このレビューはネタバレを含みます
ラストのシーンのなんとも夢のような幸せな感じ。男も女も生きるのはつらいが、生きてりゃいいこともあると思える。
メインのストーリーが寅さんではなく外国人のマイコーと桜さんが主役。それでも寅さんの、と言うか日本男児の心情が逆説的に感じられる一作です。
自分も人の気持ち(マドンナの恋心)を察するのが苦手ながらも、察>>続きを読む
黒沢清監督が昨今のホラーについて“最後で全部説明しようとした途端おもしろくなくなる”というようなことを言ってたのを思い出してしまいました。予告編に出てるシーンはホラーのビジュアルとして面白いけど、それ>>続きを読む
この作品あたりから若者の悩みが生々しく感じられるのはジェネレーション??
部屋が爆発しても「男はつらいよ」の世界が続くのが、人情の強さであり、人情のつらさでもある。
ちゃんと歳をとって、ちゃんとそのままで、ちゃんと感動できる。
サービス精神が旺盛で面白い。クレヨンしんちゃんのギャグシーンばりに、無理矢理でもアクションを詰め込む感じ。
悪役がティムクックみたいだったり、ティラノサウルスが正義っぽかったり、音楽も演出もサービス精>>続きを読む
かの有名な「メロン騒動」の下りは最高。
リリーさんとの喧嘩も、仲直りも素敵。
さくら達の気持ちも、寅さんの考え方もわかる。
どうにもならない別れなのだろうけど、タイトルを「相合い傘」としたところが心憎>>続きを読む
青観先生を泊める騒動から龍野での接待旅行まで、落語のような楽しさ。
ぼたんさんと結婚の約束をする寅さんはいつもの軽口を言ってるだけのようで、殴り込みに行こうとするくらいに本気なのだ。
寅さんという男の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
男はつらいよシリーズの中でも、一番切ないのではないかと思う。
雅子先生に恋をしかけてさくらに説教されるシーンからして少し切ない。寅さんも歳をとった。
そして、京マチ子さん演じる綾さんの病状を知るとこ>>続きを読む
冒頭の状況の説明から、アクション含めて緩急のテンポが小気味良いです。設定のアイデア自体よりも、演出のうまさ、バランスの絶妙さ加減でだいぶ面白くなってます。