花椒さんの映画レビュー・感想・評価

花椒

花椒

ビバ・マエストロ! 指揮者ドゥダメルの挑戦(2022年製作の映画)

4.5

これは個人的年間ベストテン当確です🙆

ベネズエラ人の指揮者であるグスターボ・ドゥダメルを追ったドキュメンタリー。
彼はエル・システマというベネズエラ人の子供が貧富の差関係なく音楽教育によって見出され
>>続きを読む

たまもの(2004年製作の映画)

-

本人的には彼女出演作のドキュメンタリー「あんにょん由美香」か「監督失格」を観に来たイメージでいたのだが、蓋を開けてみたら普通にポルノ映画でした。

なぜかmoosic labの特集内で上映されていて意
>>続きを読む

アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師(2024年製作の映画)

4.1

カメラを止めるなの上田慎一郎が有名なキャストを集めての初監督かしら?

[マジメだが、融通が利かず気弱な税務署員の熊沢(内野)
脱税疑惑のある実業家橘(小澤)を追跡するが、濡れ衣を着せられ、今後は追わ
>>続きを読む

コール・ミー・ダンサー(2023年製作の映画)

4.1

ドキュメンタリー

インドで独学でヒップホップダンスを習得した若者がオーディション番組で才能を認められてダンススクールに通うことに

バレエを学ぶことになったが、バレエダンサーを目指すには遅すぎ、コン
>>続きを読む

拳と祈り ―袴田巖の生涯―(2024年製作の映画)

4.5

袴田巌さんが釈放されてから彼を取材し、10月に無罪が確定してやっと公開にこぎつけた、ということなのだろう

それにしても無罪であった人を死刑判決して50年以上拘留、精神を病んでしまう状況に陥らせてもな
>>続きを読む

サウンド・オブ・フリーダム(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

モデルとなった人が凄いのは分かるけど、ちょっとエンディングに向けてあまりにもリアリティなさ過ぎで冷めてしまったところがあり、残念
·手を上げて銃を向けられていたのになんで夜になったら単独行動が可能なの
>>続きを読む

NO ハンブルク NO ビートルズ(2024年製作の映画)

3.7

フライヤーのコピーは言い過ぎ😐

一般的に知られている4人になるまでのビートルズ史を紹介する内容

リンゴの前に別のドラマーがいたことは確か以前映画にもなっていたよね?

ポールが以前はギター担当だと
>>続きを読む

ノーヴィス(2021年製作の映画)

3.6

「セッション」の音響だった方の初監督作品と聞いてなんか納得

大学のボート部に入部した主人公がストイックにトレーニング、練習をしていく話。ある意味、同期だけでなくコーチや先輩からも引かれている…

>>続きを読む

ハービー・ハンコック ポシビリティーズ(2006年製作の映画)

3.7

現在ハービー・ハンコックが来日中ということでそれに併せての上映という粋なはからい(フェス関連は把握しているが、単独公演があるのかは不明)

20代の頃にマイルス・デイヴィスのツアーに参加。
ジャズの枠
>>続きを読む

オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版(2024年製作の映画)

3.9

♪カッコいいゴールなんてさあっという間におしまい

がんばりましょうのオープニングのパートって森くんだったよね?

もう四半世紀以上前か
アラフォー未満だともうこの人が元SMAPということ自体知らない
>>続きを読む

ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.7

1920年代?のフランス。公爵開催のパーティーでの一波乱

結婚は指定ながらも公爵夫妻それぞれに愛人(恋人は)おり…

個人的には登場人物がイマイチこんがらがってしまい、途中展開が分からなくなってしま
>>続きを読む

ベルナデット 最強のファーストレディ(2023年製作の映画)

3.8

最初の方に本人の映像が紹介されるのだが、カトリーヌ・ドヌーヴ正直似てない(寄せてもない)

もっと華奢な感じ(まあ、時期によって異なるのだろうが)

最初に「この作品は事実を元に自由に脚色した作品」
>>続きを読む

ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

3.8

70-80年代フランシス・コッポラ特集上映終わりなき再編集@新宿武蔵野館

リアルタイムで観賞、その後テレビで見たかもしれない?ので40年ぶりくらい
※リプライズ版立っているので本来はそちらに投稿すべ
>>続きを読む

クルージング(1980年製作の映画)

3.4

43年ぶりの日本公開とのこと(なぜ今なのかはイマイチわからず)

映画がヒットしていたかはともかく、当時結構クルージングという言葉自体が日本では一人歩きしていた印象があります。

女の子を誘ってみたけ
>>続きを読む

マザー(2014年製作の映画)

3.1

楳図かずお追悼上映@アップリンク吉祥寺(既に上映終了)

楳図先生自身が監督なんだね
話自体は深く考えないほうがいいような

実際の話している楳図かずおを知っている人だと片岡愛之助では全く楳図かずお感
>>続きを読む

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.6

おかわり決定😍

おそらく2024マイベストムービーに選ぶかと

[ニューヨークでアパートで独り暮らしをしている犬。隣のアパートで幸せそうにしているカップルを羨ましく眺める

通販で組み立て式お友達ロ
>>続きを読む

ポルノ時代劇 忘八武士道(1973年製作の映画)

3.7

生誕100年スタイリッシュ石井輝男@シネマヴェーラ渋谷

用心棒として雇われた丹波哲郎と吉原の元締の伊吹吾郎は最後に戦うのか?という話

ひし美ゆり子(ウルトラセブンのアンヌ隊員)目当てで😙
ウルトラ
>>続きを読む

私は憎まない(2024年製作の映画)

4.3

[パレスチナガザ地区在住でイスラエルに医師として通勤していた医師(パレスチナ人医師がイスラエルで働くこと自体が初のケースらしい)
その医師の住む家がイスラエル軍に爆撃され、彼の3人の娘が亡くなった。娘
>>続きを読む

ザ・ヒットマン 血はバラの匂い(1991年製作の映画)

3.2

ヒデキ😄

生誕100年スタイリッシュ石井輝男@シネマヴェーラ渋谷

風俗で早くイッテしまったヒデキに「カンゲキ😙」と語る風俗嬢がこの作品のハイライト😅

ソープ嬢が藤本聖名子でオープニングでレイプさ
>>続きを読む

一条さゆり 濡れた欲情(1972年製作の映画)

3.4

日本映画監督協会プレゼンツ時代と切り結ぶ映画作家たち@ラピュタ阿佐ヶ谷

関西ストリップの女王一条さゆりの引退興行の話を本人主演で映画化。
公開当時、一条が猥褻物陳列罪で最高裁まで争っていた経緯もあり
>>続きを読む

吼えろ鉄拳(1981年製作の映画)

3.7

エミー賞受賞記念世界の真田広之へ、その軌跡@新文芸坐

オープニングでいきなり真田広之が撃たれてしまうのだが、一人二役でした

香港ロケ作品

もう完全にこれはアイドル映画です😂
実際当時はアイドル的
>>続きを読む

忍者武芸帖 百地三太夫(1980年製作の映画)

3.5

エミー賞受賞記念世界の真田広之へ、その軌跡@新文芸坐

真田広之初主演作らしい

チャンバラとカンフーの融合

真田広之は主演だけでなく、主題歌も担当。作詞野際陽子でちょっと驚いたが、そういえば、当時
>>続きを読む

従軍慰安婦(1974年製作の映画)

3.8

生誕100年スタイリッシュ石井輝男@シネマヴェーラ渋谷

主演の中島ゆたかはトラック野郎の初代マドンナや千葉真一主演のパートナーを務めていた方

盧溝橋事件の頃
同郷の若い男女が片や戦士として、片や従
>>続きを読む

ゴンドラ(2023年製作の映画)

4.0

無声映画

2台のゴンドラが行ったり来たりしてる間に女性添乗員はひまつぶしを次第にエスカレート

もうドリフですやん😆
加トちゃんと志村がどんどん被せて、最後に長さん(支配人?)が「だめだこりゃ」「次
>>続きを読む

アイミタガイ(2024年製作の映画)

4.3

あらすじ読んでスコアと黒木華主演で観て損はないな、と映画館へ

草笛光子、風吹ジュン、西田尚美、安藤玉恵、黒木華となんて俺得😆と安定して観ていられた🙆

[中学の時にイジメから助けてくれ、そこから今で
>>続きを読む

この星は、私の星じゃない(2019年製作の映画)

3.7

公開時からこの作品は知っていたのだが、正直どんな方なのか存じ上げず。
訃報を聞いてアンコール上映で観賞

日本のウーマン・リブ運動のリーダー格のひとり、と申し上げたらいいのだろうか。
ただ(彼女自身の
>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.1

見終わった後は良作だけど、スコア高過ぎでは?と思ったのだが

ネタバレサイトやみなさんのレビュー見て、そういう風に観るべきなのかぁ、と感心して修正しました🙂

[1984年。ビリー・エリオットは母を亡
>>続きを読む

取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境(2023年製作の映画)

4.2

ある意味日本人監督ならいろいろ忖度して描けない箇所はあるだろうな、とは思った。
女優さんだとかシェアハウスできる人を募集、実行するとか生活は苦しくとも比較的前向きに生きていける人たちが紹介される。もっ
>>続きを読む

大殺陣(1964年製作の映画)

3.2

日本映画監督協会プレゼンツ時代と切り結ぶ映画作家たち@ラピュタ阿佐ヶ谷

里見浩太朗の60年前

自分が里見浩太朗を知ったのは水戸黄門の助さんからだが、それ以降はテレビ、というか卒業するまでは、ほぼ助
>>続きを読む

イエローマーガリン(2023年製作の映画)

3.1

ん~~、レビュー数からしてスコアは信用してなかったが…

1クールのドラマに分割したら2,3話辺りで断念して見るの止めるかな😐
実際通路隔てての隣のお客さんはおそらくそれくらいで席を立って戻ってこなか
>>続きを読む

オン・ザ・ロード~不屈の男 金大中~(2024年製作の映画)

4.2

どんな事象かはわからずともリアルタイムで「きんだいちゅう」事件は言葉として鮮明な記憶はあります

ソウルの春を見て全斗煥ってこんな顔の記憶がなかったんだが、私の知ってる顔は大統領の座から降りた時以降の
>>続きを読む

ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.7

一応伝えておくと、
現在3部作が4kレストア公開中(特に〇〇周年とかではないみたい)

原題RAMBOⅢなんだね(初回作の原題はfirst blood)

ざっくり言えばアフガニスタンでソ連軍に拉致さ
>>続きを読む

我が理想の国(2023年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリードリームショー山形in東京2024@k’s cinema

来年公開予定の作品を先駆けて公開ということらしい

インドの抗議デモを中心に

※インドはヒンズー教が8割、イスラム教が15
>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.9

スタローンとジェームズキャメロンの共同脚本ってなんか意外な組み合わせ。(キャメロンは今作のみ)

主題歌はスタローンの実弟
ステイン・アライヴ(実質サタデーナイトフィーバーの続編で監督はスタローン、本
>>続きを読む

ブラッド・スウェット&ティアーズに何が起こったのか?(2023年製作の映画)

3.7

バンド名は知らなかったが、彼らの代表曲は耳に馴染みがあった。

ヒット曲のあるアメリカのバンドが1970年に東ヨーロッパツアーを行うことになった。バンドメンバーの殆どは軽い気持ちで引き受けてしまったが
>>続きを読む

サムライ(1967年製作の映画)

3.6

追悼アラン・ドロンあるスターの存在証明@日仏学院

同世代なら榊原郁恵の曲のタイトルだったり、若かりし杉下右京(水谷豊)が床屋のモデルのようなヘアスタイルをしてた頃にCMで「アラン・ドロンかなぁ」とい
>>続きを読む