にしくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

にしくん

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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.5

自分は何者なのか、どこから来たのか、アリータは戦いの中でそれを知っていく。その身体に宿る戦いの遺伝子が覚醒したとき、少女はバトルエンジェルになる。
アリータの造型が見事。人間らしさとサイボーグらしさの
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

新たなスパイダーマン誕生の瞬間!これまでの作品へのオマージュやセルフパロディを加えて、ユーモアがありながらも胸熱な映画に仕上がっている。
物語の切り口は斬新で、アニメーションならではの演出も見事に活き
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.0

宮廷で繰り広げられるドロドロの女たちの争い。女王の寵愛を求め、相手を奈落の底まで突き落とさんとする女の姿の恐ろしきことよ。
庶民感があって好感が持てたアビゲイルも気が付けばその顔に狡猾な表情が宿る。
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.5

中流階級家庭の家政婦と妻の心に空いた穴が何ともやるせない。妊娠と死産を経験した家政婦と夫の浮気に翻弄される妻。
お金があったとしても、不自由の無い生活をしていたとしてもそこに幸せが必ずしも伴うわけでは
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.0

月に初めて降り立った男の物語。宇宙のシーンは迫力満点でなおかつスリリング。宇宙が映し出される場面はやはり美しい。月も神秘的だ。
どの映画でもゴズリングはイケメンでした。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

限られた空間、情報源は電話の音声のみと言う新しいタイプの映画。決して多くない情報を少しでも多く得るために、我々は映画から一瞬も耳が離せない。
そして、電話の音声しか情報がないからこそ観ている側は想像力
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

壮大な映像で描く海中バトルは見所満載!と言いたいところだが、以外と見せ場は少ないのが少し残念。
それでも、ジェイソン・モモアの圧倒的な存在感とワイルドな出で立ちが見事に際立っている。
DCユニバースは
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サスペリア(2018年製作の映画)

2.5

上映時間が長いのが辛い。リメイクとは言うものの、オリジナルの「サスペリア」とは別物の様相を呈している。
僕だけ?なのかもしれないけど伏線も正直いまいち分からなかった。アルジェント版は単純に観ていて面白
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

2.5

やっていることは基本的に前作と同じで、前作が名作であるが故に普通に楽しく観れる映画ではある。
しかし、もう一回観たくなるような、観ていて幸せな気持ちになれるかと言われれば微妙な気がする。
エミリー・ブ
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アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

気が付けば5作目の今作。驚くほどあっという間に裏切られるセリーンが気の毒でなら無い。
セリーンの戦う場面はカッコいいのだが、瞬間移動を使うようになって、面白味が少し減ってしまった。
マリウスという敵キ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

めっちゃ怖かった。この一言。
今日眠れないかも。
トニ・コレット凄かったけど、誰が一番怖かったかって、チャーリーが一番怖かったわ。
ホラー映画の新たな傑作。

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

クリードとロッキーの物語もさることながら、ドラゴ親子の物語が切ない。全てを失った親子が全てを懸けてクリードに挑む。
ロシアでの戦闘も終盤は涙無しには観れない。この作品が出来上がったことでロッキー4もま
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

音を立ててはいけない系ホラー。安易な気持ちで入った家の家主に強烈なしっぺ返しを喰らう。
身の回りのあらゆる音が命取りになるそのシチュエーションはやはり緊迫感があって面白い。
加えて盲目の男のキチガイっ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.0

浅黒い体から溢れ出す生命力の逞しさよ。母なる海がヒロインの友となり、灼熱のマグマが敵となる。そして2つが出会うとき、新しい命が生まれる。
他のディズニープリンセスにはない逞しさが魅力のモアナは今までの
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.5

参政権を求める女性の姿を描いた意欲作。仕事を、居場所を、家族を、子供を失ってもなお闘い続ける彼女たちの姿に胸を打たれる。
現状に甘んじていたモードは、次第に自分の胸の内に眠る想いを爆発させていく。家族
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.0

私服姿のプリンセスたちのインパクトが強烈。やっぱりみんな可愛くてスタイルも良い。
ストーリーは退屈こそしないが基本的に前作を踏襲している感じ。ネットの世界に入り込んだことで画面は前作よりも色鮮やかにな
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.0

アリーの存在感が圧倒的。スターになる前から半端じゃない目力。僕が知っているストーリーから現代にその舞台を置き換えただけで大分印象が変わった。
ブラッドリー・クーパーはこれが初の監督作品ながらも良かった
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ヴェノム(2018年製作の映画)

2.0

主演とヒロインに折角実力派を持ってきたのにストーリーは少しお粗末すぎないか?別にそこまで凝った話を期待してるわけではないが、ヴェノムの感情が唐突に変わったり、正直よく分からない。
アクションシーンもい
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

2.5

色々なことが判明しすぎて追い付けない。レストレンジ家のこと、ダンブルドアのこと、グリンデルバルトのこと。
それに加えてハリポタシリーズに繋がるような伏線も散りばめられている。僕もシリーズは全作見ている
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

魂が震えるラスト20分のパフォーマンスは圧巻の一言!
ラミ・マレックの演技が素晴らしいのは勿論だが、そんな考えさえも吹き飛ばす圧巻のパフォーマンスよ!見事!

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

僅かな音でも迫り来る奴等の恐ろしさと言ったら堪んない。
エミリー・ブラントを始めキャスト陣の恐怖と震え、緊張が見事。音を立てまいと必死になる彼らと、どうしても音を立ててしまう自分との戦い。どんな音でも
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GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

3.0

何のために戦うのか、人として戦うのか、それとも人を捨てて戦うのか、その為に何を犠牲にするのか。
ハルオは人で在るがゆえに苦しむが、果たして最終作の見せ方としてそれが正解なのか。初めてこのシリーズでゴジ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.3

ノーカットゾンビ映画からその舞台裏で2回楽しめる映画。
ドキュメンタリータッチの迫真のゾンビ映画の舞台裏にあるバタバタが面白い。
ホラー映画と業界映画の2つの側面を一緒に楽しめる中々の良作だと思う。
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.5

体の小ささを存分に活かした戦いは見事。前作以上に色んな物を大きくしたり、小さくしたりするのが楽しい。
スパイダーマンにも言えることだが、宇宙のためとか、そういう壮大な感じではなく、あくまで自分の大切な
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ULTRAMAN(2004年製作の映画)

3.0

呼応する意思に、覚醒する力、敵のグロテスクな造形を始め、かなり平成仮面ライダー、特に初期に近い造りを感じさせる。
テレビシリーズ「ウルトラマンネクサス」と連動した企画なので、この映画だけでは何とも言え
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劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!(2018年製作の映画)

3.0

ジードのキャラよりもオーブとジャグラーの方が目立っているのは如何なものかとは思うが、それが嫌な風に見えないのがプラス。
ライハは監督の趣味全開というか、確かに可愛いから良いんだけどね。テレビシリーズの
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劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!(2017年製作の映画)

3.0

世界中が君を待っている!オーブのキャラクターはやっぱり一人一人が際立っていて非常に良い。
エックスの絡め方も良い感じで、個人的には好きな方。

劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン(2016年製作の映画)

2.5

ティガ放映20周年の作品にして、ウルトラマンエックスの劇場版。
悪くないけど、普通な感じがする。

劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!(2015年製作の映画)

3.0

平成ウルトラマンだけで、やりきったことは評価できるのではないか。人間ドラマのパートが安っぽいのはテレビシリーズからの流れだとして、戦闘のパートはまぁまぁ。
ただし10人のウルトラマンをいっぺんに出すと
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.0

徐々に明かされていく謎のなかに潜む不気味な影。異様な生命が襲いくる恐ろしさよ。
なぜこの物体は地球に来たのか、謎が深まるなか起こる自分の体の異変に怯え、仲間を疑い、身も心も崩壊していく。

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

3.0

メカゴジラについての期待と実際に映画での使われ方に若干の不満がある。都市が闘うということ以外は前作と似たような展開になっている。
ただ、個人的にはそこまで退屈はしなかったし、前作では団結していた人間が
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.0

終焉を迎えるのは恐竜か人間か。傲慢な人間の哀れな末路よ。
エンターテイメント作品として見事な仕上がり。畳み掛ける見せ場の連続に興奮が止まらない。前作の焼き回しにならなかったのもプラス。
クリス・プラッ
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

色々な批判を聞くが、僕自身は好意的に受け取りたい。ハン・ソロとチューバッカの誕生秘話や、カルリシアンとの出会いなど、気になる要素を明かしてくれる。
スター・ウォーズの正史からは外れて、こういう物語が出
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

愛おしくて堪らない映画。レディ・バードの微笑ましさよ。たくさんの事を経験して彼女は親友のもとに、家族のもとに戻ってくる。そしてそこで感じた優しさや愛を胸に抱いて飛び立つ。
初めて自分の街を運転したとき
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デッドプール2(2018年製作の映画)

3.5

前作以上にパロディー要素を増やして、キャラクターも増やしている。面白さは前作と同じぐらいか。
何が凄いってジョシュ・ブローリンがサノスと同じようなアイテムを持っていたこと。
X-MENとの絡みも観てい
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.0

ロマンスかと思って観ていたら、徐々に漂う不穏な空気。そして、少しずつ露になってくる本性と狂った愛情が美しく語られる。
これが引退作のデイ=ルイスの演技もさることながら、相手役を務めたヴィッキー・クリー
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