Keigoさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.5

時の試練をも乗り越える色褪せない名作。

名シーンの連続。
ミュージカル映画の真骨頂。

これからも一つでも多く、名作と呼ばれる作品に触れたいと思わせられるほどの説得力があった。

ドンとキャシーはも
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

痛快SFコメディここにあり!
最近人間どないやねん映画ばっかり見てた気がするから癒されたー

致命的な設定の不具合もなく、細かいところをあーだこーだ言うのは野暮だと思わせる見事な設定と脚本

ライアン
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.7

中世の甲冑と武具の音ってなんであんなにカッコイイんだろうか。DNAに刻まれとんのか。

当時のフランスの情景がどうであったのかの知識が薄いために、細部のリアリティまでは分からなかったが、時代の雰囲気を
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.0

「死ぬまでに観たい映画1001本 第四版」から

作品を見ただけでは、この作品が映画史においてどれだけの意義を持つかは分からなかったが、映像だからこそ出来るトリックや、月にいる宇宙人?原住民?の独特の
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

面白い!

ド級のディザスターものだからこそ、アダム・マッケイのユーモアで絶妙に中和されてる。だから随所に散りばめられたアイロニーも嫌味に見えない。よくもこれだけの題材を最後までポップにまとめあげたも
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.0

扱う題材が複雑な問題であるからこそ、分かりやすい展開と構成でまとめられていた

多少芸術性や映画としての評価が削ぎ落とされてでも、描くべきテーマを明確に描くことを優先したように感じ好感が持てた

この
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ただ、等身大の葛藤
足しも引きもしない

17歳の女の子が従姉妹に付き添ってもらい堕胎する話
それ以上でもそれ以下でもない
だからこそ、描かれる意味がある

幸福であれ、不幸であれより良い作品であるた
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

とにかく、何も知らずに見たかった。
出来るだけ情報に触れないように気を付けていても、ある程度MCUのことを追いかけている人なら全く遮断することは不可能に近かった。「何を言ってもネタバレになる」とか「と
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.0

前作よりもコメディタッチな前半から怒涛のCGへ。映像効果の詳しいことは分からんが、2014年のこの辺りでもうCGの技術は最高レベルに到達しているとさえ思う。その技術の結晶としてのエレクトロは眩い輝きを>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

4.1

サム・ライミ版から連続でマーベルNWHのために。

CG技術の進歩とか諸々勘案しても、個人的には断然こっち。
ストーリー解釈、展開、ドラマに無理がなくスムーズ。致し方ない部分を除いてのリアリティは細部
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

さすがにご都合が過ぎないか…

ここまでのピーターを見てきて、結婚を決意したピーターがいくら浮かれてるとはいえあんな感じでキスするかね
MJもMJですぐハリーにキスするし

そもそも冒頭で突然空から降
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.1

続けて見ると2年でのCGの進化が凄まじい

ピーターが大いなる責任の重圧を乗り越えて、大いなる力を取り戻す物語

迷いのある前半は夜だったのに対し、吹っ切れたあとは再び昼のニューヨークを飛び回る
スパ
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.3

高層ビル群を飛び回る爽快感
アクロバティックなアクション
逆さまにぶら下がったキス

材料を残さず使い切るサム・ライミ
2時間に何展開詰め込むんやサム・ライミ

グリーンゴブリンのメッキ感すごいけど
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.9

これさえあればと思える何かを失ってしまう恐怖

身悶えするほどの絶望からの光

光と空と人間をここまで美しく撮る監督が他にいるだろうか

振り落とされることに怯えていたら、こんな物語は描けない

10
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.2

彼よりも賢い人々は、悩み、苦しみ、命までも奪い合う

彼は自分の大切な人をただ、愛し続けていただけだ

ハンデを背負った人間の物語に感動を覚えることそれ自体が健常者のエゴか?そうやって考えて考えて考え
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.5

とにかく恐い
圧倒的に恐ろしい
やっぱり人間が一番恐い
終始力抜けなくてドッと疲れる

色々つっこみたくなるところもあるけど、それももういいやってぐらい恐いからそれでよし

あっぱれアンソニー・ホプキ
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ジャズ・シンガー(1927年製作の映画)

3.4

ストーリーとしては極めてシンプル
ジェイキーとして歌うのか、ジャックとして歌うのか、揺れる彼が最後に出す答えは…?

民族的な問題や黒塗りなど現代では受け入れ難い描写もあるものの、100年近く経っても
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ループもの × 黒人差別

既視感しかない展開もこの視点と重ね合わせれば意味を持つ

やり方を変えても逃げても対話してもダメ
何をやってもダメ
ただ愛犬が待つ家に、帰りたいだけなのに

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウエスタンの雰囲気はやっぱり渋い
馬、皮、荒野、埃、バンジョー、あの質感

ただどうしてもベネディクト・カンバーバッチは清潔感あるイメージがあって、もっと男臭い役者の方が良かったのでは?と思ってしまっ
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アバター(2009年製作の映画)

4.4

アバターが公開されたのは確か中学1年か2年の頃、当時3D映画という技術を初めて体験したという記憶だけは残っているものの、当時は今以上にアホで理解出来なかったのか、それとも3D映像の迫力に圧倒されてスト>>続きを読む

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.4

爆弾処理はホラーに近い緊張感がある
常に身体に力が入る

サンボーンの車中での告白が苦しい
どんなに使命を全うしようと気を張っていても、死に立ち向かう孤独からは逃れられない者もいる

逆にその命を賭し
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.2

始まりから終わりまで引き付けて離さない、この作品が持つ求心力のようなものはジブリ作品の中でも随一ではなかろうか。そしてアニメーションの長所、宮崎駿やジブリの長所が、題材や設定とガッチリ噛み合っている感>>続きを読む