にしくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

にしくん

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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

申し訳ないが、今年最低の作品。ストーリーの展開は強引すぎるかつご都合主義過ぎる。今まで築き上げたものに意味があったのかと疑いたくなるレベルで酷い。
加えてジーンの描き方が良くない。あの程度の生易しいや
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

他人の恋に対してあーだこーだ言ってはいるものの、それが自分への皮肉だったりする。人の恋愛模様は不条理な事の連続だと感じる。
その中でその当事者がどのような決断を下すのかはその人次第。何かを変えるために
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カビリアの夜(1957年製作の映画)

3.5

カビリアはどんな事があっても生きていく。カビリアに近づく男は訳ありの男ばかり。死にたくなるような残酷な現実に
直面したとしても、それでもカビリアは生きていく。
久々にフェリーニの作品観たけどやっぱり女
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.5

自由に憧れ、自由を語り、開かれた世界を夢見た少年少女に待ち受ける厳しく残酷な現実。自分の内に抱える想いや考えを口に出すことすら許されず、権力に翻弄される若者の姿が胸を打つ。
権力の策略に嵌められ、友を
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.5

女性の権利のための戦い、その最前線にいる一人の女性の物語。細い体からは想像も出来ないほどパワフルなエネルギーの持ち主で、なおかつ茶目っ気がある彼女の素顔に注目。
85才になってもそのエネルギーが衰えな
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大怪獣スペクタクル映画としての完成度はかなり高いが、謎の行動を取る登場人物にイライラが止まらない。特にエマは非常に腹立たしい。
芹沢博士は今回の主役と言っても過言ではなく、特にゴジラに行ったある行動は
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

4.0

子育て、妊娠と出産、何もしてくれない夫、息子の学校での問題。抱える問題は山積みなのに、それをこなすことも、誰かに思いの丈を吐き出すことも出来ない。そんな日々に忙殺される。
子守りが来てから彼女にとって
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

おっさんピカチュウが色んな意味で可愛い映画。ミュウツー世代には懐かしさを感じるような場面もあったりするのはプラス。あと、フシギダネが異様に可愛かったですね。
ポケモンのCGも良くできていて、弱冠オリジ
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死霊館(2013年製作の映画)

3.5

徐々に大きくなる異変の数々、不気味な地下室、確実に牙を向けてくる悪霊。古典的ながらも王道の楽しさを味わえるホラー映画。
「ソウ」や「インシディアス」などジェームズ・ワンらしさが存分に出ているのもプラス
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

特別でありたい、平凡は嫌だ、そんな誰もが抱える葛藤を間違った方向に吐き出してしまう若者の物語。
映画のように華麗な強盗計画を思い付き、それに酔いしれるその様は若者らしい初々しさがあるが、いざその瞬間に
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シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

4.5

国家権力による国民の監視はもはやフィクションではない。現実にそれが行われている事実に恐怖する。国家の安全のためという大義を振りかざし、人権の侵害を正当化していることが恐ろしい。
映画としても非常にスリ
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.0

ある意味安心してみれるジャッキー映画。プロジェクトAみたいに派手に小物を使って立ち回るのではなく、カッコ良さの中にも渋味を感じさせる。
ただしもう一回観たいほどの作品かと言われればNO。何も考えずにそ
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多十郎殉愛記(2019年製作の映画)

3.0

浪人多十郎が守りたかったものは女か、弟か、その両方か。世を捨て、故郷を捨て、節を捨てた男が最後に捨てられなかった物。
切なく儚い、でも美しい愛を高良健吾と多部未華子が見事に奏でる。多部未華子は魅力全開
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.0

頭が狂いそうになるほどの映像演出。キャラクター一人一人がジワジワと、確実に壊れていくその姿が恐ろしくもあり、同時にある種の魅力すら感じる。
エレン・バースティン、ジェニファー・コネリーの女優陣が崩壊し
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

マーベル・シネマティック・ユニバース11年の全てがこの為にあったと思える作品。絶望の淵にあったもヒーローたちは勝つことを諦めなかった。
前作ではなし得なかった、ヒーローたちの全員集合。まさにアッセンブ
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

2.5

ドラッグは一度ハマると抜け出せないというのを繰り返しに描いている。しかし、少々説教臭くはないか?
実話が基になっているし、もちろん薬物中毒に陥ってしまうことの恐ろしさと、その事がいかに自分や回りの人間
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.5

これまでのDCにはいなかったタイプのヒーローてあり、作風。ひょんなことで超人的力を手にした少年がヒーローとして戦う決心をするまでを描く。
ダークでシリアスな作風が多かったDCユニバースにおいてここまで
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荒野にて(2017年製作の映画)

4.0

天涯孤独の少年は走れなくなった競走馬は二人で荒野を歩き続ける。少年が馬に自分の人生を語る。そこに広がるのはひたすらに広がる荒野。
少年が手綱を離してしまったその瞬間、馬は命を落としてしまう。旅のともを
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.5

敵の懐に大胆に飛び込む度胸にドキドキ。人種差別に立ち向かう警察官を決して英雄に見せるのではなく、あくまでありのままに見せる。
デンゼル・ワシントンの息子がスパイク・リーの作品に出演するという奇縁が何と
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

2.5

前年よりはまだ観れる展開ではあるが、いまいち消化不良な感じが否めない。キッドの活躍はまあまあだが、そのライバルキャラになりつつある京極は微妙な活躍。
最後の場面も今までの蘭を京極に入れ替えただけに見え
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.5

マイケル・ベイには絶対に作れないトランスフォーマー。バディムービーになったこの最新作はこれまでよりもよりハートフルな展開になっている。
作中に出てくるブロンド美女よりも、男の妄想を激しく掻き立てるヘン
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バイス(2018年製作の映画)

3.5

アメリカを、そして世界を餌にしてきたチェイニーの人生がブラックに描かれる。コメディな作風だが、その事がかえって私たちに一層の恐怖を感じさせる。
クリスチャン・ベイルの演技とその役作りは凄かったが、個人
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洗骨(2018年製作の映画)

3.5

辛い想いをしてでも続けられるその土地固有の風習。それは命という、先祖代々受け継がれてきた奇跡への感謝のため。
失われる命があるのと同じ様に、生まれ来る命がある。その営みと今一度向き合い、感謝するための
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

家族をないがしろにしてきた男が犯罪に手を染めたことで初めて家族との時間の大切さを知る。
花は時間をかけなければ綺麗には決して咲かない。それは家族も同じ。家族という枠組みだけでは、本当の家族になることは
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

美しく逞しく、そして強いニューヒーロー誕生。若き日のシールドのエージェントとの戦いの中から生まれたのがアベンジャーズ計画だった。
そして最後のパズルのピースが埋まった。キャプテン・マーベルに熱狂してい
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ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.5

理不尽な暴力で無実の友を奪われた女子高生は、偽り続けた本当の自分に別れを告げ、声をあげて闘うことを誓う。
人が人を憎む姿を見て、心を蝕まれるのは子供たち。愛情を示せば愛情を、憎しみを向ければ憎しみを返
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劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル(2019年製作の映画)

4.5

まさに平成ウルトラマンの集大成、そしてウルトラマンルーブの劇場版として見事な作品。
ウルトラマンルーブという家族が大きなテーマの作品に家族に対して暗い背景があるジードを登場させることで、より家族の絆が
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サンセット(2018年製作の映画)

4.0

何故自分は帽子店から離れなければならなかったのか、何故自分は兄の存在を知らなかったのか、何故自分は何も知らないのか。
答えを探し続けるイリスに対して世界は無情にも何も教えてくれない。何が本当なのか、何
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.0

無実の罪で投獄された男と、その男の子供を身籠った女の悲しい物語。
何もしていない投獄される、そしてそれが平然と起きていたアメリカの闇の深さが恐ろしい。
途中少し眠かった。

Noise ノイズ(2018年製作の映画)

3.5

悲劇の地、秋葉原には今も愛を求めさ迷う人たちがいる。満たされてる人間なんて誰もいない。皆自分の居場所を探してもがいている。
この映画の登場人物は皆、家がありながらも、その家には居場所がない。親から、子
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

心が温まる映画であることは間違いないし、ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリの演技も良かった。
確かに巷で言われているように白人視点が強すぎる気がしなくもないが、実話だし二人の友情がメインなので僕
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

3.0

ドラえもんの映画を再び劇場で観るようになってしばらく経つが、近年の中では面白い方ではないだろうか。
異説定説といつもより頭が良い感じのストーリーテリングになっているのは脚本家の影響か。
オープニングで
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

2.5

脳ミソ筋肉男と脳ミソ筋肉ゴリラによる大乱闘祭り。ゴリラに狼にワニによる大怪獣の暴れ合い。
キングコングの焼き増しレベルでしかないが、全く何も考えなくて良い映画なので観ていて気楽。
軍の兵力よりも強力な
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