ひーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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画家と泥棒(2020年製作の映画)

2.5

異常に評判が良いがそこまで大傑作という訳ではなかった。
良い映画ではあるが過大評価だと思う。

精神(2008年製作の映画)

2.6

患者達の言うことがどこまで事実なのか分からない。
精神疾患の妄想症状にも見える。

祝福~オラとニコデムの家~(2016年製作の映画)

2.8

子ども二人を捨てて、無職のDV彼氏の元に走って、その男との間に赤ん坊を作った母親にも軽度知的障害か発達障害がありそう。

長男の自閉症はこの母親からの遺伝したのでは?
母親は14歳の長女に赤ん坊の育児
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池袋母子死亡事故 「約束」から3年(2022年製作の映画)

5.0

娘に免許返納するように何度言われても頑なに返納しない81歳の高齢運転者(すでに3回物損事故を起こしている)が、「加害者も許されなければならない」「被害者も忘れて諦めなくてはいけない」と言っていて腸煮え>>続きを読む

楳図かずお恐怖劇場 DEATH MAKE(2005年製作の映画)

2.8

原作を読んでいないのでタイトルのデスメイクの意味がよく分からない…
巨大カマキリのシーンは『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』を思い出した。

乾いたローマ(2022年製作の映画)

3.2

記録的な水不足により人の心までカラカラに乾いたローマに、とうとう恵みの雨が降る
この雨は悪化した人間社会や人間の心を潤す雨となるのだろうか
いや、我々の問題は我々自身の手で解決するしかない
現実を予見
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.0

武蔵野館にて舞台挨拶付きで観る
繊細で優しすぎる主人公達は、そうでない人々よりも悩み苦しみ、深く傷付いてしまう
彼ら彼女らは弱い人間なのか
いや、他者に寄り添える優しさを持つ人は私などより遥かに強い
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ノスタルジア(2022年製作の映画)

3.8

40年ぶりに故郷へ帰ってきた主人公、しかしあの懐かしい場所や親しかった人々は、この長い年月で他者と化していた
本物の故郷とは、まさに自分自身の思い出の中にしか存在しないのかも知れない
故郷という幻想を
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旅するローマ教皇(2022年製作の映画)

3.5

ローマ教皇が一瞬ダリオ・アルジェントに見える瞬間がある

シャークストーム(2021年製作の映画)

4.4

いやちょっとびっくりするぐらい面白かったしまともだったわ。

B級サメ映画の中ではSSSレベルの傑作だった。
BS12のサメ映画を4本全部観たが、本作はぶっちぎりで良く出来ていた。
人間ドラマもよく、
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独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

3.5

『独裁者たちのとき』ソクーロフ監督のQ&A付きで観た
私が送った「戦争勃発後、生活やお仕事はどのように変わりましたか?プーチン政権から圧力は受けましたか?」と言う問いに対して「圧力は特に感じていない。
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妖怪の孫(2023年製作の映画)

3.4

安倍晋三元首相一家の3代に渡る政治を取り上げた本ドキュメンタリーは、彼らが日本社会と日本に住む全ての人々に与えた影響を検証する
本作のような映画を制作・上映できる、言論と表現の自由がある社会を民主主義
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.2

#さよならブギーマン
デヴィッド・ゴードン・グリーン監督『ハロウィン THE END』観る
全て終結したかに思えたブギーマンの事件、しかし人々の恐怖は終わらない…
我々が本シリーズを忘れない限り、ブギ
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ELECTRIC DRAGON 80000V(2000年製作の映画)

4.0

とうとう運命の出会いを果たした主人公二人は、東京の片隅で苛烈な電撃バトルを繰り広げる!
彼らは今日もまたこの東京のどこかで戦っているのかも知れない
観客を頭のてっぺんからつま先まで痺れさせるまさに電流
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幻滅(2021年製作の映画)

-

公式さんにプレゼントされた招待券でフランス映画『幻滅』を観たんよ
これは完全にバンジャマン君のアイドル映画ですねえ!
(随分女優さん達に迫力があるな…)と困惑してしまったのだが、バンジャマン君の可愛さ
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狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.3

自身の全てを賭け全力で暴走する主人公達、彼らは誰にも止められない!
死ぬ気で狂い咲き、そして花火のように潔く散って行く彼らの、熱烈で真っ直ぐな生き様を見よ!
映画への若きエネルギーに満ち溢れた凄まじい
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くつやとこびと(1960年製作の映画)

3.6

国立映画アーカイブにて神保まつえ監督の人形アニメーション『くつやとこびと』『もりのおんがくたい』『しろいぞう』『セロひきのゴーシュ』『泣いた赤おに』観る
生き生きと歌い踊る人形達は、時に人間よりも人間
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淪落の女の日記(1929年製作の映画)

3.0

4年ぶりに再見
ヒロインら多くの女性達を「淪落」させたのは、不寛容で冷酷な社会だった
誰も淪落することのない、少しの愛と思いやりがある社会を今こそ作って行かなければ
100年前から現代に問題提起する元
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月見草(1959年製作の映画)

2.8

恋に破れたと思い込んだ若きヒロインは、絶望のあまり崖から飛び降りる!
一つの恋に命まで賭けられる若者達の狂わしいほどの情熱、これが青春の持つパワーなのか…
若き日の新人、大島渚監督が脚本を手掛けたメロ
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わが映画人生 黒澤明監督(1993年製作の映画)

3.6

国立映画アーカイブ『わが映画人生 黒澤明監督』大島新監督トークショー付きで観る
黒澤明監督の映画観、知られざる映画制作の舞台裏、そして未来を担う映画人への想いが今語られる!
日本を代表する映画監督、黒
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.4

良い子の仮面を被ったエスターより怖いもの、それは幼い妹を殺害しておきながら幸せ家族を装う一家の方だった!
本物の狂気は精神病院でもスクリーンの中でもなく、我々のすぐ側に潜んでいる
更なる悪を描く『エス
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.0

ホワイトシネクイントにてダーレン・アロノフスキー監督『ザ・ホエール』観る
体重272キロ、まさに鯨のような主人公は、海辺で戯れる幸せだった頃の夢を見る
俗世の苦しみや痛みから解放された彼が、海を泳ぐ白
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それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

3.2

物語が主人公ボクの主観で進み「疑わしき語り」になっているため、ボクが本当に冤罪なのか分からないところが秀逸
だから本作が冤罪被害を描いた映画だと評されることには違和感がある

トリとロキタ(2022年製作の映画)

4.4

過酷な環境で懸命に生きようとする幼いトリとロキタ、しかし冷酷な社会は助けを求める二人の手を振り払う
この現実にいる大勢のトリとロキタ達が、安心して暮らして行けることを願うと同時に、自分なりに彼らに手を
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少年(1969年製作の映画)

3.6

国立映画アーカイブにて大島渚監督『少年』小山明子さんのトークショー付きで再見
当たり屋一家に生まれ困難な人生を歩むことになった主人公の少年、これは決してフィクションなどではない
今もなお存在するであろ
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零落(2023年製作の映画)

3.5

ユーロスペースで竹中直人監督の舞台挨拶付き『零落』観た
ファンのアカリちゃんは本当に存在していたんだね!
良かった!
てっきり奥さんかお母さんが架空のアカウントを作って、ツイッターで応援メッセージを送
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GOLDFISH(2023年製作の映画)

3.3

舞台挨拶付きで観る
かつての人気バンドだった主人公達は、音楽にかける情熱と友情で再びステージへ返り咲く!
何歳からでも戦える、何歳からでも夢を叶えることはできるのだ
年齢を理由に夢や目標を諦めようとし
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翼は心につけて(1978年製作の映画)

3.6

中学生ながら大病を患い不自由な体となってしまった少女、しかしいかなる困難にもめげず、夢に向かって努力する彼女の心は誰よりも自由だ
決して病気に負けなかった彼女の強さと明るさを、大人の我々こそ見習わなく
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自分革命映画闘争(2023年製作の映画)

5.0

ユーロで石井岳龍監督『自分革命映画闘争』3回観た
人間が自己表現の一つとして武器にしている映画は、太古の洞窟壁画から始まっていた
テクノロジーの発展により様々な姿を見せるようになった表現、未来の表現は
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ダークグラス(2021年製作の映画)

5.0

武蔵野館で初日朝一のダリオ・アルジェント監督『ダークグラス』を観た
アルジェント、ありがとう
ただありがとう

初見時は犯人に意外性を感じたのだが、再見すると音楽の使い方やシーンの繋ぎ方など、明らかに
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エンジェル・ダスト(1994年製作の映画)

4.5

実は初見
謎の連続殺人、探偵役の主人公が事件に巻き込まれ被害当事者になる、精神分析的アプローチなど、まさにダリオ・アルジェントだ!和製ジャーロだ!と思った
石井監督の映画は本当に一本一本作風が違う!
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

2.3

なんかよく分からなかった…
話に全然付いて行けなかった
誰でも理解しやすい内容かと思ったら完全に一見さんお断りだったわ

社会のアウトローであった主人公達は、愛のため正義のため危険な冒険に繰り出す!
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