Keigoさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

スティング(1973年製作の映画)

3.8

やられたーと素直に拍手を送れる痛快さ

この曲はこの映画のテーマだったのか
ジ・エンターテイナーの流れるオープニングが秀逸

これぞアメリカというあの雰囲気が最高
ポール・ニューマンかっこよすぎ

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.8

ちょっと待ってくれ
どういうこと?
150分何を見てた?

平衡感覚どころか、全ての感覚を失う
未知と遭遇するとはこういうことか?

何も理解出来ない
1968から54年経っても、
2001から21年
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.5

誰がどう見てもダイナーでのオープニングからタイトルクレジットまでが最高
そこからもほぼ倉庫内のワンシチュエーションで、会話で織り成す構成と演者の力でここまで見せるタランティーノの手腕

全てを見終わっ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.6

冒頭からはっきりと感じるのは繊細であり丁寧であること。不自然な台詞口調である必然性も、後にしっかりと物語の中で回収される。

劇中で家福がテキストとの向き合い方を語る。家福はテキストと向き合い、再構築
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.9

ほとんどブルース・ウィリスが日本刀持ってることしか覚えてなかったので改めて。

オープニングタイトルの出し方めちゃくちゃかっけぇ。ヴィンセントもジュールスもブッチもかっけぇ。ミアはエロいし、ファビアン
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.4

これまでに「忘れられてしまう者」の苦しみや恐怖を描いた作品は数あれど、「忘れてしまう者」の恐怖をここまで切実に描いた作品があったのだろうか。

誰にも起こり得ること。
記憶がなくなれば、私が誰かも分か
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.3

柳楽優弥がとにかくすごい
現代のビートたけしの特殊メイクはちょっと怖かったけど

あまりにも有名な物語だからこそ、もっと独特の切り口が見たかった

ストリップもまともに見せなければ、毒のある人間も描写
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

キャシーが腕にケチャップを垂らしながら裸足で朝の街頭を歩くオープニングを素直にイケてると思えなかった。それがなぜなのかは、映画を見終わった今でもまだ分からない。

分かりやすい展開で彼女のやりたいこと
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

エロイーズが初めて夢の中で60年代のソーホーに降り立ったシーンは興奮した。音楽、衣装、美術と撮影技法に引き込まれて、サンディーを夢中で追いかけるエロイーズを追いかける僕ら観客。入れ子になった視点が面白>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

4.2

やっぱりバリー・ジェンキンスが好きだ
好きすぎる

映像も、音楽も、徹底的に美しく

過剰な演出はしない
十分過ぎる苦しみも悲しみも希望もそこにあるから

ただそれを美しく描く
そうすることで、少しで
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情婦(1957年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりいつの時代も法廷モノは面白いんだなと確信。さすがに詰め込み過ぎだし、最後あのシチュエーションにはならんだろってのはあるし、レナードあっさり死にすぎだけどそれもまた一興。徹底的にひっくり返す潔さ>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

マトリックス一作目で覚醒したネオに乱打しても片手であしらわれていたスミスってこんな気持ちだったんじゃなかろうか。

改めて三部作見直して、あれこれ考えて劇場に持ち込んでぶつけた期待はするりとかわされた
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.9

タイトル通り6歳のメイソンが大人になるまで。

普段映画では当たり前に受け入れている幼少期と大人で演じる人間が違うということが、そのままの人間であるというだけでここまで説得力と深みに影響するとは。
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ロブスター(2015年製作の映画)

2.8

設定のアイディアは面白かったけど、それ以上の驚きはなかった。

それぞれのコミュニティは独自のルールに縛られていて、正反対のことが認められ、あるいは認められない。人間は結婚してパートナーを見つけるべき
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息もできない(2008年製作の映画)

4.7

再度見直し。

カメラはサンフンの心を映し出すように揺れる。取り立てに行ってさんざん殴ったあとにみんなで飯を食うユーモアのある場面も、甥のためにプレステを買ってやる心温まる場面も、すぐさま痛々しい現実
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