Keigoさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

母なる証明(2009年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ポン・ジュノらしさが最高
設定の力で気付けばある視点に持っていかれてたことに気付く

2人が親子であることは、彼女が母であることの証明はあの瞬間に為される
金銭でも痴情でも恨みでもない理由で人が死ぬ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりブラピはカッコイイ
エドワード・ノートンの二重人格フラグ

底辺で生きるのも悪くないと思って久しぶりにタバコを吸ってみても、すぐに物質主義の消費社会に連れ戻される

市民ケーン(1941年製作の映画)

4.2

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これだけ名作と言われている以上、フラットに見ることは難しいし、どちらにせよバイアスがかかってしまうのは致し方ないとしても、個人的にはその評価にすごく納得出来た。

撮影や演出の技法、脚本や構成の妙と評
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

伝説の一冊を残した小説家と白人の老人と、文才を持つ黒人青年のお話。

才能を持つ者同士が惹かれ合い、そこに師弟関係を超えた友情が芽生える。

ただジャマールがさすがに何でも出来すぎて感情移入しづらかっ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ラストの300m走は圧巻
撮影と編集の血の滲むような苦労は伝わるし、長回しのワンカット演出が映えるシチュエーションであったとは思うが、作品にとって効果的だったかと言われると疑問が残る

感動が物語の外
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

・姉妹の圧倒的美しさ
・衣装とロケーションが素晴らしい
・異なる女性像
・オープンエンドの描き方が秀逸
・手紙の場面がナレーションではなく、カメラに向かって喋っている描写だったのが新鮮だった
・姉妹の
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

・特徴的な間
・スクエアの画角(スタンダードサイズ1.33:1)
・長回しのパイを食べるシーン
・台詞が少ない
・時間の表現

ビルから飛び降りた後を、過去に戻ったと解釈するか、繰り返された未来と考え
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.6

詩的で繊細で
多くは語らない

いくら着飾ってみても、子供が出来ても、彼らが抱えている不安や孤独は消えない

自分は何者か
分かっているようで、分からない
それでもまた何かが、心に触れた気がした