カステラちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

カステラちゃん

カステラちゃん

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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.4

「バックトゥザフューチャー」のプロムは、日本でもアイルランドでも憧れの的なんだなぁ。
素晴らしき若者たちの物語。’80年代ダブリンの不況の煽りをくって、転校を余儀なくされたコナー君。"CODA"の彼。
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咲む(2021年製作の映画)

3.5

看護師を夢見る新卒の瑞月は、家族全員が聴覚障害という環境で育ち、キラキラ瞳が魅力的な女性。
父との確執で疎遠だった祖母が住む久仁木村で、お助け隊として村人に斬り込む姿にハラハラするが意外とたくましい。
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

死ぬも勇気、生きるも勇気。
街中に"プラン75"推進旗を掲げ、お国の存続の為にその命差し出せとばかりの近未来の日本ガバメント政策。いずれ75歳から10年で65歳迄に引き上げるとも言っていた。うちらも間
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奥さまは魔女(2005年製作の映画)

3.4

あくまでもニコールを盛り立てる話。彼女とマイケル・ケインパパの魔法がかわいらしい。アメリカの方は、国民的テレビシリーズのコレを、お客様にわざわざ映画館に足を運んで頂いてお見せするんだねぇ。
あなたのそ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.1

星の王子さまではないが、美しさを感じる砂漠の星が舞台。限られた色味で吸い込まれそうな美を表現。過酷な砂漠で生きる術を手に入れた遥か未来の人類の叡智。凄い。王蟲ほどはかわいくないサンドワームが、この地を>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.2

"視聴率"という一時的な数字だけでは測れない連続アニメの本質。これまで幾多の伝説が生み出された事やら。孤独な存在の監督を、敏腕プロデューサーが追いかけたり、逆に引っ張り回されたりしながら名作は生まれる>>続きを読む

金の糸(2019年製作の映画)

3.5

今は国民の前で威勢のいい事をおっしゃっている方々も、いずれは認知症等に罹っていくのだろうかなぁと、ぼんやり考える。
大相撲でしか知らない彼の国ジョージア。旧ソ連支配下の時代があった。喜びと悲しみの文化
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.6

兄の死に苦悩するゴーディにクリスがそっと寄り添う。「オレが親になる」「父親はお前を嫌ってるんじゃない、お前を知らないだけなんだ」と思いつく極上の言葉を掛けるのだ。そして、自らの哀しみを涙を流してゴーデ>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.6

夜の町を走るブラバン。のっけからクレイジーなパルチザン登場で、ただならぬ世界に連れて行かれる予感。反ファシストで破茶滅茶な男クロと、したたかな策略家の盟友マルコ、チンパンジーが相棒の弟イヴァン、厭世的>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

WAO!なんという全編カッコつけ映画。
ハンドサインによる機体の離着陸。痺れる〜。ノーヘルKAWASAKIで疾走するトム・クルーズ、痺れる〜。おじさん扱いされようがされまいが、気力体力が若者。
胸に象
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

ウルトラマンとメフィラス星人がブランコに乗って、団地内公園で今後の地球について語り合う。敢えての昭和のエッセンスに、旧作へのリスペクトを感じる。
ただ、外星人に翻弄される日本の閣僚に、女性がいない!巨
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.4

不思議と没入感に浸れず、ウチ帰って、思い出のアルバムを開きたいなぁとか、旅は早朝がいいよねなんて事をあれこれ考えてばかり。旅で自分を取り戻すとは、そんなに毎日仕事に忙殺されておられるのか、と変な所に引>>続きを読む

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.6

あの頃、突然オードリーがユニセフ親善大使になって、TVに映った。「オールウェイズ」でもシワシワでびっくりしたけど。可憐な妖精の複雑な過去から紐解き、最期は命を削るかの様にユニセフの活動に尽力する迄を描>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.6

「ギルティ!」「ノットギルティ!」の裁定が響き渡る裁判は、芸人のオーディションではないからと判事に釘を刺される位、大いに盛り上がった。
脚本家を志すケンプトン・バントン氏はその真っ直ぐさ故に、年老いて
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.8

"少年の旅立ち"の最高級品。
サッチャー政権下、炭鉱ストで町は二分。レンガと坂の限られた空間からビリーが出会ったバレエという世界。ピルエットの練習に勤しみ、「僕に気があるの?」と先生に問い返すキュート
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

「お母さん」は必然的に我が子の全部を背負わなくちゃならないのか⁈と、弱音を吐くヴィヴ。ユニークという括りでは済まない息子ジェシーや情緒不安定な夫との毎日は、助けが必要。ジェシーの様に相手の本音を見透か>>続きを読む

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

3.4

宗介5歳は、深海から来た恐るべし赤いおさかな・ポニョと互いに惹かれ合い、人々の運命すら左右する一大事を引き起こす。
5歳にして既に思慮深く、我慢を覚えた彼は小さな大人。爆発的生命体のポニョに自分に無い
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劇場版ラジエーションハウス(2022年製作の映画)

3.7

男性が女性に「(君を)待ってる」と告げる。いいねぇ、カッコいいねぇ。
医療従事者が患者に対し、徒に感情のみに流されず、プロとして何を伝えるかという視点が大切。この作品を通して、放射線科医や技師を志す人
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私は白鳥(2021年製作の映画)

4.5

馴染みのある北陸の言葉で、「生きてる事を楽しみたい」と語る澤江弘一さんは、きっと後悔するような人生は送りたくない方なんだなと思う。渡りの白鳥に、自分なりの距離感を持って、毎日ビデオカメラを向け、大事に>>続きを読む

サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.9

家は本来なら、自分が自由になれる場所。サンドラは、DV夫から逃げも隠れもしないで良く、幼い二人の娘と笑って暮らせる場を求めた。彼女の突拍子もない申し出を受け、建築を手伝った様々な人々は、人を助ける事が>>続きを読む

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.9

血しぶきを顔やシャツに浴びたままのライアン・レイノルズ、早くシャワー浴びて着替えたらいいのにって、何度思った事か。
人生の落とし所が、常人とはかなり異なっている人々の話なんだが、成り行きに身を任せて音
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

若気の至り後のダンブルドアvsグリンデルバルドの戦い。タイプの全く違う綺麗なお顔立ち。本当にマッツタイプの為政者が現れたら、人々はついていくかもしれない恐れ大。魔法の杖の使い方は想像力が試される。緩急>>続きを読む

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.7

欺瞞ですよ欺瞞。たいそうな物言いだが、英国諜報部がナチスを欺こうと画策した実話ベース。科学的知識をフルに生かし、皆が"作家"になって欺瞞作戦を実行!
意外にも女性が多い部署だった。中でも一押しは、ペネ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.7

周囲から変わり者と思われている魔法動物学者ニュート・スキャマンダーは、危険だとみなされている生物にも、愛情を持って接し、対等な関係を築こうとする。こうなると、彼と今後最も仲良くなれそうな人間は、風の谷>>続きを読む

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.7

ビリー・ホリデイが舞台に立つ時の真っ赤な口紅が印象的。ウィッグを外し、化粧を落とした彼女は、タバコを離さず身も心もボロボロ。
KKKの暴挙よりもビリーの歌を禁じる方に執着したFBI。潜入捜査官ですら、
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タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年製作の映画)

4.0

"羊皮紙"も"クロロホルム"も、みんなタンタンで覚えたという長男と一緒に観たら、随所に彼の喜ぶエピソードが盛り込まれ、いちいち反応していた。そう、我が家はタンタンで子育てをしたのだ(と言っても良い)。>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.1

予約でいっぱいのアルカトラズツアーが一転。VXガス弾と共に人質にされてしまったー!サンフランシスコめちゃくちゃだ。
元プロム女王の恋人をもつFBIニコラス・ケイジ。そして老いてなお輝きを増すアルカトラ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

そばかすと歯並びが可愛らしいバディ少年から見た1969年の北アイルランド抗争。
ファーストネームで、カトリックかプロテスタントかを言い当てようとしたり、町の雑貨屋の襲撃に巻き込まれたり。通りに出るのに
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.0

上を目指すバスター・ムーン。出たとこ勝負の彼が目指す史上最高のショーへの道は、正に命懸け。彼の右腕グリーンイグアナ嬢の采配が光る。片目があろうがなかろうが、ムーンを信じて突き進む!田中真弓様のキュート>>続きを読む

ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

4.2

ボブの喉鳴らしゴロゴロを聞くだけで、天にも昇る心地。ネコ好きから冷静なレビューを奪う彼。あのビッグイシューは欲しいわ。史上最高のパスタバラ落とし!
素敵なロンドンの街中で、動物福祉局なるパトロールに目
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.4

全編通して、既視感に襲われる。何ゆえに?それだけこの作品がマンガや映画他に影響を受けてもいるし与えてもいるという事ではないか。
オム族が首に枷をはめている姿を見せられるのに嫌悪感を抱く。彼らの行く末を
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

4.3

愛すべきブリジットよ、何故バニーちゃんで、パンツ姿でウロウロと歩き回る?彼女が一生懸命になればなるほど、笑える結果が待っている。冒頭のひとりクリスマスからして最高ではないか。
私達の大好きな彼女に巡り
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.7

このタイトルは、カッコいいから付けているのかい?復讐相手の組織名でしょうが。
生真面目な数学者と、4000回のセラピーを受けたハッカーと、ホルンを吹きたかったもっとヤバい男が、妻を亡くしたマークスの元
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.1

NYの夜空に突如オーロラが出現。30年の時を経て、再び現れたその日、若き刑事ジョンの前に涙が出る程嬉しい出会いが訪れた。
初めのうちは、私も自分の亡くなった父に会いたいよ〜と感傷的に観ていたのも束の間
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.9

彼の誕生日プレゼントにピロピロを。そんな恋をしてみたかったかもな。池松もまさかのニューヨーク屋敷も、みんな伊藤沙莉マジックにかかった。かわいいかわいい。
ウィノナも含め、JTの宣伝に使える位、煙草吸う
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355(2022年製作の映画)

4.2

戦闘能力の高いエージェント三人にうっとり。皆お顔の質が違うので被らないのが有り難い。赤毛のジェシカに、アクションに不向きなカッコをさせるのは、監督の意地悪かな。オスカー女優は苦悩担当。ペネロペはわーわ>>続きを読む