の映像をキューブリックが撮ったって説知らなかったけど結構有名な話なんすね。そんな考察もあんのかーって感じで全部楽しかったんだけど、逆再生云々とフェードインフェードアウトで重なる影>>続きを読む

温泉旅行記(霧島・黒川・嬉野)(2019年製作の映画)

3.3

ナレーションで献立読み上げてる後ろで奥さんが喋ってんのウケる。なんかとても貴重なものを観させてもらった気分。すぐ帰れる距離だからうちのばあちゃんは毎回泣かないけど。

東京少女(2019年製作の映画)

2.8

この作品でいう“電車の太ったサラリーマン”を若者全体の共通の敵みたいにして、おじさん相手なので結構ボロクソ言っても許されるっしょ みたいなやり口は良くないと思う。って今だから言えるけどこれに近い事は確>>続きを読む

くじらの湯(2019年製作の映画)

3.7

銭湯の熱気がムンムン伝わってくる。サウナの扉が開いた瞬間のすーっと解放される感じも。親がたまたま不機嫌だった とかで全然親切モードじゃない時の”目で盗まなきゃ”みたいなクソ感覚研ぎ澄まされる時のやつだ>>続きを読む

カジノ(1995年製作の映画)

3.7

空から監視してたFBIの飛行機がガス欠で庭に不時着してきたと思ったら走って逃げてくシーンめちゃウケたな。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

4.3

ラストまで観た上でもう一周すると、少年期が始まるまでのパートが素晴らしすぎた。アヘン窟でみる回想シーンのベル音はなるほどタレコミの罪悪感煽ってんのか〜とか、モーとヌードルスが再会する直前の計算され尽く>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

2.9

聖書の知識が全然ないのでピンとこないとこが結構あった。シガーケース見て、あこいつCIAや!のとことかしょーもなくて良かった。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.6

共産主義の縮図のようなバンドメンバーとマネージャーの関係性から展開するオフビートなロードムービーって感じでしょうか。いろんなシーンにハマろうと試行錯誤する様子、特に日焼けの件なんか結構ウケた。ジムジャ>>続きを読む

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

2.0

学生も食人族もフラットに見れちゃうくらい感情移入できなくて終始どうでもよかった。オチの嘘も全然鮮やかじゃないしその正義なんなん?ってなった。わかっちゃいたけどやっぱ自分には向いてなかった。

の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.8

目隠しからの「海老天隠さないで」の件とか、でんでんが水際でりんご齧る謎のカットとか、「あの灯りの方」って切ない台詞とか、好きなシーンいっぱいあったけど、秋吉久美子のテンダーロインステーキの注文の仕方が>>続きを読む

続・世界残酷物語(1963年製作の映画)

2.7

当時は海外の貴重な映像や!ってみんな目輝かして見てたんでしょうか知らんけど。今の時代モンド”映画”である必要全然ないもんな。前作で満足した。

ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.4

馬乗ったランボーが火炎瓶奪った辺りから、戦車と戦闘ヘリが衝突する辺りまでずっと忙し過ぎて最高だった。今回も弓矢爆弾大活躍してた。

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.5

お残しは許しまへんで!っていう誰も取りこぼさないランボーの姿勢格好いいー。エクスペンダブルって消耗品って意味なんすね〜。

世界残酷物語(1962年製作の映画)

3.3

“土人も文明人も等しく愚かで残酷なとこあるよね”みたいな本線の超脇道的な部分だけど、ドイツの酔っ払い達がカメラに向かってちょけたり踊ったり喧嘩したり朝方千鳥足で家路につく様子が”業の肯定”って感じで音>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

3.9

俺にとって戦争はまだ続いたままだ!から始まるランボーの独白に、当時の帰還兵に対しての世間の風当たりや、戦争の悲惨さとかメッセージが集約されていていいラストでした。執拗に市街地で暴れまくるシーンもこの台>>続きを読む

デトロイト・ロック・シティ(1999年製作の映画)

4.0

KISSのライブを観るためにドタバタするだけの話なんだけどボーイズ達が真っ直ぐでひたすらキュートで最高やった。エドワードファーロングがダンスコンテストに登壇するとこの地獄みたいなスローモーションの演出>>続きを読む

いまを生きる(1989年製作の映画)

3.7

ロビンウィリアムズの笑顔ってテラピー効果あるな〜。

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.1

OPの鮮やかなイントロダクションや、逮捕日の映像をカットインするタイミングなど、基本法廷シーンがメインなのにしっかりとショーアップもされていてオモロかった。啓蒙的な着地まで含めて全編通して素晴らしかっ>>続きを読む

ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録(1991年製作の映画)

3.8

フランシスが度重なるトラブルで徐々に狂気に飲み込まれてく様子が、妻エレノアからの近い距離で丁寧に映し出されてる。劇中に想像でどんどん膨らんでいくカーツ像を、終盤登場する本物のカーツが超えてこない残念な>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.2

OPの「故郷にも居場所がなくて戦地が恋しい」みたいな主人公のPTSD描写が見事で、以降ずっとブチ上がりだった。哨戒艇のクルーのノリや無邪気さが、主人公の内省的なキャラやミッション内容のシリアスさと乖離>>続きを読む