Kedjenouさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

Kedjenou

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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

3.6

演出よし、役者よし、とても面白いです。

ただ、あくまで欧米人(日本人もか)目線なのが気になる。アフリカでの不正と闘うのに、アフリカ人は脇役。そこはどうかなと思う

戒厳令(1973年製作の映画)

4.2

コスタガブラスを最初に観た作品。その衝撃は今も忘れられない。モンタンの襲撃場面は息が止まったのを覚えている。

緊迫感と臨場感では、彼の作品でも抜きん出ていると思う(昔のことなので思い込みかもしれない
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Z(1969年製作の映画)

4.2

コスタガブラス三部作と言われる作品群の中でもひときわ素晴らしい。

政治劇として、闘志と怒り、正義への希求がほとばしりでている。

サスペンスとして、畳み掛けるようなハイスピードの描写、緊張感と臨場感
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銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年製作の映画)

4.0

SFでコメディ、しかもシニカルかつナンセンス。

というわけで、私の好きな要素が詰まってます。役者揃いでたっぷり楽しめました。続編を期待してたけど、ないみたいです。残念。

マンハッタンの二人の男(1958年製作の映画)

3.9

夜のマンハッタンとジャズ、探偵と美女たち。

こんな感じて撮ろう、ストーリーは適当にあとで考えるとして、とりあえず行くぞー!

そんなノリで作った(のではないかと思える)傑作です。

ゆーっくりパーン
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

3.0

新三部作と旧三部作はほぼ同じような作りなのが面白いというか、ルーカスは同じような話ばかり作るなあと思いました。

これは私の勝手な見方ですが、こんなふうに思いました。

両主人公とも親がなく里親に育て
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

2.5

この監督はどうも二つ流れがあるようで、私にとって面白い作品とシラケる作品があります。

これは後者でした。

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.4

何度も映画化されたミステリーの古典を豪華キャストで再映画化。

最近流行の重厚シリアスな作りが特徴で、はでなCGとポワロの立ち回りまでサービスします。

その分謎解きは適当ですが、みな結末を知ってるの
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バロン(1989年製作の映画)

4.5

現実よりも夢や想像力の力を信じる。この監督の作品に繰り返して現れるテーマですね。

そんなことよりも、夢が豪華できらびやかに描かれ、ナンセンスなギャグが乱発されるのがすごいです。

テリーギレアムの傑
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.0

アメリカ独特のドタバタ喜劇を非コメディアン人気俳優で作った映画。

私の趣味では、この手の喜劇は呆れるほどどんくさく、喜劇役者でやってほしかった。ライアンゴスリンでは中途半端な感じです

神様メール(2015年製作の映画)

3.9

かなりシニカルでメチャメチャブラック。監督は神様に恨みでもあるのかと思う。

私は笑って見てるけど、真面目なクリスチャンには相当に挑発的に見えるだろうと思う(ユダヤあるいはイスラム教徒にはどうなんだろ
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ウェールズの山(1995年製作の映画)

4.0

こういう喜劇好きです。

ほのぼのとぼけた話で、キャスティングもピッタリ。

幸せな時間を過ごしました

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.0

スァンタジーの古典を映画化と聞いて期待したけど、残念ながら私の好みではありませんでした。

理由は三つ。大軍の戦闘場面が沢山あります。画面に現れただけで、数千人は殺されます。でも私は殺し合いは嫌いなの
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赤ひげ(1965年製作の映画)

3.5

ダイナミックな映像はさすが黒澤です。アクションものでもないのに、すごい迫力です。

内容は、どの国の人でもわかるヒューマニズムを歌い上げる映画です。私はひねくれてるので、その点はむしろマイナスかな。

ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

3.0

ロードオブザリングほどではないけれど、戦闘場面が多いです。

殺し合いは好きではないです。

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

4.0

こうした社会悪は数え切れない。辛いし地味だけど立ち上がって闘わないといけないなあ、と再確認。

じっくり作ってあるけど、結構皮肉も効いてるし、楽しめます。役者がとてもうまい。ジュリアロバーツ、大根
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クッキー・フォーチュン(1999年製作の映画)

3.9

アルトマンとしては珍しく、眼差しの暖かい映画でした。

リヴタイラーステキです。

ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)

3.6

まあまあなイラク戦争批判映画だったという程度しか覚えてない。

好きそうな題材なのに、何故だろう?

ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)

3.4

旧ユーゴスラビアの内戦は、よほど不条理だったのだろうか。ストレートな反戦ではなく、ブラックな喜劇が多い気がする。

悪者を見つけて簡単に整理できるようなものではないらしい。笑えるけど救いの無い映画だ

カミーユ・クローデル(1988年製作の映画)

4.0

すごい映画でした。主人公二人が流石の鬼気迫る演技。これを見てからカミュクローデル作品の見方が変わりました。

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

2.5

ゴダールには天才的なクリエーターと超観念的な青二才が同居してると思います。でもこの映画では、後者しか見えてきません。

また、五月革命のパリと切り離せない時期のゴダールを描いてるのに、そちらも書き込ま
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グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

3.8

昔英語版で見たのですが、私の英語力不足のために細部がもう一つわかりませんでした。 特に、イェンがなんであんなに反抗的なのかわかりませんでした。

たまたまテレビで再見する機会があったので、ようやく腑に
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.5

イギリス人監督、制作はフランスの会社、キャストは多国籍、最近のヨーロッパ映画にはこう言うのが多い。

スターリン死後の権力あらそいを描いたブラックコメディ。役者がみな上手くておもしろこわかった。政治劇
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.9

エスニック紛争づいてるようだ。昨日はインド独立の際の大虐殺の映画を観た(英国総督最後の家)。今日は旧ユーゴスラビアの内戦だった。

バルカン半島の悲劇についてはすでに異なった視点からの名画が複数ある。
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英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

3.8

英領インドが、エスニックな虐殺を伴いつつインドとパキスタンに分かれて独立した時期を描いた作品。

平和に共存していた人々が引き裂かれ、虐殺に巻き込まれたのはこれが最後ではない。ルワンダ、旧ユーゴなど悲
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写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと(2012年製作の映画)

3.6

Pinterest でソールライターの素敵な写真がとてもたくさんあるのに気付いたので、ドキュメンタリーを観ました。

この人の笑うツボが気に入ったし、ギラギラしたところを見せるのが嫌いなところもとても
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三十九夜(1935年製作の映画)

3.9

短い時間にサスペンス、ユーモア、ロマンチックなどぎっしり詰め込んであってとにかく楽しかった。

そして主人公が最後まで超然とした紳士の姿勢を崩さないのも面白い。

ヒッチコックは昔からこうだったのかと
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タイム・トゥ・ラン(2015年製作の映画)

3.6

御都合主義でも後味よく終わらせてくれると嬉しいです。

楽しみました

エクソシスト2(1977年製作の映画)

4.0

これはホラーではなく、幻想映画です。わたしの中では、そのジャンルの中で傑作の一つです。

神父の幻覚体験とか、美しく悪夢のような映像が突然現れます。時系列的なストーリーとか話の辻褄は気にせずに、映像に
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存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)

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発表当時みたけど、字幕がなかったせいもあり、まるでわからませんでした。

男が異様に美男子に、そして女が超垢抜けなく見えたのだけを覚えてます。

今度じっくり見直したいと思います。

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.4

社会現象として関心がありました。スーパーヒーローモノとしては、普通に面白いです。夢物語としては、ロマンチックではありました。

新大陸のアフリカ系人々には、憧れの対象としてのアフリカというのがあるらし
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