ブレグナさんの映画レビュー・感想・評価

ブレグナ

ブレグナ

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デモンズ(1985年製作の映画)

4.0

ヘヴィメタル✖️ゾンビ✖️アクション✖️ヘリコプター✖️イタリアンなホラー映画。ダリオ・アルジェント脚本。無茶苦茶アナーキーな展開で謎もよくわからないがとにかく面白い。ラストの絶望感もなかなか。劇中の>>続きを読む

テオレマ(1968年製作の映画)

3.5

パゾリーニのヘンテコな映画。エグいところはない。ストーリーはあまりおもしろくなかったが、テレンス・スタンプの虚無的な演技とシーン、画の強さは良かった。特に後半家政婦が突然浮かんじゃうところと最後ブルジ>>続きを読む

徳川家康(1965年製作の映画)

2.4

北大路欣也が徳川家康を演じた大河ドラマ的大作伝記映画。割と丁寧に生まれるときからを描くので長い長い。ドラマ的展開もあまりメリハリなく作られているので正直少々退屈でした。唯一織田信長演じる中村錦之助の快>>続きを読む

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.7

全編ワンカット長回しでのサスペンスドラマ。アーリア人至上主義の女性グループがちょっとしたキッカケで暴走していくところがエゲツなく胸糞悪い。ワンカットで演技もリアルで非常にスリリング。
ちょっと井筒監督
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.5

HGクルーゾーのオリジナルは昔観た。短縮版は未見。
これはフリードキンの最高傑作かもしれない。もちろん「エクソシスト」「フレンチコネクション」など映画史に残る作品もあるが、リアルな狂気を激しい熱量で描
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日本暗殺秘録(1969年製作の映画)

3.3

幕末以降に日本で実際に起こった様々な暗殺、テロをオムニバス形式で描いた実録物。尺のばらつきがあり、血盟団事件に多くを割いている。個人的には4つに絞ってそれぞれ30分程度で見せて欲しかったかな。それでも>>続きを読む

新選組始末記(1963年製作の映画)

3.5

市川雷蔵が新撰組の山崎丞を演じた傑作時代劇。天知茂の土方歳三は確かに非情な感じで良いな。若山富三郎の近藤勇も田舎侍ぶりも良かった。三隅研次監督だけにシャープかつ残酷な描写が際立ち、新撰組の残虐な組織ぶ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.3

前評判は高いが正直あまりはまれなかった。。
保護者、教師,子供の視点で描かれたどれもが真実。それぞれの怪物とは?よくできているとは思ったが心にズシンとは来ず。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.0

元女子高生版ジョン・ウィックというかド派手なアクションが魅力のバディもの。アクションシーンは純粋に楽しめたが、ストーリーには乗り切れず、、、
本宮泰風はいい感じでした。

獣たちの熱い眠り(1981年製作の映画)

3.8

細かいあらすじをぶっ飛ばす破天荒なパワーが魅力のハードボイルドサスペンスでした。特に中盤の公道でのカーチェイスは暴力的でかっこいい!
三浦友和が甘い二枚目でなく角刈りの狂犬みたいな役柄を体当たりで演じ
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タッカー(1988年製作の映画)

3.3

コッポラのアメリカンドリームを描いた佳作。クリスチャン・スレータ―が若い!ラストの裁判の評決とタッカー車勢ぞろいにはジンとくるものがある古き良きハリウッド映画ですね。

レック2(2009年製作の映画)

3.5

前作のすぐ直後から続く第二作。今回は外からアパートにSWATと神父が入って前作の謎を回収していく。ラストは意外な方向に展開してこれまた良かった。

レック(2007年製作の映画)

3.7

よくできたPOVでのウィルス系ゾンビものでなかなかの臨場感で良かった。最初の和やかな撮影シーンから阿鼻叫喚のアパートでの惨劇まで一気に楽しめた

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.0

カラー化となった第3作。アメリカを代表するモンスター、キングコングが登場!氷の中から復活したゴジラが日本に向かってくる。一方テレビ局が見せ物のためにキングコングを南の島で確保、日本に連れてくる。そして>>続きを読む

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.0

マシュー・マコノヒー、ジャレット・レトが最高の演技を見せる。主人公はデタラメな人生を生きてきた男だったがHIV感染によって生きるためにガムシャラに行動して、時には製薬会社や政府ともガチンコで戦うように>>続きを読む

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.0

大ヒットした「ゴジラ」に続いて製作された第2作。前作の続編として第二のゴジラ登場!そして新怪獣アンギラスも登場!
今回は大阪に上陸して大阪城をぶっ壊してます。中盤で早くもアンギラスと決闘してますが、ラ
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ヒッチハイク(2023年製作の映画)

1.5

「悪魔のいけにえ」っぽさもあるホラー作品だがいかんせんクオリティが・・・最初の雰囲気はなかなかなんだけど失速してしまった。残念。

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.8

久しぶりにオリジナル、原点の一作目を鑑賞。撮影技術はいま観ると古臭いのは仕方ないが、それ込みでも面白い。反戦・反核テーマも骨太で、かつゴジラの無慈悲な暴力性も圧倒的。歴史的遺産とも言える傑作。

十一人の賊軍(2024年製作の映画)

3.4

大好きな白石和彌監督の「碁盤斬り」に続く時代劇映画。原案が笠原和夫。集団抗争ものなので、どうしても二つの「十三人の刺客」や往年の東映の大作「柳生一族の陰謀」「真田幸村の謀略」「赤穂城断絶」などと比べて>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

4.4

原作漫画も読了済み。原作に忠実に作られていて良かった。今年一番のアニメ作品はこれだろう。タランティーノの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」にも通じるラストも心に沁みた。傑作。

ブラインド・フューリー(1989年製作の映画)

3.5

「座頭市」の海外リメイクだがこれが楽しめる。B級ながら粗くてざっくりした展開が続くがこれがシンプルに楽しめる。正直日本のリメイク作品より面白いかも。ルトガー・ハウアーの動きはもっさりしてるがイイ味だし>>続きを読む

ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

2.4

シリーズ最終作らしい第3作。これがまた微妙な出来でした。雑な脚本ですな。ラスボスの描き方もよくわからない。シンビオートたちも無駄遣いだったし。エディとヴェノムのバディノリも理解深過ぎで、もっとハレーシ>>続きを読む

現金に手を出すな(1954年製作の映画)

3.8

ジャン・ギャバンの貫禄に尽きる。老いても何事にも動じない男。めちゃくちゃ頼りがいあります。
硬質な映像と無駄のない展開が古典ながらも今でも面白い。ラストの虚しさも最高です。ジャック・ベッケルさすがです
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パラノーマル・アクティビティ7(2021年製作の映画)

3.1

「パラノーマル・アクティビティ6」は欠番となって、最新作7を鑑賞。アーミッシュの村を舞台にした「ミッドサマー」のようなホラーサスペンス。新たな展開でまずまず楽しめたが、元々の売りだった固定カメラでの記>>続きを読む

窓・ベッドルームの女(1986年製作の映画)

3.0

あの伝説的ノワール映画の傑作「L.A.コンフィデンシャル」を監督したカーティス・ハンソンのデビュー作。シャープでタイトな演出でテンポ良く楽しめるサスペンススリラー。主役のせいでどうしても「ポリス・アカ>>続きを読む

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.5

さすがにいま観ると昔の映画だなーと思うが、それなりに楽しめた。タイトルはホラーのようだが、「サイコ」や「コレクター」「絞殺魔」のようなサスペンススリラーでした。本人より父親がヤバいね。ヒロインの母親が>>続きを読む

ソウX(2023年製作の映画)

3.9

前作までマンネリ化が激しく不安な気持ちで鑑賞したが、まさかの(?)傑作でした!嬉しい誤算でした。シリーズでは1作目の次に面白かった!
単なるデスゲームの披露にならず、ジョン・クレイマーの人間ドラマを描
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.0

天才といわれた川島雄三監督作品。落語ベースのコメディ映画でいま観ても古さを感じない、テンポよく、キレのある傑作でした。何といっても主役のフランキー堺の快演が最高!人を食った小気味良い演技で話を進めてい>>続きを読む

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.5

賛否両論で不安な気持ちだったが個人的にはとても楽しめた。ミュージカルシーンが多いので、どうしてもテンポが遅くなり、ソリッドさが出にくくなってるが、アーサーの内面を描くには適切だったのでしょう。レディ・>>続きを読む

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版(2024年製作の映画)

3.8

見よう見ようと思っていたところで真正版が映画館でかかったので鑑賞。
横溝正史的なミステリーホラーの傑作にして泣ける作品でした。割とダークな作品で胸にずしっときました。とても良かった。
しかし鼠が出てく
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

映画館で観たので迫力満点でした。そこが一番良かった!アメリカ内戦勃発、そ子で大統領に会いに行くジャーナリスト、カメラマンを描いたロードムービーでした。戦争での人命の軽さ、無常さなどがドキュメンタリータ>>続きを読む

忍法忠臣蔵(1965年製作の映画)

3.0

山田風太郎の原作は読んだことあり。かなり映画化は難しそうだが、サクッと映画化。その分淡白かな。丹波哲郎はニヒルな感じでカッコいいんだが、肝心のくノ一の忍術の描写が弱い。歓喜天とか。
原作は確か「忠義」
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

全くノーマークでどうやらリメイクらしいがとてもハートウォーミングでよかった。
孤独で気難しい老人もので、イーストウッドだと「グラントリノ」になっちゃうんだろうけど、トム・ハンクスだとこうなるんだなって
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

4.5

黒沢清でもトップクラスで好きな作品でした。何を考えているのかわからない人物だらけで不穏なムードに満ちた作品。
日常が非現実的世界に転換して繰り広げられる地獄のような世界。
暗がりに荒川良々が突っ立って
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.2

白石和彌監督ということで期待値上がり過ぎたか、手堅くまとまった時代劇でした。草なぎ剛、斎藤工の殺陣のシーンはなかなか良かったし、真面目すぎるが故に怒ると怖い主人公を草なぎさんがうまく演じていたと思う。>>続きを読む

我は神なり(2013年製作の映画)

4.0

アマプラで終了間際ということで鑑賞。アニメだがこれぞ韓国映画というえげつなさが最高でした。傑作ですね。アニメーションがイマイチですがストーリー展開にしびれました!これ実写版作っても面白そうです。