きよこさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

きよこ

きよこ

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ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

3.8

「ブラックメタルって何? 」

私の中でそっから始まった。。。
真逆の世界にいる私なのになんとなく惹かれて鑑賞。。。観客は15人。小洒落た若者?がちらほら。女子1人笑笑。

少なくとも3回は心の臓が止
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くれなずめ(2021年製作の映画)

4.5

なんだかわからないけど愛おしい時間をもらった感じ。くれなずめって暮れなずむの命令形で形容し難いほどのなんとも言えない愛おしい時間っていう意味もあるってぴよぴよさんのレビューで知って、もっともっと好きに>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.8

観終わって身体が熱くなっていた。アクションシーンは毎回凄くて、今回は限られた空間の中で閃光のように飛び回る。ストーリーはラストにふさわしく頬の傷と逆刃刀の謎が明かされるけどやや冗長だったかな。

各キ
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僕が跳びはねる理由(2020年製作の映画)

-

言いたいことが口に出して言えない世界
あなたならどう生きますか?

そう突きつけられて絶句してしまった事実
彼らの感覚と映像やカットがリンクしていて
彼らの世界をほんの少しだけ想像していく



「彼
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.1

評価が割れてるけど私のフォロワーさんは評価高かったので楽しみにして久々に映画館にきちゃいました😊いやーこれ凄いです。まじで。ストップモーションアニメを1人で7年なんてね😱


なんとなく男子の割合が多
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.3

遅まきながら初鑑賞。イヤミスの傑作。
冒頭の「犯人はどっち?」という上司の質問から徐々に風呂敷を広げていく。終始警察の誤捜査と暴力にふりまわされてこれで大丈夫なの?なんて観客は心配してしまう。ごちゃご
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.7

短編の衝撃は今でも忘れない😱
ぞわぞわして息ができなかった。。。

この長編は一人の男の再生の物語。深い闇に包まれていたが、今でも常態化しているスキンカラー、ジェンダー、人種、人権問題を決して忘れては
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

はじめは盗むことだけだった
盗んだものは誰かに渡したり
理由は仲良くなれるから
でも彼と出会って
自分の中の扉が開いて
止まらない衝動に
罪悪感も違和感も感じない
だからサイコパス?

欲しいものはど
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.7

731部隊の史実を元に、大好きな濱口監督と黒沢清監督のタッグに期待度は高まっていた。もちろん銀獅子賞も😭

光の使い方がとてもよかった。特に蒼井優の美しい表情に重なる光と影。壮大なテーマであるのに、描
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.7

実話ベースと評判の良さが悪さして、正直ちょっと苦手だった。素直で少し発達障害のある主人公がヒーローになり転落していく様に違和感しかなかった。なぜか松本サリン事件を思い出した。被害者なのに加害者扱いされ>>続きを読む

ベイビーティース(2019年製作の映画)

5.0

前衛的で時代を超越した傑作😭

そう言ってしまうと壮大すぎて勘違いされるかもしれないがそう言いたい。シャノン・マーフィ監督のセンスがとにかく素晴らしかった。満点💯
今後も追っかけたいな。

映像やカッ
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.4

「きっとここが僕の家」

久々の休み
遅い朝食のあとにこの映画はたまんないな😌
そっとそっと優しく包んでくれる

何もかも投げだして
すっ飛ばして
どっかへ行きたくなる

大事な人を失ったもの
正義の
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.1

「エンドロールを見逃さないで!」


ミナリってなんだろう?あとで調べようかな?ってそう思いながら観た☺️そしたらせりのことだって教えてくれたのはあの強烈な花札おばあちゃん😉


アカデミー賞有力とか
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.1

「誰かを思いながら潔く在りたい」

そう思わせてくれる余韻のある映画だった。

舞台はデンマーク。美しい田園風景を切り取りながら叔父と姪の二人の生活を辿る。

台詞は少なくBGMもない。生活音だけの2
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

4.1

邦題ナイスぅ💜💜💜💜


昨日TVで偶然、ラミレスの家族の話を観た。
彼の長男はダウン症。
それを知って大変だろうな、可哀想だなと思ってしまうのが至って凡人。私も少なからずそう思ってしまったから。
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Red(2020年製作の映画)

3.0

「あんた心底男に惚れたことないでしよ?人間さ、どれだけ惚れて死んで逝けるかじゃないの?」

余貴美子姉さん。。。
この言葉だけがめちゃくちゃ刺さった。。。

あとは、うーん🧐
至って鬱屈としていて愛が
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

「死ぬわけにはいかないからなあ」

13年ぶりに娑婆に出て仕事を得ようと奔走する元ヤクザの三上。生い立ちはどうであれ、短気で無駄に真っ直ぐでそのクセ、頑固でめんどくさい。淡々と彼の日常に寄り添いながら
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

4.1

後編は重苦しい雰囲気から始まる。全体的に冗長だが、主役の末永にはあまり語らせない。周りが語る。社会問題がてんこ盛りでちょっと混雑していた。語らせすぎ?なのは前編と同じかな。


彼に対しての叱責、罵倒
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

4.0

森山未來は魅力的だ。ともすれば、ぎらついた少年にも見え、くたびれた中年にもみえる。腫れぼったい眼は眼光鋭く、まるで打たれ続けてきたボクサーのようだ。錆びた感じもして、あんな負け犬役なのに濁った光を放っ>>続きを読む

下女(1960年製作の映画)

3.7

いやーーーーーーわろたーーー😂😂😂😂😂
題名は完璧です笑笑。


どんだけ笑わすのよ。キム・ジヨン巨匠。
世の中の怖ーい家政婦ものの原点と言われる所以。だって来る来る来る?って思ったらくるし、普通に立
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

映画初めはコレ🎬

久々に胸を抉られるカタルシスがあった😭気づいたら嗚咽してしまっていた。息苦しかった。それがなんだかわからなくて。言葉に出来なくて。でも愛おしくて。。。
観客は彼らとともに佐々木の思
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紅の豚(1992年製作の映画)

5.0

何度となく彼のカッコ良さにしびれた作品。
言うまでもなく傑作😭

コロナ禍で自由に映画を観られない日々。
それでも新しい挑戦を続ける人々。
芸術文化を絶やさないために。
心からありがとうと伝えたい😌
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

暖炉のショットでクラクラした😳
甘美だ。。。

そして圧倒的なラストカット
息もできず暗転する
エンドロールもあっという間で
感情が放り出される
見て、見ないで、見てるの?見てないの?
見ないの?どう
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.1

久々のレイトショー。まあこの時間だしって思ったら意外と多くてビビる😳

漫画は未読。知り合いがアニメーターで関わっていたので応援したくてアニメで26話までリピートした😊とにかく背景も綺麗で声優陣も豪華
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「そんなに面白くなかったね。」

観終わって母がボソッといった。
韓ドラが好きな母との久々の映画だった。
ちょっと寂しい一言だった。

実は私も同じ感想だった。
お互いにちょっと期待度が高かったのかも
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.2

ホロコーストものには少し既視感を覚えて最近は好んで観ていなかったんだけど、結果的にジャケットに惹かれて観てしまった私😱

これ、とんでもないものを目撃したと言った方がいいのかな😵


「炎628」「ナ
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.8

監督のオリジナルだから期待したけど少し粗くて纏りがなく感じました。その曖昧さがいいのかもしれないけど。。。俳優陣の抑えた演技は良き。


はじめは、不貞の妻に感情移入しづらくて、後半に行くにつれてやっ
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鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)

3.7

初見。鬼龍院花子は別の人だったんだ笑笑。
えーーー深く反省します😋

とにかく女優たちの魂のこもった体当たりな演技が美しくて泣ける。

しかし、夏目雅子の存在は尊いなあ。。。

楽園(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

つくづく人付き合いが嫌になる作品。


私もかなり田舎で育ったからあるあるすぎてマジで吐き気がするし、泣ける。噂話で生きた心地がしなかったり人生が変わるのも本当によくある話。

わたしもその一人。
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罪の声(2020年製作の映画)

3.9

人にはそれぞれの正義があって

存在している意味があって

人としての真実があって

深淵の矜持を持っている


その正義を振りかざすか
秘めて生きるか

選ぶのは自分


ささやかな罪を重ねて生き続
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ソワレ(2020年製作の映画)

3.7

「ソワレ」という言葉の響きに惹かれて鑑賞。


まさに夜公演。
終わりのない暗闇の中で一筋の光は彼らを包んでくれるのか。


正直、既視感は否めなかった。少しだけ「悪人」を思い出した。様々な社会問題を
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

彼らがスケボーしたり自由気ままに生きてるのをなんとなく観ていた。ただなんとなく。そしたらいつのまにか涙が溢れて仕方なかった。。。

ああ、辛いなあとか、誰かそばにいてくれないのかなとか、わかっているの
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

遠い意識の中で一番初めに音に触れるのは

母親の鼓動、柔らかな声、父の笑い声

命が輝き出した瞬間

そして命が消えるその瞬間まで

音は寄り添ってくれる



思い出が詰まった歌

大好きな映画
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BREAK THE SILENCE: THE MOVIE(2020年製作の映画)

5.0

フィルマの私のフォロワーさんは絶対観ないだろうこの作品。。。

いや、控えめに言って最高💕

BTSを知っている人からしたらかなり辛いドキュメンタリーになっています😱アイドルとしての名声を得て今、ビル
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.2

高校演劇の映像化。まさにアルプススタンドのはしの方でアオハル感満載😘脚本もほどよくて伏線回収もよくてオチが素晴らしい。カメ止めと比較する人もいるけど、、、役者の表情も少しずつ磨かれてきてじーんとしまし>>続きを読む

眠る村(2019年製作の映画)

4.0

東海テレビのドキュメンタリーはなんだろうな。粘りがすごい。クセがすごいんじゃ!ノブ風。。。笑笑。

この事件の再審が進まないのってなぜなん?検察?司法?今まで関わってきたお偉いさんへの忖度があるんだろ
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