にしくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

にしくん

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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.5

ケネディ大統領の葬儀が執り行われるまでの裏側をファーストレディの視点から描く。大統領を、夫を失った女性の苦しみが辛い。
夫のことを、偉大な大統領を決して忘れないで欲しいと願ったがゆえに絶対に譲れないも
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.5

無口で陰気な自分を変えたくて、でも簡単に変わることはできない。イケメンを見付けても、イケてるグループに仲間入りしようとしても、変わらない。
たくさんの人と出会い、傷付きながらも、最後にたどり着く答えは
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.5

宇宙の彼方へ、その目を、その耳を、その志を向けているとすぐそばにある大切なものが見えなくなってしまう。同じ人間すら愛せない人間が知的生命体と遭遇しても悲劇を生むだけでは。
ブラピは実に素晴らしく、抑制
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.5

絶望の世界の中に差し込む一筋の光明。子供を失うと言う悲運を経験した男は、もう失わないと言う信念のもと、もう一度運命に立ち向かう。
絶望感漂う灰色の世界のインパクトは相変わらず凄い。そして最後の戦闘場面
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.0

設定そのものがB級映画好きをくすぐるようなもので、これはこれで良い。観終わった後に記憶に残る様な傑作では決してないが、その場で飽きずに楽しむことが出来る映画としては十分に合格点なのでは。
何も考えず観
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呪われた死霊館(2018年製作の映画)

3.0

死霊館と言うワードをタイトルに入れるべきだったかの議論はさて置き、雰囲気は悪くない。特に大きな捻りがあるわけでは無いが、何も考えずに観るには丁度良いホラー。
加えて今ブレイク中のフローレンス・ピューが
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.0

愛されることが無かった子供時代、皆に愛されたエルトン・ジョン。愛に飢えていたが故に愛を求めたレジーは皆に愛される架空の自分を作り上げる。
エルトン・ジョンもまた孤独な人間。彼の音楽は愛されても、彼自身
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.5

映画冒頭の全く関係ない会話、シャッフルされる時間軸から何が起きたのか、どんな策略が張り巡らされてたのかが浮き彫りになる。
それぞれがどんな人間なのかも徐々に明かされていき、最後は何が起きるのか分からな
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メカニック(2011年製作の映画)

2.5

別にストーリーは面白味が有るわけではなくしょうもないような感じだが、ジェイソン・ステイサムはとにかくカッコいい。
ベン・フォスターもカッコいいのだが、殺しの素人からの急成長がさすがにスゴすぎないか。
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アス(2019年製作の映画)

3.5

自分に襲われるという恐怖が半端じゃない。「ゲット・アウト」を凌ぐ恐怖演出がとにかくインパクト大。
そんな恐怖と隣り合わせになったとき、本性を剥き出しにして自分という存在を肯定するためにもう一つの自分を
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.5

何が正義なのか、何が真実なのか。真実を明るみに出すというジャーナリストとしての、新聞記者としての正義の前に国家の平和と安定のためという大きな大義が立ち塞がる。
正義とはその人や立場で形を変える非常に曖
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.0

似ているわけでは決してないのだが、自然とそう見えるのは銀魂の力であり、キャストの演技がハッチャケてるから。
まぁすべて見馴れたものなので真新しさは無いが、実写版銀魂のノリを十分に楽しめたのでこれで正解
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

狂ったような演技を見せてくれるディカプリオに、どこか達観した冷めた演技のブラピ。この二人のコンビがこの映画の勝因。交わされるセリフのやり取りは軽快で巧妙。面白くあり、同時に生々しくある。
タランティー
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.5

サメ映画の王道は抑えつつもそこにジェイソン・ステイサムと言う今までにないスパイスを盛り込むことで、更なる面白さが出ている。
銃も効かねえ、爆弾も効かねえ、ならばジェイソン・ステイサムを使うしかねぇ!!

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.5

悪者のハゲを相手に二人の愛すべきゴリマッチョハゲが挑む。ワイルドスピードシリーズらしく家族の話を入れてくる辺りはシリーズへの愛を感じる。
何も考えずに観れる、純粋に楽しんで観れる作品に仕上がっている。
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ボビー(2006年製作の映画)

3.0

その人本人を通してではなく、その周りにいる人間からロバート・ケネディを知る。人種差別、ベトナム戦争と言った問題への希望の光だったボビーは兄と同じようにその夢を半ばで断たれてしまう。
アメリカはこの時代
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火の山のマリア(2015年製作の映画)

3.0

言うまでもなく人生初のグアテマラ映画。性別による人生の選択肢の差、受ける差別、言葉が通じない事による苦難や仕打ちはある種興味深い。
やはり世界はまだまだ広い。世界にはまだまだ知らない文化や習慣があるの
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.5

久々に鑑賞したがやはり面白い。いつ何が襲ってくるか分からない恐怖、閉鎖された空間の全てが観ている人の恐怖心を掻き立ててくれる。
いつ見てもあのエイリアンの造形は気持ち悪い。

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.0

ドラクエ5は何度もやったゲームで、その思い出だけで映画を観ることは出来るが、それを超えてこそ映画化の意味があるのでは?
あのラストに繋げるために散りばめられた伏線はなるほどと思ったが、これはかなり好き
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.5

女として、バレリーナとして生きることはこんなにも難しい。それでも必死で女であろうとするララの真っ直ぐな瞳に感服せざるを得ない。
体つきも違うからバレエをしててもやっぱり痛みが凄いし、足の怪我が生々しい
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

そこに生きているのにそれを証明する書類が無いだけで、その子供は存在しないことになってしまう。生まれてこなければ、親が自分を産みさえしなければこんな辛い想いをしなくて済んだのに。あまりにも残酷で悲しすぎ>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.5

相変わらず実写と見間違えてしまう程の東京の街は見事としか言えず。前作よりよりファンタジー色が強く、その中で「誰も知らない」が如く生きる子供たちが、輝いて見える。
「君の名は。」ファンもニヤリのシーンが
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

3.5

オリジナルの力が100%の作品。変に変えたりすることはなく、あくまでオリジナルに忠実に描いている。途中から泣いている自分に気が付き、やはりこの「ミュウツーの逆襲」の偉大さを感じる。
ポケモン世代の自分
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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.5

二人の男と一人の女の友情物語。お互いがお互いに足りない部分を持っていて、それが新しい世界を開いていく。
人が死んでからも、その人を知ることがあるというテーマが凄く印象的。どんなに親しくて、近しい人間で
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.0

相変わらず美しい白黒映像の映像美。二人の男女が一つなるまでの長い道のりが描かれる。が、自分はそこまでハマらなかった。
個人的には監督の前作の方が好みですね。

デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」(2018年製作の映画)

3.5

あの無邪気で、どんな時でも自分の思念を貫き、常に皆を救ってきた選ばれし子供たちが選ぶ辛く苦しい未来。大切なものを守るために大切なものを手離す。
それは彼ら以外の誰もが辿り着くことのできない結末であり、
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デジモンアドベンチャー tri. 第5章「共生」(2017年製作の映画)

3.0

共に生きるとは何か。仲間を想うとは何か。大人でも子供でもない、選ばれし子供たちが辿り着く決断が切ない。
良い感じの笑いと良い感じの切なさ、そして良い感じの迫力があって良かったのでは。さぁ次で最後か。一
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デジモンアドベンチャー tri. 第4章「喪失」(2017年製作の映画)

3.0

一度失われてしまった関係だがそこから新しくスタートさせたことが面白い。例え記憶はなくとも心で繋がったパートナーであることを認識させられる。
ただし、さすがに進化のシーンはマンネリな感じがする。初見の進
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デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」(2016年製作の映画)

3.0

シリーズが大きく動き出す3作目。遂に選ばれし子供たちが再び冒険に出る。かなりの辛い場面もあったが、文字通りリブートされ、再び動き出す。
映画冒頭の和田さんと水谷さんへの追悼が泣ける。

デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」(2016年製作の映画)

3.0

02メンバーも本格的に絡んでくるのかな。楽しみだね。丈とゴマモンのくだりは結構ウルっと来てしまった。
2作目なんで色んな謎が残っているのは気にしない方針で。

デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」(2015年製作の映画)

3.0

シリーズの導入なのでこの作品だけでの評価はかなり難しいが、これからどんなことが起こるんだろうという期待感はある。
デジモン1作目と02はリアルタイムで観ていたので、彼らの成長や変化が観ていてとても嬉し
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明日、君がいない(2006年製作の映画)

4.5

それぞれの苦悩を抱える若者たち。自分という存在に苦悩している彼らはしかし、自分の事を見るのに精一杯。彼等もそして私たち観客すらも気にかけていなかった存在がとった行動に衝撃を受ける。
誰からも興味を抱か
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.0

ラース・フォン・トリアーという人間がどのような人間か改めて認識させられる作品。女性を極限まで痛め付ける演出のトリアーは男性を主人公に据えることでそのさらに上の不快感を植え付ける。しかし一方で癖にならず>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

3.0

これまでの実写化にはないエキゾチックな雰囲気とそれを支える美術、衣装が実に秀逸。相変わらず力の入れ方が半端じゃない。
また、ジャスミンをただのプリンセスとして描くのではなく自立心のある、力強い女性とし
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ザ・ロード(2009年製作の映画)

4.5

世界の終末を南に歩く親子の物語。理性を失い、優しさを失い、心を失った世界で、親子は善き者であろうとする。その一方で万が一の時には子供に自ら命を絶つように教える。であればなぜ父親は母親にこんな世界で子供>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.5

アイアンマンと言う大きな存在を失ったスパイダーマンの新たな戦い。ヒーローとしての責任感と自分自身の願いの間で揺れるピーターは物語が大きくなるMCUの中にあっても共感できる物語。
自らのホームから遥かに
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