花椒さんの映画レビュー・感想・評価

花椒

花椒

デビルマン 妖鳥シレーヌ編(1990年製作の映画)

3.4

これはテレビ放映はしてないやつ?
70年代の原作を1990年に移行している
タレちゃん(ミキの弟)がTVゲームしてた

エンディングよくわからなかったなぁ。ミキの両親ははなぜ助かったのか(呪縛から解放
>>続きを読む

ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

3.6

フランス映画入門@東京日仏学院

ヒロシマモナムールという映画があるのは最近まで知らなかった

私にとっては80年代のハードロックバンド、アルカトラスの曲名。
ボーカルが元レインボーのグラハム・ボネッ
>>続きを読む

ヨーヨー(1965年製作の映画)

3.9

ロボットドリームズ関連作品として観賞(わかる人はわかる)

近現代史の変遷を子供のピエロ、ヨーヨーとその親を通じて

大恐慌、第二次大戦、テレビの登場…
そして映画はサイレントからトーキーへ

前半は
>>続きを読む

女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

3.8

そろそろ親も結婚してくれないかなあ、と適齢期を過ぎた男がテレビで見た歌手に恋をしてしまう。
彼の取った行動とは?

エンディングはどういうこと?この後戻ってくるよね?…

破局(1961年製作の映画)

3.8

恋する男と併映された短編

サイレントのショートコント

志村けんの大丈夫だぁでこんなニュアンスのコントはあったと思う。知らんけど😁

恋人からまさかの別れの手紙が。返事を書こうとするも、なにもかもが
>>続きを読む

デビルマン 誕生編(1987年製作の映画)

3.7

デビルマン誕生秘話

テレビシリーズから10年以上のブランクがあっての製作。

音楽が80年代のロックサウンド。日本のハードロックバンド、アンセムが音楽担当(一般的に馴染み深いテレビシリーズのオープニ
>>続きを読む

ブラックバード、ブラックベリー、私は私。/ブラックバード、ブラックバード、ブラックベリー(2023年製作の映画)

3.6

ちょっと想像してたのとは異なる内容。中高年の独身女性が1人で生きていくには、みたいな内容かと思いきや、なぜ彼女はこれまで独身生活を続けてきたのか?と中高年の性生活全般の話題が組み込まれて、エンディング>>続きを読む

リュミエール!(2016年製作の映画)

4.1

映画の父と称される人は何名かいるがその1人(一組)に挙げられるのがリュミエール兄弟

エジソンが発明したのはいわゆる今で言うところのビデオカメラだが、その映像を見れるのは1人だけであり(万華鏡みたいな
>>続きを読む

正義の行方(2024年製作の映画)

4.2

死刑映画週間@渋谷ユーロスペース

今日(2/13)も無罪が確定した袴田巌さんに対していまだに犯人扱いのようなコメントを残した検事総長が発言を撤回してない為、弁護団は国を提訴する報道がありました

>>続きを読む

ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

3.9

[ニューヨークを訪れたイングリッドは旧友であるマーサと再会する
ガンのステージが進行しているマーサはイングリッドに安楽死を望んでいるが、ひとりぼっちでは死にたくないと
親友に断られたマーサはイングリッ
>>続きを読む

現金に手を出すな(1954年製作の映画)

3.7

楽しくて怖い酒映画傑作選@シネマヴェーラ渋谷

映画のタイトルとしては結構聞いたことがあるので上映機会のある今回せっかくなので

ジャン・ギャバンとジャンヌ・モローは名前を聞いたことがあるが、観た後で
>>続きを読む

サンセット・サンライズ(2025年製作の映画)

3.9

コロナが蔓延し始めた頃の話

[宮城県の海沿いの町。東日本大震災の影響で空き家が増え、自治体は空き家対策として貸し出しを始める。自治体の空き家対策の担当者の百香(井上)も空家を抱えており、入居者募集を
>>続きを読む

脱出(1944年製作の映画)

-

楽しくて怖い酒映画傑作選@シネマヴェーラ渋谷

一部寝落ちしてたので評価対象外で💦

ヘミングウェイの「持つと持たぬと」が原作

ローレン・バコールを存じ上げなかったのだが、今作がデビュー作でハンフリ
>>続きを読む

(2025年製作の映画)

3.7

四半世紀前に長塚京三がいきなり理想の上司ランキングに登場したのはリアルタイムなら知ってるウイスキーのCM出演によって。部下と思われる女性から「課長の背中見るのが好きなんです」「しばらく見てていいですか>>続きを読む

苦悩のリスト(2023年製作の映画)

4.1

のっけから衝撃映像

飛行機の車輪部分に捕まる人が離陸すると間もなく耐えきれなくなったのか、落下する

フィクションやアニメでしか見ない光景

捕まっていた人は属性がわかるが、どんな状況でどんな飛行機
>>続きを読む

フード・インク ポスト・コロナ(2023年製作の映画)

4.0

[コロナ対策をしてない食品工場でパンデミックが発生し、スーパーから食品が消えた

農場では奴隷制度と変わらないような中南米からの人材を低賃金で確保

魚の乱獲で漁場から魚がいなくなった。今、再び漁場に
>>続きを読む

アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

3.7

タイトルは見習い、の意味ではあるがこれ、トランプが1次政権前にホストをしていたリアリティショーの番組名らしい。見習いとしてトランプの会社で働く参加者が毎回課題を与えられ、1人ずつ脱落し、最後に残った者>>続きを読む

燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

3.7

アジアシネマ的感性@morc阿佐ヶ谷

[法改正により、香港を象徴するネオン看板が街から消えて久しい
ネオン職人だった夫を亡くして、妻は夫がやり残した作品を引き継いで取り掛かろうと工房に向かったら誰も
>>続きを読む

型破りな教室(2023年製作の映画)

4.1

[メキシコの国境にある治安の悪い街。学校に通わず(通えず)、犯罪に走る若者も少なくない
その中にある小学校に新しい先生が赴任することに。
彼は国の指導要領には従わず、来て早々に教室内の机を取っ払った。
>>続きを読む

近江ミッション 願いと 祈りと 喜びと(2024年製作の映画)

4.3

滋賀県の近江八幡市のすぐ近くに琵琶湖の見えるキリスト教の病院のホスピスを中心に終末医療の現場の紹介。
看取る為の施設、というよりも患者がどんな最期を迎えたいか、その手助けをすると言った方が正しいかと。
>>続きを読む

国境ナイトクルージング(2023年製作の映画)

3.8

アジアシネマ的感性@morc阿佐ヶ谷

チョウ・ドンユィ目当てで。新作時に観賞機会を逃してしまった

私は勝手に彼女を中国の伊藤沙莉と呼んでいる🙂(いや、伊藤沙莉の方が年下なんだけど)
 
[たまたま
>>続きを読む

勇敢な市民(2023年製作の映画)

3.8

日本のマンガが原作かと思いきや韓国のwebマンガが原作とのこと
 
[理事の息子が学校でやりたい放題。そこに臨時採用の教師が赴任してきた。
実は彼女は格闘技をマスターした元五輪候補者だった…]

まあ
>>続きを読む

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

4.3

満席(に近い状態)から落ち着いてきたのでやっと観賞

統合失調症を患った監督の姉を監督が帰省ごとに映像に収めていく(発症から既に20年近く経ってから撮影開始)

姉が発症した頃、おそらく当時はまだ「精
>>続きを読む

海底軍艦(1963年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭@グランドサンシャイン池袋

ざっくりいえば地底人が地上人に攻撃を仕掛ける話

顔と名前が一致したのは高島忠夫、藤木悠、田崎潤、平田昭彦

刑事役の人が小泉博だったのか。顔までは思い出
>>続きを読む

MR. JIMMY ミスター・ジミー レッドツェッペリンに全てを捧げた男(2023年製作の映画)

4.0

[レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジを完コピするジミー桜井。コピーバンドでツェッペリンの曲も何年のライブなのかを完璧に弾き分ける。
評判を聞きつけた来日中のジミー・ペイジ本人が彼のライブ
>>続きを読む

その街のこども 劇場版(2010年製作の映画)

4.2

阪神大震災から15年を記念して製作されたテレビドラマの劇場版らしい

[阪神大震災から15年の前日、たまたま同じ新幹線に乗っていた2人が新神戸で降りる。2人とも子供の頃、阪神大震災を神戸で経験し、10
>>続きを読む

お坊さまと鉄砲(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

[民主化への転換を図るブータンで選模擬挙が行われることに。僧侶は弟子に投票日までに銃を2丁手配してこいと命令し、弟子は奔走するのだが…]

シリアスでキナ臭い話かと思いきや、エンディングはコメディでし
>>続きを読む

小学校~それは小さな社会~(2023年製作の映画)

4.2

都内のある小学校の1年生と6年生を追った2021年度
1年生の入学前から2年生になった直後までを

コロナ禍でなおかつ五輪に巻き込まれる(駆り出される)

途中、学者が先生が参加するシンポジウムで警鐘
>>続きを読む

ここにいる、生きている。 〜消えゆく海藻の森に導かれて〜(2024年製作の映画)

4.4

海の「砂漠化」が地球規模で発生している
海藻が育たなくなり、ウニが大量発生する(ウニも食べるものがないので中身がなく、売り物にもならない)

ここ数年で砂漠化は一気に進行しており、その対策を実施してい
>>続きを読む

アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

4.0

90分弱にしては長く感じたのは、ずっと主役級と出てきたら必ず爪痕残す荒川良々のメンツ故に満腹感を感じてしまったからだと思う

川沿いにあるベンチを舞台に全5話からなるオムニバス(1話と5話は同じキャス
>>続きを読む

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち HDリマスター版(1978年製作の映画)

3.7

タッチが懐かしい感じのするアニメだが、なんのことはない、1978年作品でした

児童文学が原作らしいけどオトナでも難しい話しに思えたぞ

[予知能力のある子ウサギは悪いことが起きるかもしれないから、こ
>>続きを読む

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.9

組織としてのビーキーパーはどういう組織体でこう名付けられたのはイマイチ分からなかったが、細かいことはどうでもいいんだよ😆

1vs大勢の痛快アクションだが、組織的詐欺集団を制裁する為に対峙するのが警察
>>続きを読む

レッド・サン(1971年製作の映画)

3.9

ダーバンとマンダムとサッポロビール、夢の共演😄←アラ還以上でないと多分わからない

アメリカだと思ったらフランス映画なんだね

の割にはアラン・ドロンの出番は多くなく
思った以上に三船敏郎の出番が多い
>>続きを読む

Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014(2024年製作の映画)

3.9

劇場では初上映らしいので新作扱いで

自分の近くの劇場では今週いっぱいの上映ばかりなので取り急ぎ

前年のオーケストラとの共演をアップデートした形で、とのコンセプト
(前回は指揮者がいたが今回は指揮兼
>>続きを読む

動物界(2023年製作の映画)

4.1

[人間が動物に変異していく奇病がパンデミックに。フランスでは感染者を隔離する政策を取ることに

妻を取り戻す為に夫は隔離施設の近くに一人息子と引っ越すのだが…]

意外と面白かった

物語そのものを楽
>>続きを読む

大きな家(2024年製作の映画)

3.7

児童養護施設で暮らす(した)子供や職員のドキュメンタリー

ん~~、14歳の栞でも同じような注意事項が示されていたけど
その割には監督自身(製作会社は一緒?)が被写体についてのプライバシー保護を怠って
>>続きを読む