かずいさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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赤い殺意(1964年製作の映画)

3.6

貞子の愚鈍さにイライラし、ほかの出演者は皆自分勝手。貞子は「なんでわたすはこんなに不幸なんだっぺ」と不幸を自覚しているのだが、その作り出した不幸の半分は他者に依存した判断。男と年寄りが威張る時代とは言>>続きを読む

にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

3.9

この時代、男も女も老若男女、人と人の距離感がすごく近い。今の時代を生きている人には耐えられなかったろう。
出生率が高かったのもわかる

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

2.8

メリル・ストリープの演技がすばらしかったが、晩年の認知症が進行して行くシーンが半分を占めていたのが不満。やはり現役時代の活躍や苦悩を中心に見せてほしかった。サッチャー氏本人に見せても不満だろう。

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

3.9

前半と後半の展開が全く異なる映画。
こう言うトレジャーハンターって計画通りに行かないものなんだよね。

隣の影(2017年製作の映画)

3.7

強いマイナス指向の人間が一人いると、周囲の人が不幸になる。

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.2

ハリウッド映画は最後は正義が勝つパターンが多いのだが、それは現実があまりにも理不尽が故にだろうか。しかし、警察目線で言えば、この事件はハリウッド結末なのだろうか。

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.4

細かいこと抜きに単純におもしろい。
生き残り乗客が自己中なのもリアル感があって良い。
ハリウッドだと生き残るキャラが餌食になったり、映画のおきまりフラグをぶち破っているのも妙味。

カティンの森(2007年製作の映画)

4.0

射殺の時ドイツ製の銃で行っている。ソ連のアリバイ工作なのだろうね。

山の音(1954年製作の映画)

3.3


かなり前に読んだのでうすら覚えだが、原作とは異なりストーリー性が強くなっているように感じた。山の音が聞こえることによる自身の死の予感の精神性が問われていたような内容だったが、映画は夫婦仲、不倫や中絶
>>続きを読む

雪の轍(2014年製作の映画)

4.1

互いに憎悪を持ち合うように言葉が辛辣である。この村の人は貧すれば鈍すなのか幸せでなく心が貧しいのか、言葉にトゲがある。主人公の嫁と妹にはこの男の存在すら許せないのか文句ばかり言う。よく相手しているな。>>続きを読む

クンドゥン(1997年製作の映画)

3.8

君主制では家系や血統で後継者を選ぶが、チベットではこれぞと思った子供にクンドゥン(法王)となるべき持つ物や仏教幹部らが夢を見たなど「偶然性」と将来の指導者となるべき器を組み合わせて選ぶユニークな方法。>>続きを読む

山<モンテ>(2016年製作の映画)

3.7

ストーリーは異なるが、作風的に「ニーチェの馬」的な雰囲気がある。中盤以降このお父さん頭大丈夫かな?動かざること山のごとしともいうが・・・・と思いつつもさすがガリレオの国。すべて計算ずくだったとは恐れ入>>続きを読む