90年代初頭。バブルが花火の様に弾けて散る様子を、儚いものとして見るか、残酷さを見るか、虚しいと見るか。
何かを見る時、どこからどう見れば良いのか、大人たちが混乱のさなかにあった時代に、子供たちは、>>続きを読む
小松奈々扮するエクソシストの妹が、個人的にはエクソシスト界隈で二番目に好き(一番はもちろん、キアヌゥ)。あんまり霊力ないのもいいね。お姉さんの方は怖かったし。
そんなに残虐じゃなかったぞ!ヴェノムも「いやぁ、そんなにですかねぇ」って思ってるはずだ!
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この映画に関しては、町山智弘さんの評が秀逸だ。
曰く、イーストウッド監督は一発でシーンの撮影を終わらせる事を信条としているそうだ(と、確かその様な事を言っていた)。
結果、最高の演技を練るため試行>>続きを読む
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先ずは一番の引っ掛かりポイント。
ゴジラは核エネルギーを消化しているのでは、という仮説を立てた尾頭課長補佐に、映画公開当時はまだブレーク前だった高橋一生扮する安田文化省課長が言う台詞が、以前から不可>>続きを読む
「同じビッグ・アップルの虫のくせに」なんて言うもんか。
日本版を継承しようという気持ちはとても感じる。でも、同じ役者を使ったお陰で、トシオが声変わりしてる。
この映画の素敵なところは、レトロ・フューチャーならぬフューチャー・レトロ な描写と、あとは「この場面のフィルムは失われています」って映画の途中でテロップが出るところだね。それ自体がロマン。
個人的なこの映画の白眉は、ビートたけしと大森南朋が演じるヤクザのこの会話。
大森南朋「僕も行きますよ」
たけし「お前、死ぬぞ?」
大森南朋「いいですよ」
(ちょっとうる覚え)
これからこの映画を>>続きを読む
『コンタクト』は、時間の捉え方に関する貴重な視点を与えてくれるという意味で、ライフ・ハックな映画だ。ラストのあの風景は「死ぬまでに見たい見たい絶景」。
抽象的な映像主義の映画かと思ったら、全く違って隅々まで具体的な映画だった。なんてスマートで洗練されていて娯楽的なんだ!
ストーリーが進むにつれてアクセルがどんどんかかって行く。主人公と同じくらい悪者の設定と描写が上手だった。
でも、クリスチャン•ベールまでマシューマコノヒーに似てきた。困った!
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自分の事を負け犬だと思っている子供を徹底的に救済する映画で泣きそうになってしまった。ヴィランを皆んなで虐め殺す「イット殺し」も健在。
「煉獄」を表す様な映画の編集。最後のシーンは大団円でも大悲劇でもなく、悪夢から醒める直前の一瞬の様な終わり方。夢から醒めても悪夢は続いていく、と暗示させられている気がする。