sashaiceさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

4.4

物静かな貴淑女が、、😨雨宿りにはご注意☔️🌂いやー、面白かった!ちょっとした雨宿りが衝撃の展開へ。親切丁寧なご婦人から狂気の女への高低差が良かった。好きな男性と自分は繋がれないけどそばに置いておきたい>>続きを読む

苦い涙(2022年製作の映画)

3.9

カール!!😨ピーターの目に宿る実らない恋の空虚な情熱。抒情的なブラックコメディめっちゃ良かった🥹誰でも共感できる失恋の苦い涙。同じ過ち繰り返してるけど、ちょっと鈍感すぎるけど、いい人すぎるけどドゥニメ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

思ったよりいい話やった😭残酷で切なくて美しい。最近流行りのそれぞれの目線で真実紐解いていくやつ。いい意味で意表をつく真実。先入観って怖いな。自分の見たものが断片的で憶測的だったときの悲劇。校長先生が一>>続きを読む

テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.9

超胸糞なのにずっとふざけてるのがいい。期待を裏切らない惨劇。サングラスのシーンは思わず笑っちゃう。それだけはやめて!っていう残酷な殺し方を披露するアートオブクラウン90分。なんであんなにぐちゃぐちゃな>>続きを読む

ナイン・マンス(1976年製作の映画)

4.4

面白かった!🇭🇺超古風なモラハラ亭主関白男vsイマドキの風変わりな女子の絶対まとまらない関係。合わないのに性愛でズルズル誤魔化し続ける無いようでよくある関係の縮図。理由があるから絆じゃなくてずっと求め>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.8

テーマが崇高すぎてのめり込むのは難しいけど新鮮で面白かった。ディストピア的な異空間で繰り広げるディスカッション形式の風変わりなホラーでした。ルーニーマーラー、ジェシーバックレイ、フランシスマクドーマン>>続きを読む

雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

3.9

中国の伝統文化を大胆に起用したディズニー風中国アニメ🇨🇳✨獅子舞が豪華絢爛に舞う姿はディズニーに引けを取らない3Dアニメーションと滅多に見られない現実と負の部分も映し出した印象的な作品でした。キャラク>>続きを読む

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.4

熟考と内省。アイルランド式現代的考える学び舎。教育者でなくても見ておきたい心に残るドキュメンタリー。変化が求められるアイルランド人コミュニティの運命を握る子どもたちと教育者の純粋さと賢さに感動。校長の>>続きを読む

波紋(2023年製作の映画)

3.8

"切磋琢磨しまいたしましょうね😷"
いやー好きなブラックコメディの世界観でした。意表をつく気味の悪いユーモアが癖になる。時々挟まれるシュールすぎる演出と筒井真理子さんの正気を失った女の怪演、光石さんの
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.9

生命力がやばい!顔がやばい!殴りっぷりが半端じゃ無い。綾野剛の最後の顔は威力がすごかったな🥵いやー、面白かった!息つく暇がないノンストップクライムスリラー。韓国版見てないけどこれはリメイク大成功の部類>>続きを読む

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

4.0

過激主義、多文化戦争の末路。。嫌悪感まみれ。こんな最悪な作品みたことない、ってくらい胸糞でした。激怒させることがこの作品の目的なら大成功。でも実際結構深い。ヘイトの真髄をみた感じ。白人至上主義、単一民>>続きを読む

鳥類学者(2016年製作の映画)

3.9

ポルトガルの異才ジョアン・ペドロ・ロドリゲス監督の不思議と飽きない不可解な芸術。ある鳥類学者が体験する不条理と信仰、そして受容。ほぼ瞑想。鳥好きならお金を出してでも見たい映像美をjaihoで見れちゃう>>続きを読む

クロムスカル(2009年製作の映画)

3.8

"撮影もするのね?"
楽しかった!!ちゃんとツボ押さえた胸糞スプラッター系ホラー。誘拐されて棺の中で目覚めた美女が周りの人をどんどん巻き込んで殺人鬼に追い回される話。殺人鬼はスマートだけど哀愁があった
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

"これがワタシのスコアね!"
世界観に溶け込むことが容易でない作品だけど個人的にはかなり好き。情報社会における権力や栄光の持続性。偉大な指揮者の才能、疑惑、崩壊、衰退、再帰について。後半は胸が痛むくら
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

"靴は誰かが足を踏み入れるまではただの靴だ" マッドデイモンが最高。スポーツ業界パートナーシップの常識を覆す革命的な契約について。アスリートが企業の象徴になるのではなく彼そのものが象徴っていう他の業界>>続きを読む

ジュリア(s)(2022年製作の映画)

4.7

運命を決定づけるのは選択?行動?出会った人?それとも偶然か?ベルリンの壁の取り壊しに象徴される人生のダイナミズム。ピアノに人生を捧げた一人の女性ジュリアの運命を複数のストーリーラインでダイナミックに描>>続きを読む

ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

4.4

最後はやられた!昨日からフランス映画4本立て。本作は真っ先に書きたくなった。政治的なメッセージが強いにも関わらず誰も傷つけずに好感が持てる心優しくて現実な物語。胃袋を適度に刺激しつつ評判通り心が揺れ動>>続きを読む

OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

4.0

本当にいろいろサーカスw🎪TOC(強迫性障害)や多様性を扱ったテンポの良いコメディ✨受付のミスで全員のカウンセリング予約がバッティング?!予約の取れない精神科医パルメロ先生のクリニックに問題児が大集結>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.4

"あんたは危険人物よ😎"
陽気で最低で魅惑的で大迷惑な元ポルノスターがキャリアが険しくなり故郷テキサスシティに戻ってきて完全アウェイの中でポルノ界でまた一旗あげる原石(女子高生)を見つけちゃって暴走す
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

4.3

チェコ最後の大量殺人死刑囚について。本人の言葉を借りて言うと五体満足、チェコ語を話す白人である普通の少女がコンプレックスを募らせて社会への復讐の脅迫観念に壊されていく様を描く。最後は自分を神格化して">>続きを読む

マザー、サン(1997年製作の映画)

4.6

絵力がすごすぎる。映画じゃなくて絵画。どこを切り取っても涙が溢れそうなくらい美しかった。マザー、サンってsonのほうね😅なんだろう、この死を取り囲むサイケデリックなダークファンタジー。人間はなんとなく>>続きを読む

あの夏のアダム(2019年製作の映画)

4.0

イメージフォーラム2週間限定上映✨滑り込みでほぼ満席でした。今では珍しくないけどLGBTQIA+に本気で発信してる珍しい作品。かなり面白かった!トランスジェンダーコミュニティの闘争を描くなかなかの痛快>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.2

めっちゃ泣いた、、ただの男性肥満男性の映画ではなかった。言葉にできないけど人間の純粋な感情の闘争を率直に描いてるから染みる。悲しみと後悔の人生。破滅的な摂食依存と自尊心の破壊。とにかく演技が素晴らしい>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.2

判断を誤らすのもテクノロジー、真実を明かすのもテクノロジー。やっぱり没入感がすごい。伏線、緊張感、物語展開、動画編集どれも1を遥かに超える衝撃でした、木の根や幹を見ずに葉ばかり見てました。情報に操られ>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.3

こんなに精神えぐられる作品久しぶり。同情も慈悲も一滴もなかった。いろいろぞっとしたし、正直最後は清清した、、国が違えば殺人者が英雄に?イランの家父長制や神権的なイデオロギーの暴走を躊躇なく批判した非常>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

4.0

"Winnyは早すぎたのか?遅すぎたのか?"
これは考え深い。なぜ日本が進歩しないのかよく分かる。金子氏の科学技術への途方もない夢。それは罪だったのか。最後のテロップで涙出た。天才に試練を与えて全てを
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ泣いて笑って感情の嵐だった。過去とさよならするってよっほどの力がないとできない。人生よりも大きな愛がないと。マリソルのような女性に出会わない限り🥹町内の頑固で無愛想な番犬おじさんオットーの>>続きを読む

小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.2

評判通りめちゃくちゃ良かった。家族に見離された二人、農村の強制見合い結婚から始まる小さな遅咲きの愛の物語。発展した中国の都市部の裏で芽吹く生きるのに必死で塵や灰にしかならない命の輝きを感じた。ロバがん>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

映像は善きも悪きも映し出す。
スピルバーグの主に少年期の紆余曲折を描いた半自伝物語。ジョンフォードの言葉を借りて言うと地平線は上か下にある作品。最高の映画愛好家が全芸術家たちに捧げる愛情たっぷりの作品
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

すっごい変な映画でした。脳が追いつかない。。何このよく分からない疲労感。。アート全開、狂気のマルチバース。ただすごい斬新!勝手に消費してください、感じ取ってくださいと言わんばかりの感覚過多の独自世界観>>続きを読む

ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.8

倫理的価値か経済か。
ザ、アメリカ社会。悲劇の後に必ずやってくる不可避の訴訟管理。銃乱射事件やボストンテロなど数々の命の損失と補償問題を解決してきた凄腕弁護士の倫理的感情と無機質な数式、職務全うとの葛
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

雲の中、ウリ!🥸
風刺たっぷりの痛快下克上船上パレード🇸🇪キャプテンアビゲイルの下剋上が爽快すぎた。大金持ちやインフルエンサーが逃げられないまな板の上でジタバタ。胃が躍るある種のホラーみたいな怖さもあ
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.9

孤独を分け合う獣たち
思ったよりずっと良かった。タイトルの意味が分かるとちょっと鳥肌。孤独が約束された存在、愛される権利を剥奪された若者たち。食うか殺されるか監獄か。苦痛は果てしなく続くけどやっと分か
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.2

"ようし"って何?😭🥲
パケ写からもう泣くこと分かってたけど、、パパもすごいけどマイケルの立場になって見るともう涙止まらない。死という避けられない運命から、恐怖から息子を守ることに人生を捧げたある父の
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月の寵児たち(1985年製作の映画)

4.0

オタールイオセリアーニ映画祭②
人間は平等とは言わないが階級や秩序、抑圧の無益さを華麗に描く不穏と無秩序に満ちた不条理コメディー✨旧ソ連出身監督ならではの思考の断片が見て取れる。とにかく乱雑、無作為に
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蝶採り(1992年製作の映画)

4.1

オタールイオセリアーニ映画祭①
最後の間の抜けたオチと全体的に流れる抒情的な雰囲気大好き。静かなる傑作って感じ。フランス語、ロシア語、日本語が飛び交うユーモアたっぷりのある貴族一族の末路。あとステレオ
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