キンキンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

キンキン

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プレイタイム(1967年製作の映画)

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 この映画には、観客を楽しませようという遊び心が満載でまるで間違い探しのようにスクリーンに釘付けになってしまう。撮影の為に「タチヴィル」と名付けられたどこにでもあるような街のセットを作っては、そこで働>>続きを読む

フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

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 亡きバウスシアターの爆音上映で観た思い出の一本。本作でアレクセイ・ゲルマンを初めて鑑賞。

 もともと、映画で脚本を読み解くのが苦手で、本作は難解なこともあって普段なら寝てしまうような混沌と狂騒が続
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光と禿(2016年製作の映画)

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クリトリック・リスのスギムを主演に迎えた映画ってことで、知る人は「え!あのクリトリック・リスが映画に!?」と言う、食い付き。

内容はスギムと盲目の少女の関係が仲良くなるって感じなんだけど、なんだか実
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フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

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名画座に向かいながら、水曜日のカンパネラ「マリー・アントワネット」を聴いていたのだけど、「華の都はパリじゃん 踊れフレンチカンカン」って歌詞が出て来ては、なるほど。
内容はさっぱり覚えてないんだけど、
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NAGISA なぎさ(2000年製作の映画)

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もう、懐かしくなる。60年代がではなく、小学生の頃が。通知表とかさー、くぅぅぅぅ、って。なぎさが行動する度に子供に戻りたくなったり、初恋にドキドキしたりと楽しかった。

江の島を舞台に12歳の少女なぎ
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十一人の侍(1967年製作の映画)

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十一人のそれぞれ人物背景を描くのには、やはり100分と言うなかで無理があるのか中途半端。それでも、無惨に殺された藩主の為に怒る武士達の暗殺は叶って欲しいと願う。

クライマックス、土砂降りの中で積もり
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血槍富士(1955年製作の映画)

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見ていると「幕末太陽傳」のようにも感じ、音楽もドタバタな当時の海の向こうの映画を意識したんだろうなーと思った。ジャック・タチみたいな雰囲気も。

子役がヤンチャで笑わせてくれるわ、祭の人々が生き生きし
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

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殴りたくなる。

拳骨、鉄骨が地面から起る音、血。喧嘩で飯を食っていると言う人の出会いから、ロシアのストリートファイトを参考にしたこの映画は、暴力でもあり殴打映画でもある。サウンドではあるんだろうけど
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マンガをはみだした男 赤塚不二夫(2016年製作の映画)

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「庭にお願い」「アトムの足音が聞こえる」に続き、冨永昌敬監督が手がけたドキュメンタリーの3作目。相変わらず、名前のテロップはズレている。

今回は、前2作と変わって赤塚不二夫が故人となっているので、生
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下衆の愛(2015年製作の映画)

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もう、冒頭からスタイル抜群の美女が出てきてたまらない!細い肢体に白い乳房、楽しんだ後の睡眠から疲れた体を起こしシャツを身につける。渋川清彦演じる、テツオがだらしないと印象付けるシーンでもあるけど、同時>>続きを読む

青春100キロ(2016年製作の映画)

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渋谷UPLINKにて、月刊平野勝之の特集で鑑賞。

今回はAVというより上原亜衣さん引退のために企画された一部で、ファンであるケイくんが100キロの道をマラソンし彼女に会いに行くまでのドキュメンタリー
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All Tomorrow's Parties(原題)(2009年製作の映画)

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私がライブ映像の撮影をするきっかけにもなり、製作する側の視点も初めて気にかけるようになった大好きな音楽フェス・ドキュメンタリー映画!DVDメニューからPlayを選択後に「Please Adjust T>>続きを読む

ザ・デクラインIII(1998年製作の映画)

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三部作の中では本作が記録として一番貴重だと感じた。今回は前二作と打って変わってガター・パンクスと言うLAの路上でハードコアに生きる若者達が主人公。全編に漂う、絶望、破滅、五年後十年後を聞かれた時の陰鬱>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

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禁煙中に見るもんじゃないな。この時代の婦人服を来た女性達の煙草の吸い方は、どうしてこうも様になるのだろうか?ケイト・ブランシェット演じるキャロルが指に挟んだ煙草と共に登場する冒頭が、魅惑的。艶かしくふ>>続きを読む

ザ・メタルイヤーズ(1988年製作の映画)

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前作と比べると観客の反応やライブ映像の撮り方に覇気がないように思えて、わざとこんな編集をしているとしか思えない。ポゴダンスからヘドバンになったせいなのか?女性監督だからか、セックスやクスリの話にうんざ>>続きを読む

小便小僧の恋物語(1995年製作の映画)

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まだ初めての彼女が出来なかった頃に見ては、ピュアな恋愛に憧れ羨ましくもあった1本。「好き」って言えてもさ「愛してる」なんて中々冗談なしでは言えないよ。恥ずかしくて。

幼い頃に家族を列車事故で亡くした
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バンクシー・ダズ・ニューヨーク(2014年製作の映画)

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この映画を見るまではバンクシーの作品を盗む人達は、金の亡者か作品の意味を理解しない馬鹿な奴等という印象だった。しかし、画廊のオーナーと自動車整備士達の関係を見るとその行為が違って見えてくる。また、「イ>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

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皆川七海役の黒木華が、時々蒼井優に見えたり見えなかったり…。岩井俊二監督だけに。

表情がみるみる変わって行くのに凄いなと思ったんだけど、それよりも震えたの里中真白役のCoccoである。「ほぼ素じゃん
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ブラス!(1996年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

才能が無いブラスバンドが次第に決断していき優勝を目指すと思いきや、実力があるも崩壊していくコミュニティの中で音楽によって希望を失わないようにする話だった。90年代のイギリス映画では、サッチャー政権に苦>>続きを読む

ステレオ/均衡の遺失(1969年製作の映画)

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クローネンバーグの処女長編作。近未来、テレパシーの実験に取り込む科学者たちが被験者の男女を隔離して研究を行うも、被験者の一人が次第に精神に異常をきたし…。

驚いたのは、この時から科学批判、エロチシズ
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ザ・デクライン(1980年製作の映画)

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お客さん6人ぐらい!渋谷HUMAX、極悪レミーの追悼上映した映画館だけあってフィルムのぷつぷつと言った音や、ファズの歪みと動物のような歌声が荒々しくてクール!ディズニーストアの上にある映画館で、「俺の>>続きを読む