ブレグナさんの映画レビュー・感想・評価

ブレグナ

ブレグナ

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マーダー・ライド・ショー(2003年製作の映画)

3.0

「悪魔のいけにえ」をベースにロブ・ゾンビが楽しみながら作った怪作ホラーか。割とよくあるホラーだなと思って観ていたがラストあたりから変な展開になって良かった。あれは何だったのか笑。
カレン・ブラックの狂
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.9

イーストウッドがシャープに描く実話を元にした社会派サスペンス。弁護士役のサム・ロックウェルと母親役のキャシー・ベイツ、記者役のオリビア・ワイルドが好演。FBIがでっちあげる冤罪、嘘を広めるメディアの恐>>続きを読む

悪霊島(1981年製作の映画)

3.5

Youtubeで無料公開していて思わず最後まで何度目かの鑑賞。金田一耕助はやはり石坂浩二と古谷一行が好きなんだけど鹿賀丈史も良いよね。室田日出男の磯川警部も良かった。
昔ビデオかテレビで観た時は音楽は
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羊の木(2018年製作の映画)

3.2

松田龍平、安藤玉恵、木村文乃が良かった。
ある田舎町で元受刑者たちを受け入れるプロジェクトがあり、そこから静かに波紋が拡がるヒューマンドラマ、サスペンス、ホラーテイストが混じった作品でした。
ちょっと
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.3

カルト的人気のスラッシャームービー。子供の頃のブルック・シールズが出ているが本当美少女。
作風はもろにアルジェントで耽美的で猟奇的な映像は雰囲気あって良いんだが、いかんせんストーリーが弱い。意外な犯人
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沖縄10年戦争(1978年製作の映画)

2.8

「沖縄やくざ戦争」と比べると千葉ちゃんも少しおとなしくて全体的に薄くマイルドだったかなーちょっと物足りない。山田隆夫とかも軽いし。にしきのあきらと織田あきらのWあきらが似たような雰囲気で紛らわしいし。>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.0

90分間ワンショットで話題、ロンドンのレストランを舞台にした人間ドラマ。
飲食店で働いたことがあるからリアルだったなー。役者の方々の演技はみな素晴らしかった。ただストーリーや人物像にそこまで没入できな
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室町無頼(2024年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった!
時代劇✖️マカロニウエスタン✖️カンフーな感じの痛快娯楽時代劇でした。
ペキンパーの「ワイルドバンチ」のような最後の決闘シーンやジャッキー・チェンのような修業シーンなど見どこ
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動脈列島(1975年製作の映画)

3.7

「新幹線大爆破」とはまた違う社会派新幹線パニック映画。ベースにあるのが騒音公害で当時は深刻な社会問題だったようです。
監督は増村保造で大作ながはキレのいい演出はさすがです。
主役は犯人役の近藤正臣と追
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処刑山 -デッド・スノウ-(2007年製作の映画)

3.2

ちょっと笑えるところもナチスゾンビもの。グロさはまあまあのレベル。
ラストのオチもニヤリとさせられた。

シンプル・プラン(1998年製作の映画)

3.5

久しぶりに再鑑賞。歳を重ねた分だけお金の有り難みと怖さを知って、見返すと沁みますね。原作も傑作サスペンスですね。
ちょっと「ファーゴ」にも似てますが、こちらの方がダイレクトに人間の欲望や弱さが描かれて
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現代やくざ 人斬り与太(1972年製作の映画)

3.8

深作欣二監督、菅原文太主演だが「仁義なき戦い」シリーズとはまた違う面白さ。
菅原文太のまっすぐな狂犬ぶりも良いが、凄みを感じさせる兄貴的な安藤昇がかっこいい。ラストは切なくも衝撃的でアメリカンニューシ
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バトルランナー(1987年製作の映画)

3.4

近未来のディストピアものだが、実際映像の捏造とかいま現在ありそうでもありますな。
本作はシュワルツネッガーが「ランニングマン」という殺し合いゲームで暴れて、悪徳テレビ司会者をやっつけるという子供が喜び
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.6

アリ・アスターは好きな監督だがこれはきつかった、、、シーンごとで面白いところはあるが、やはり3時間近い長さで興味の薄いテーマだからつらかったな。ホアキンの名演技は楽しめたがストーリー自体が苦手な感じで>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

ヴェンダース作品では今まで「パリ、テキサス」が一番好きだったけど、本作が一番好きな作品になった。
言葉でうまく表現できないけど東京で木のように静かながらしっかり根を張って生きている役所広司演じる主人公
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ダラスの熱い日(1973年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリータッチで淡々と描いたために盛り上がらなくなってしまった作品。バート・ランカスターをはじめ名優使っているのにもったいない。そういう点ではオリバー・ストーンの「JFK」は下世話だが盛り上が>>続きを読む

フローズン(2010年製作の映画)

3.3

再鑑賞。シンプルな設定でのシチュエーションスリラーのB級佳作!狼いるのかよとかいろいろツッコミところもあるが展開もスムーズで飽きさせない。
骨折描写はなかなか痛そうで痺れますね。
あと手のひらの皮が凍
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.0

2025年の最初の一本は黒澤明の「蜘蛛巣城」から。シェークスピアの「マクベス」を元に作られたとのこと。黒澤明の作品を見るといつももう現代ではこんな豊かな映像はなかなか作れないんだろうなと思ってしまう。>>続きを読む

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.7

2024年見納めの映画はアキ・カウリスマキ監督のクライムコメディ作品。冷めたオフビートながらどこか優しい。映画を観たという感じになる。ジム・ジャームッシュとも通じる感覚です。
私の敬愛するジョー・スト
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復讐は俺がやる DISTANT JUSTICE(1992年製作の映画)

2.5

菅原文太がアメリカで大活躍!とまでいかず小活躍といった感じのいかにもバブル時代の産物といった作品でした。村川透監督のらしさも発揮できず。
野際陽子、ジョージ・ケネディ、デビッド・キャラダインももったい
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麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.3

あの傑作「ドライブ」の監督のデビュー作。若きマッツ・ミケルセンも出演。90年代らしい荒々しいクライムムービーで救いなし。デンマーク版トレインスポッティングとでも言える映画でした。
主人公の部屋に「マッ
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

鬼才パク・チュナクのサスペンスラブロマンス。とは言え非常に難解で正直自分には良く理解できない部分があった。作品に流れるテイストが村上春樹の小説のようで、ある意味ストーリーについていけなくてもシークエン>>続きを読む

陪審員2番(2024年製作の映画)

4.5

クリント・イーストウッド監督最新作。「正義」とは?「真実」とは?重く普遍的なテーマをソリッドかつ手際良くまとめる手腕は全く衰えず。どうしてもシドニー・ルメットの名作「12人の怒れる男」を想起してしまう>>続きを読む

デモンズ2(1986年製作の映画)

3.2

続編はとある高級マンションのテレビからデモンズがやってくるという貞子的な展開でスタート。子供から出てきたミニデモンズや犬デモンズなどバリエーションも豊かに笑。サントラは前作はメタル中心だったが、今作で>>続きを読む

デモンズ(1985年製作の映画)

4.0

ヘヴィメタル✖️ゾンビ✖️アクション✖️ヘリコプター✖️イタリアンなホラー映画。ダリオ・アルジェント脚本。無茶苦茶アナーキーな展開で謎もよくわからないがとにかく面白い。ラストの絶望感もなかなか。劇中の>>続きを読む

テオレマ(1968年製作の映画)

3.5

パゾリーニのヘンテコな映画。エグいところはない。ストーリーはあまりおもしろくなかったが、テレンス・スタンプの虚無的な演技とシーン、画の強さは良かった。特に後半家政婦が突然浮かんじゃうところと最後ブルジ>>続きを読む

徳川家康(1965年製作の映画)

2.4

北大路欣也が徳川家康を演じた大河ドラマ的大作伝記映画。割と丁寧に生まれるときからを描くので長い長い。ドラマ的展開もあまりメリハリなく作られているので正直少々退屈でした。唯一織田信長演じる中村錦之助の快>>続きを読む

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.7

全編ワンカット長回しでのサスペンスドラマ。アーリア人至上主義の女性グループがちょっとしたキッカケで暴走していくところがエゲツなく胸糞悪い。ワンカットで演技もリアルで非常にスリリング。
ちょっと井筒監督
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.5

HGクルーゾーのオリジナルは昔観た。短縮版は未見。
これはフリードキンの最高傑作かもしれない。もちろん「エクソシスト」「フレンチコネクション」など映画史に残る作品もあるが、リアルな狂気を激しい熱量で描
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日本暗殺秘録(1969年製作の映画)

3.3

幕末以降に日本で実際に起こった様々な暗殺、テロをオムニバス形式で描いた実録物。尺のばらつきがあり、血盟団事件に多くを割いている。個人的には4つに絞ってそれぞれ30分程度で見せて欲しかったかな。それでも>>続きを読む

新選組始末記(1963年製作の映画)

3.5

市川雷蔵が新撰組の山崎丞を演じた傑作時代劇。天知茂の土方歳三は確かに非情な感じで良いな。若山富三郎の近藤勇も田舎侍ぶりも良かった。三隅研次監督だけにシャープかつ残酷な描写が際立ち、新撰組の残虐な組織ぶ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.3

前評判は高いが正直あまりはまれなかった。。
保護者、教師,子供の視点で描かれたどれもが真実。それぞれの怪物とは?よくできているとは思ったが心にズシンとは来ず。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.0

元女子高生版ジョン・ウィックというかド派手なアクションが魅力のバディもの。アクションシーンは純粋に楽しめたが、ストーリーには乗り切れず、、、
本宮泰風はいい感じでした。

獣たちの熱い眠り(1981年製作の映画)

3.8

細かいあらすじをぶっ飛ばす破天荒なパワーが魅力のハードボイルドサスペンスでした。特に中盤の公道でのカーチェイスは暴力的でかっこいい!
三浦友和が甘い二枚目でなく角刈りの狂犬みたいな役柄を体当たりで演じ
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タッカー(1988年製作の映画)

3.3

コッポラのアメリカンドリームを描いた佳作。クリスチャン・スレータ―が若い!ラストの裁判の評決とタッカー車勢ぞろいにはジンとくるものがある古き良きハリウッド映画ですね。

レック2(2009年製作の映画)

3.5

前作のすぐ直後から続く第二作。今回は外からアパートにSWATと神父が入って前作の謎を回収していく。ラストは意外な方向に展開してこれまた良かった。