siさんの映画レビュー・感想・評価

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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

3.0

これはドラえもんである必要があったのかな…?
子どもはわかるのかい、このお話で起こっていることが

ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

3.3

適応することを拒む社会不適合者と都会で過剰適応する社会不適合者の話。
絶妙に「根は悪い人じゃないんだけどなぁ…」という人物がでてきてたまんねぇ各々社会的な役割をこなし我慢させ我慢しながらでもどこか安心
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プロメア(2019年製作の映画)

3.5

デザインのようなエフェクト表現にポップなカラーリング、動きの密度もtriggerらしく、うるさくてもなにが起きているのかわかるバランス感覚はお見事!の一言。
序盤は脳みそがあまりの画面のうるささに疲弊
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.3

構図色彩世界観音楽どれをとっても魅力的だった。ただあっちこっち飛ぶので没入して見ることはできなかった。後半はゼロとグスタフ視点に絞られる場面も多く見やすかった。
あっさりとした絶望を味わえるのでおもし
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

戦争系と思いきやセカイ系だったでござるの巻。
この作品もハウルのように主観的に進んでゆくので、私には細かなキャラクターの機微を読み取れないところがあった。

途中にエヴァような風味を感じたりしてそうい
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SING/シング(2016年製作の映画)

2.1

ちょっと肌質など作り込まれすぎているのがややキモいビジュアル。

主人公があきらかにまっとうではない。ふるまいが詐欺師ペテン師のそれ。
考えうる限り最悪の悲劇の山。やり過ぎに感じられる。なんかひいちゃ
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

4.2

獣人が知事になれる程度の権利を持っているのにも関わらず、メインキャラしか獣人がいないのは不気味。
それでもあまりあるキャラクターやその関係性の魅力とライティングや演出の華やかさで楽しく観ることができ、
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ミュージック・イン・ミー!(2015年製作の映画)

2.8

キャラ設定、演出、演技、セリフ、きっかけ、すべてがわざとらしく都合が良くて見るのを諦めるところだった。
後半あたりから、なぜか主人公よりグロリアやアリスの掘り下げがしっかり入り、キャラが魅力的に見えは
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.5

細田守の絵はさっぱりして見やすいけれど、人物の感情の表出方法とか関係性とかが致命的に肌に合わないなと感じました。

仮想現実があたりまえの世界で、あれだけの規模感で、ルールやセキュリティがあんなガバガ
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睡蓮の人(2003年製作の映画)

2.7

古びた木造建築や、生活感のある台所トイレなど造形に味があって雰囲気がありました。亀はかわいい。

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.1

今の時代に見るとわかるちゃっちいCGもなんだか愛しく思えます。
ベルクマンが股間に脳みそついてるタイプのキモおじのため美女といい感じになるのには納得いかないが、ディナのまごついた演技で緩和されている。
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.0

鬱鬱鬱。常につきまとう不穏さと薄暗さの世界。
ピンクだのハートだのでごちゃごちゃ描いてあるポスターとあらすじを許すな。

劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

2.9

OPEDともに音楽もパペットの造形もやや不気味。
アニメ版よりややシニカルな笑い、というか北欧の映画を見たときの奇妙な空気感が存在する。
そして彗星には同情するくせにモランやアンゴスツーラへは罵詈雑言
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

3.5

映像作品としては最高、物語のある映画としてはうーん…?となるものでした。

キャラクターのあり方や関係性、感情の流れ、そういったものを音楽や演出で美しく激しく描いていてかなり見応えがあります。
でも物
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.4

老害おじいちゃんの人生を辿る。ちょっと悲劇の過剰摂取というか要素要素の付け足し雑では?と感じた部分ありましたがさっぱり観られる映画でした。
悲劇8:平和2くらいの割合なのでもう少しほのぼのパート見たい
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ドラえもん のび太のワンニャン時空伝(2004年製作の映画)

3.5

かつて映画館で観た故にああ〜これこれ!というような懐かしさ。
しかし歳をとって見てみるとのび太のヤバさったらない里親を探すとかでなく3億年前に放置してくるんだから…
そのうえ住む土地を追われたものたち
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劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

3.6

テレビ版のようなパワーは感じなかったけれど納得の面白さと安心感でした。
謎アニメのラストシーンでほんとうにグッとくる雰囲気を作っているのがすげぇなぁ…と思います。
基本的なんか問題が起きて解決!問題が
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スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)

3.4

やたらと誇張された豚の化身のような先生がいい味だしていたのと、目線で感情に訴えかけてくる演出が良かった。

スタンリー君は自分の状況を隠すし目上には萎縮して黙るタイプのようなので心配ですね。
ハッピー
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.1

クイーンほぼ知らないのでふーん…というにとどまりました。
映画の脚色なのかは知らないが「家族なわけあるか!」と突っぱねておいて「僕ら家族だよね…?」と戻ってくる人格好きになれないよ。
演出が巧みで次々
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

2.6

この映画のおかげで自分がストーリーの進まないミュージカルシーンが苦痛というのがよく分かりました…。ひとパートがけっこう長いので辛い。

正直、本編は不思議の国のアリスと同じようなもので、物語の整合性や
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.2

数年ぶりに観たがやはり底抜けにハッピー。歌いながら移動や心情の移り変わりを描いていくのがまたすごいスピード感で飽きさせない。
トレイシーの無知ゆえの過激行動には肝を冷やす。現実ではこんな風にはいきませ
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

2.8

雰囲気と音楽がいっとう良かったです。
エヴァや千と千尋はこれから影響を受けているのかな?

しかし…人間が猫に置き換わっている世界線で観ているのに突然あだち充タッチの人間が出てくるのに納得がゆきません
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.4

こういう話より笑い中心の映画は助かる。次々に展開が訪れるので飽きずに観ることができた。
とにかく下品で不謹慎ギャグもたっぷりだが後々制裁とも言える目にあうので意外と不快感なかった。これ以上過度になると
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

2.8

誰も責任をとりたくない。そんな家庭で育った子どもがまともに育つはずもなく悪びれず問題行動を繰り返す子どもたち…。

とにかく傲慢で見栄とプライドの塊のようなクソ親父が見ていてキツい。子どもたちが起こす
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ラマになった王様(2000年製作の映画)

3.0

ヒロイン不在のむさいマッチョばっか出てくるギャグ映画。
オッさんと17歳青年の友情ものだが、所々友だちの友だちと2人きりになったみたいな気まずい時間が流れるの草。
クロンクくんハイスペックマッチョでか
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.2

信頼を裏切り続ける男たちの映画。

差別によって殺されかねない時代だというのに外でイチャイチャはおかしいやろ…と思いつつ、バレてもわかりやすく罵倒されてないぶんけっこう優しい世界みたいになっていた。
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リリィ、はちみつ色の秘密(2008年製作の映画)

4.5

感情表現や関係性の移り変わりなどの描写がとてもていねいで良かった。こういう細やかな積み重ねが出来事や環境の悲劇性を浮き彫りにさせている。

純粋な感情でさえ、差別や環境によって複雑で歪なものになってし
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

3.3

ちょうどいい長さで収まってる映画。

ウェンディとダルワーンおじさんの絶妙な距離感が良かったね。言葉にださなくともお互いなんとなく通じ合ってきて、ままならないことも悟っているので余計な関係を持たない選
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.2

相変わらず息をするように四肢欠損するし、倫理観や道徳心を失った物語だった。
それでも映画として実に見ごたえがあって音楽も演出もアニメーションもかっこよかったです。

ボンドルド卿の精神性は生物でないと
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神さまがくれた娘(2011年製作の映画)

3.2

こういった障害を持った人間が子供を育てる系の作品は結末が数パターンしかないので長いとちょっとだるいんよね…。
ただ6歳児程度の知能があったからこそ選べた結末だったので良かった。

親と子の深い愛情や絆
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画家と庭師とカンパーニュ(2007年製作の映画)

3.1

劇的な事件は起こらないし、物語を通して誰かとの関係が好転して解決するとかもないそういう映画。物語についてとくに言うことがない。雰囲気はピカイチ。

昔の同級生の近況の話って覚えてなかったらクソどうでも
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

2.6

前作を見ていないので、知らん人を知っているかのように進んでいく展開に取り残されてしまったわ…。後半、前作にいたであろうお爺さんとかお婆さんが歌い出した頃には何だこれは…と思う始末。

あと吹き替えで見
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.0

支援?で住まわせてもらえる家豪華すぎんか?ちょっと都合良すぎると思う部分もあるが野暮かな…。
ボブ視点が入ることでやや冗長に感じたりしたんですが、ラストのハイタッチはすごく良かった。
人間が猫と関わる
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.3

倫理観破壊ダークコメディなのに絶対的な世界観と人物像があるのでにこやかに見られるね。
後半がアダムス、地獄のサマーキャンプ、フェスターの3つの場面が交互に切り替わって描かれ、それがちょっと見辛い部分で
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.2

00年代の映画と思っていたら存外古くて驚いた!きっちりかっちり固められたちょうど良い尺の映画でした。
なに言うのも野暮かなと…何も言うことないね。

祝宴!シェフ(2013年製作の映画)

3.5

こういうのでいいんだよ!という感じの見やすいコメディ映画。全体的にキュートと楽しいで構成されている。
ちょっと長いかなぁと感じつつ、一応主人公の努力量に見合った結果なので不快感も少なめで良かった。
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