花椒さんの映画レビュー・感想・評価

花椒

花椒

吼えろ鉄拳(1981年製作の映画)

3.7

エミー賞受賞記念世界の真田広之へ、その軌跡@新文芸坐

オープニングでいきなり真田広之が撃たれてしまうのだが、一人二役でした

香港ロケ作品

もう完全にこれはアイドル映画です😂
実際当時はアイドル的
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忍者武芸帖 百地三太夫(1980年製作の映画)

3.5

エミー賞受賞記念世界の真田広之へ、その軌跡@新文芸坐

真田広之初主演作らしい

チャンバラとカンフーの融合

真田広之は主演だけでなく、主題歌も担当。作詞野際陽子でちょっと驚いたが、そういえば、当時
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従軍慰安婦(1974年製作の映画)

3.8

生誕100年スタイリッシュ石井輝男@シネマヴェーラ渋谷

主演の中島ゆたかはトラック野郎の初代マドンナや千葉真一主演のパートナーを務めていた方

盧溝橋事件の頃
同郷の若い男女が片や戦士として、片や従
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ゴンドラ(2023年製作の映画)

4.0

無声映画

2台のゴンドラが行ったり来たりしてる間に女性添乗員はひまつぶしを次第にエスカレート

もうドリフですやん😆
加トちゃんと志村がどんどん被せて、最後に長さん(支配人?)が「だめだこりゃ」「次
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アイミタガイ(2024年製作の映画)

4.3

あらすじ読んでスコアと黒木華主演で観て損はないな、と映画館へ

草笛光子、風吹ジュン、西田尚美、安藤玉恵、黒木華となんて俺得😆と安定して観ていられた🙆

[中学の時にイジメから助けてくれ、そこから今で
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この星は、私の星じゃない(2019年製作の映画)

3.7

公開時からこの作品は知っていたのだが、正直どんな方なのか存じ上げず。
訃報を聞いてアンコール上映で観賞

日本のウーマン・リブ運動のリーダー格のひとり、と申し上げたらいいのだろうか。
ただ(彼女自身の
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.1

見終わった後は良作だけど、スコア高過ぎでは?と思ったのだが

ネタバレサイトやみなさんのレビュー見て、そういう風に観るべきなのかぁ、と感心して修正しました🙂

[1984年。ビリー・エリオットは母を亡
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取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境(2023年製作の映画)

4.2

ある意味日本人監督ならいろいろ忖度して描けない箇所はあるだろうな、とは思った。
女優さんだとかシェアハウスできる人を募集、実行するとか生活は苦しくとも比較的前向きに生きていける人たちが紹介される。もっ
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大殺陣(1964年製作の映画)

3.2

日本映画監督協会プレゼンツ時代と切り結ぶ映画作家たち@ラピュタ阿佐ヶ谷

里見浩太朗の60年前

自分が里見浩太朗を知ったのは水戸黄門の助さんからだが、それ以降はテレビ、というか卒業するまでは、ほぼ助
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イエローマーガリン(2023年製作の映画)

3.1

ん~~、レビュー数からしてスコアは信用してなかったが…

1クールのドラマに分割したら2,3話辺りで断念して見るの止めるかな😐
実際通路隔てての隣のお客さんはおそらくそれくらいで席を立って戻ってこなか
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オン・ザ・ロード~不屈の男 金大中~(2024年製作の映画)

4.2

どんな事象かはわからずともリアルタイムで「きんだいちゅう」事件は言葉として鮮明な記憶はあります

ソウルの春を見て全斗煥ってこんな顔の記憶がなかったんだが、私の知ってる顔は大統領の座から降りた時以降の
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.7

一応伝えておくと、
現在3部作が4kレストア公開中(特に〇〇周年とかではないみたい)

原題RAMBOⅢなんだね(初回作の原題はfirst blood)

ざっくり言えばアフガニスタンでソ連軍に拉致さ
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我が理想の国(2023年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリードリームショー山形in東京2024@k’s cinema

来年公開予定の作品を先駆けて公開ということらしい

インドの抗議デモを中心に

※インドはヒンズー教が8割、イスラム教が15
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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.9

スタローンとジェームズキャメロンの共同脚本ってなんか意外な組み合わせ。(キャメロンは今作のみ)

主題歌はスタローンの実弟
ステイン・アライヴ(実質サタデーナイトフィーバーの続編で監督はスタローン、本
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ブラッド・スウェット&ティアーズに何が起こったのか?(2023年製作の映画)

3.7

バンド名は知らなかったが、彼らの代表曲は耳に馴染みがあった。

ヒット曲のあるアメリカのバンドが1970年に東ヨーロッパツアーを行うことになった。バンドメンバーの殆どは軽い気持ちで引き受けてしまったが
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サムライ(1967年製作の映画)

3.6

追悼アラン・ドロンあるスターの存在証明@日仏学院

同世代なら榊原郁恵の曲のタイトルだったり、若かりし杉下右京(水谷豊)が床屋のモデルのようなヘアスタイルをしてた頃にCMで「アラン・ドロンかなぁ」とい
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.2

もしもアメリカで内戦が起きたら…の話。
その時、報道はどう動くか?

[ニューヨークで足止めを食らっているジャーナリストはワシントンへの進路を遮断されており、迂回をして大統領へのインタビューにこぎつけ
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思春期/ジャンヌ・モローの思春期(1979年製作の映画)

4.2

映画作家ジャンヌ・モロー@恵比寿ガーデンシネマ
誤解を生みそうななので言っておくが、ジャンヌ・モロー(が監督した作品)のタイトルが「思春期」であり、主演の女の子がジャンヌ・モローというわけではないです
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ボルテスV レガシー(2024年製作の映画)

3.6

コンバトラーVの次の作品だったんだね。
現在tokyomxで再放送やつてるのは公開に合わせてだろうね

日本の合体ロボアニメをフィリピンで実写化(そもそもフィリピン映画ってワイ見たことあるのか?)
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ジャズ・オン・パレード1954年 東京シンデレラ娘(1954年製作の映画)

3.6

安西郷子生誕90年新東宝特集@シネマヴェーラ渋谷

当時のパンフのコピーがシネマヴェーラに飾られていたのだが、東京シンデレラ娘が主題でジャズオンパレードの方が副題でした

まあ、ジャズというよりは昭和
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マミー(2024年製作の映画)

3.7

まず、おそらく公開当初にはなかったと思われるテロップが。
この作品に登場する人物に対する誹謗中傷がよせられてしまい、実生活にまで危害が及んでいるとのこと。
SNS等への誹謗中傷は止めていただきたく、状
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カックン超特急(1959年製作の映画)

3.5

トム&ジェリーで見たようなオープニング😂
てか、これ実写でやんのかい😙

く だ ら な い(褒めてる😄)

由利徹といえば世代的には寺内貫太郎一家やムー一族なんだが、いわゆる植木等の無責任シリーズに
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BISHU 〜世界でいちばん優しい服〜(2024年製作の映画)

3.8

推し活で観賞。それ故にスコアは贔屓目に🙂
主演の名前、見覚えあると思ったらミッドナイトスワンでバレリーナを目指す草彅剛の姪を演じた人でした。
あれから4年。知らずに観てたら絶対に彼女と気づかなかったか
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ヒューマン・ポジション(2022年製作の映画)

-

あらすじの結論読んで、あぁそういう話だったんだ?となる
ちょっとそんなふうには読み取れなかった

[新聞記者のアスタは療養期間を経て今日から職場復帰復帰。地元に根付いた取材を続ける。
長年工場で働いて
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忘れない、パレスチナの子どもたちを(2022年製作の映画)

3.6

パレスチナでイスラエルに爆撃されて亡くなった子供たちの家族や兄弟が彼等の思い出を語る。それをと次の子供、家族と切り替わっていく

死亡確認からどれくらい経ってからのインタビューなのかは不明
前半の方は
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威風堂々~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~(2024年製作の映画)

3.5

君たちはまだ長いトンネルの下、縁の下のイミグレに続く、なるせゆうせい監督の日本の社会問題を抉る第3弾?

舞台挨拶の回があったのだが、スケジュールが合わず、通常上映で

[空は親から大学は国公立しか学
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ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ(2024年製作の映画)

3.7

このシリーズのファンなら見て損はないかと

阪元裕吾とは別のもう一人の監督がいた

メイキングはジャッキー・チェンのエンディングで見慣れている世代(まあ、あれをNG集と呼ぶかメイキングと捉えるかは意見
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

評価高いな…

さくらがコーチが同性愛と知って嫌悪するようになったのはわかるけど、さくらが試合に来なかったのはやっぱり吃音の自分とペアを組むのがイヤだつたんだ、気持ち悪いと思ってたんだ、とタクヤは感じ
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リリー・マルレーン 4K デジタルリマスター版(1980年製作の映画)

3.6

日替わり上映。おそらくライナー・ヴェルナー・ファスビンダー作品括りで

第二次大戦に金を稼ぐ為にスイスで働くドイツ人女性歌手とユダヤ人男性の恋模様を中心に。女性は戦場の慰問で歌を披露

タイトルは曲の
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ボストン1947(2023年製作の映画)

3.8

1992バルセロナ五輪で韓国がマラソンで金メダルを取ったんだけど、それまで全然メダル候補すらいなくて唐突に現れた、と思っていたのだが歴史を紐解くと実はかねてより強豪国(地域)だった。
ちなみにこの作品
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

3.9

随分メジャーになったよね、このシリーズ。1の時は都内だとシネマ・ロサとmovix昭島のみの上映だったのに3週目になっても都内で2桁の上映館
(首都圏で観るならシネマ・ロサの観客が一番熱量あるかと。出演
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山里は持続可能な世界だった(2024年製作の映画)

3.5

原村政樹監督の農業や田舎(過疎地)のドキュメンタリーは割と観てはいるのだが、どうも今回はイマイチというか

公式サイトや監督へのインタビューを見ると懐古趣味で作ってはないとのことだが、結果としてそうな
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スミコ22(2024年製作の映画)

3.8

あらすじに書いてあるほど前向きな話のようには思えなかった
(おっさんだから説教モードに入って観賞してるとそう思うのかもしれない)

いや、クスッと笑えるシーンは随所にあって面白かったけど

4人で集ま
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独立愚連隊(1959年製作の映画)

3.8

日本映画監督協会プレゼンツ時代と切り結ぶ映画作家たち@ラピュタ阿佐ヶ谷

[終戦間近の北支戦線で危険な任務に当たる独立愚連隊のところに従軍記者(佐藤允)がやってくる。実は元軍曹でこの部隊で戦死した弟の
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セッションマン:ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男(2023年製作の映画)

3.5

ホプキンスで思い浮かべる有名人はシェーンととともにカープ初優勝の立役者となった助っ人。南海でもプレーしたのは記憶にない
引退後、医師になったのは知らなかった
(映画好きならアンソニーと答えろよ😙)
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ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

4.1

予告編見ると母と息子しか関係性が掻い摘んでなかったからてっきりろうあ者のシングルマザーとcoda(耳の聞こえない親を持つ耳の聞こえる子供)の話かと思いきや普通に父親はいました

両親の人物像だけでなく
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