山の神が女性であること、繁栄のための男根崇拝要素など、民俗学的に細かな点を取っても素晴らしいストーリー展開であるが、これは原作の要素かな?
それにしても、アイテムの転用、変換が本当に素晴らしい。こんな>>続きを読む
炊き出しの場所、どんな邪悪な心を持っていたら思いつけるんだ?!本当に人を不幸にする天才だな?!
映画とは画面の運動その魅力によって観客を惹きつける行為。どこかで読んだ、映画が有ったのではなく観客が先に有ったのだ、という、それだってとどのつまり「観客がいかに目を釘付けにするか」が前提となるのが映>>続きを読む
テンポが良く見やすい、次の展開があまりに読めなくて面白い、急に女が男を好きになっているところもグッド、こういう作品が存在することに感謝
堀禎一の夏を、過ごしてみたいとおもった。
怠惰で汗ばんでてくだらない時間。
それでも水は冷たくて、自転車を漕ぐと幾分か涼しく、愛し合うと暑さは忘れるものである。
サザンとかの感じで、堀禎一に夏のイメージがある。自転車、水、裸、外で遊ぶ子どもの声、となりゃ、それもそうか。私の中に存在しないはずの夏休みが懐かしまれる。
途中に若い女が叱られた時は、スカッとジャパンだ!!と思った。
旦那にベタベタしときながら、「私、ミチヨさん怖いわ」って言う女、どの世に於いても嫌な女だ。
喋ってる人間にばかりカメラを向けるのに、それが>>続きを読む
動線・運動が異常!常に画面に運動がおきている。
周りの若者が(木陰ですらも)常にうごきまわっている時に、主人公・麦子だけがじっと止まっている。踊りも一人だけ遅れている。そんな中、無理矢理に動かされ>>続きを読む
本当に音が凄い。
廃品回収の音、子どもが遊ぶ音など、生活音が全て意味を持って(忌みを持って)いる。
怖い話の作り方と同じだと思った。
原作があるものについて、原作が大変に読みたくなったらそれは素晴らしい映画だと思う。
本筋とは異なるが、私の「宗教観」と一致する部分が多かった。
本名を忘れそのコミュニティ内のみでの名前を得ること、一>>続きを読む
『妄想少女オタク系』を観た時から思っていたのだが、堀禎一氏は音響にこだわりがあるのか?この作品ほぼアテレコだと思うんだけど、めちゃくちゃ音が美しい。濡れ場の音も凄い!なんてことない音も良い!
めちゃくちゃ良かった。
中盤までの絶妙なギャグが好みで、女6とかブチギレる池松壮亮とか無一文のところ横切る子どもとかソルポムのお兄ちゃんとか、笑っていいやら悪いやらの境目。小気味良い編集が見やすい。最>>続きを読む
まず、衣装・美術が最高。色合い、家の床、お父さんのアトリエまですべて綺麗。無機質な堤防でも色あざかやかなたま子がいるだけで絵が出来上がってる。
そいで、編集のテンポがすごく良い。音楽も素敵だし、悲>>続きを読む
バーさんの部屋掃除の演出、すこぶる良い。丁寧に身支度して本棚を綺麗にする様子が美しい。こういう細かな部分に尺を使うの好感が持てるし、動線も綺麗でした。
フック、貧困故とはいえ最悪すぎるな、まじで何も>>続きを読む
たけしの映画おもしろくてとても勉強になるけど、刑事とチンピラがほぼ同じ見た目だから外国映画見てるみたいな混乱が起きる、わざとなんだろうしそこが面白いんだけど。