ソニこうさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

11時の予約(2016年製作の映画)

3.8

★上質なすれ違いコント、ではなく映画。

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めちゃくちゃ好きでした🤣。精神患者が自分のことを「私が精神科医だ!」と言って譲らない。そんなドタバタ会話劇に、笑って
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.5

★人は皆、死へ繋がる道「グリーンマイル」に立っている。

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死刑が執行される部屋までの道を、グリーンマイルという。その道を歩きゆく死刑囚と看守を描きながら、「
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.0

◎成長なんかしなくていい。前なんて向かなくてもいい。思い出とともに生きろ。

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「くれなずめ」とは、「暮れなずむ」を命令形にした造語。"夕日よ、永遠に暮れるな"
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.1

★「お前の人生はつまらない」と否定してきた相手を、許せるか?

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きっと誰しもが、映画のような人生を送りたいと思っている。リスクをとって、自由を手にしたい。ま
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.5

★不完全な世界で、一生懸命にもがく人々の心温まる物語。

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脱獄犯と、その人質となった少年。逃亡生活中に育まれる奇妙な友情に、胸が熱くなる。

きっと誰もが完璧
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.4

◎ ジム・ジャームッシュ独特のオフビートな笑いで、惹き込まれる会話劇。

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本来ならば出会うはずもなかった3人。彼らは、獄中の一室で出会うことになる。

そこ
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

2.5

◎鑑賞者の人生経験と、行間を読み取る力によって、面白さは変わりそう。

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解説ブログを読んで、じわじわと感動が。そして自分の人生経験のなさと、行間を読み取る力
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

★淡々と、着実に心が侵されていく恐怖。

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めちゃくちゃ怖い映画だった。静かな日常の中で起こる、静かな殺人シーン。それを淡々と描く演出が、冷や汗をかいてしまう
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.4

◎人の優しさにふれる、旅物語。

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主人公は、疎遠となっていた兄のもとを訪れるべく、旅を始める。旅の相棒は、時速8kmの芝刈り機。ゆっくりゆっくり進みながら、さ
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サイコ(1960年製作の映画)

3.3

◎煽り立てる音楽が、サイコパスの狂気を爆発させる。

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演出がすごい。有名なシャワーシーンもそうだが、サイコパスが登場したときのおぞましさは圧巻。あの煽り立て
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めまい(1958年製作の映画)

3.5

★文字通り「めまい」をもたらす映像体験が、観客を迷宮へといざなう。

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高所恐怖症の主人公は、あるシーンで階段の上から下を見下ろす。そのとき、めまいに襲われる
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

4.0

★消えゆく記憶の中で、忘れなかった大切な人。

会ったこともない。どんな人なのかも知らない。けれど、心はずっと覚えている。

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ストーリーの後半に差しかかるにつ
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.3

★本当に醜いのは誰か。

「目に見えないもの」を想像することの大切さ。

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本作は、実在したある"化け物"の物語。プロメテウス症候群と呼ばれる、顔面や骨格など
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インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者(2018年製作の映画)

3.8

★計算され尽くした策が水面化で衝突。

どの登場人物も信用できない、上質サスペンススリラー。

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ネタバレ厳禁なのでストーリーには触れないが、一つだけ言えるとす
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

★ずっと彼らの会話に浸っていたくなる。

彼らのその後の人生を、ずっと追い続けたくなる。

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一作目の『ビフォア・サンライズ』があまりにも良すぎたので、二作目
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.8

★「ナチス」ら悪党を、狂ったほどの残虐さで滅多撃ちにする復讐コメディ。

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色んな映画を見てると、ナチスを扱った作品に出会う。それらの映画を見終えた頃には、いつ
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.9

★情熱を持ち続けることの偉大さ。

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この映画は、観客を選ばない。万人の心に響く、温かさで包まれた映画だ。

主人公はある夜、空を横切るロケットに心奪われる。そ
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

1.5

◎フランス映画のような"感性に訴えかけることに全振りした作風"は、苦手。

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いや〜自分には全くハマらなかったです。グザヴィエ・ドラン監督が手がけた『Mommy
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.5

★「人間関係の希薄さ」を、あまりにも残酷に描いた傑作映画。

ラストは、絶望で涙する。

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かつて親友どうしだった3人の少年は、ある事件をきっかけに疎遠となり
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裏窓(1954年製作の映画)

3.4

◎主人公の目線と、鑑賞者である我々の目線が一致し、不思議な映像体験をもたらす。

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足を骨折して動けない主人公は、裏窓から近所の人々の生活を覗き見て過ごす。そん
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

2.0

◎ドラマチックなシーンは皆無で、盛り上がりに欠けた印象。

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Facebookをめぐる醜い人間関係を描いた本作。個人的には、もっとマークザッカーバーグ自身の生き
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

2.5

◎何も考えずに観れる、ゾンビコメディ。

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エドガーライトの映画は、とにかくテンポがいい。音楽の使い方が独特で、さらっと観れる映画ばかり。

ただ本作に関しては
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

2.7

◎ガリレオではなく、火曜サスペンスを見終えたような感覚。

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ガリレオシリーズの大ファンで、これまでの映画・ドラマはほぼすべて見てきているのですが、本作は期待は
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.4

◎「真実を知りたい」という欲求は、身を滅ぼすのか。

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バイオレンスな場面は一切ない。しかし、体の芯からゾクゾク震え上がらせるような、かなり新鮮な恐怖がラストシ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.2

★高校時代のリアルを思い出せる群像劇。

この映画には、あなたに似た人間が必ず存在する。

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派手な演出はないものの、だからこそあの頃のリアルが蘇ってくる。た
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.7

★本当の母になる。

愛が芽吹いていく過程が、なんとも愛おしく、なんとも切ない。

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あるシーンで、トランスジェンダーの主人公がひどい醜態にさらされる。それを
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.0

◎言葉にできない惨状。

戦争を疑似体験できる120分。

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本作はベトナム戦争の最前線で奮闘した兵士たちの物語。

ただ銃撃戦を見せられるだけでなく、登場人
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.2

◎鑑賞者のIQを試す、超難解サスペンス。

この映画を面白いと思えたなら、その人は天才。

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めっっっちゃ難しかった。でも分からないのにかなり惹き込まれた。分
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.7

★誤った思想が、人を残虐にする。

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誰かを痛めつけると、その痛みは跳ね返ってくる。罪の意識として。だから普通の人は、残虐なことなどできるはずない。

けれど誤
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.8

★すべてのワンシーンが、美しい景色と美しい言葉で彩られている。

旅の道中で出会った男女の、朝日が昇るまでのラブストーリー。

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舞台となるのは、宮廷文化が根付
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.0

◎大いなる力を目の当たりにしたとき、人は呪縛から解放される。

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本作を身終えた後、悔しくなった。「この映画、絶対面白いはず!でも良さがよく分からん!」

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隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

3.8

★この映画から伝わってくるメッセージに、一切の救いなし。

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隣人トラブルが発展していくサイコスリラー映画かと想像していたが、かなり趣は違った。国全体をも巻き
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

★「好きなこと」と「向いていること」
……どっちを選ぶのが、幸せか?

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たった1時間で、こんなにも色んな感情が込み上げてくるなんて。めちゃくちゃ素晴らしい青
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俺を早く死刑にしろ!(2022年製作の映画)

3.4

◎気狂い死刑囚が信仰に目覚め、愛を知っていく物語。

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序盤からプンプン臭う、この感覚。「まるで舞台を見ているよう」と思っていたが、実際にそうだとわかる。監督さ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

★名作として語り継がれてきた作品は、ただちに見るべし。オマージュして制作された作品と出会う前に。

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察しが悪い方でして、「真犯人はお前だったか!」とまんまと騙
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

★ラストの衝撃に、息ができなくなる。

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映画を見るのは、色んな価値観を知り、色んな感情に出会うためだ。それでいうと、本作は今までに感じたことのない感情を私に
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