「誰かを思いながら潔く在りたい」
そう思わせてくれる余韻のある映画だった。
舞台はデンマーク。美しい田園風景を切り取りながら叔父と姪の二人の生活を辿る。
台詞は少なくBGMもない。生活音だけの2人の日常を淡々と観せる。毎日同じ時間に起きて叔父の身支度を手伝う。朝ごはんはカリカリに焼いた食パンにヌテラをたっぷりのせる。それを頬張る叔父。姪はその横で本を読む。
昼間は2人で牛の世話。叔父はおぼつかない足取りで手押し車を押しながら働く。搾乳車が来る。時々獣医が訪ねてくる。
ふたりの時間が当たり前に過ぎていく。日常の出来事や心のなぎに観客のこころが揺れることもあるが、ふたりの間には揺るぎない時間が流れていた。
あるシーンはわたしだけ笑いながら観てた。可愛すぎて💕💕💕
危なっかしいシーンもあるけどそれにも愛が満ちていたなあ。
失ったものにしかわからないどうしようもない孤独。何かを求めると失うこともあるね。辛い時にそばにいてくれた人は大事な人だから。
希望のそばには絶望がある。
絶望のそばには必ず希望がある。
パンドラの箱に最後まで残っていたのは希望だから。
パターソン好きは観なきゃ案件。
ラストカットの潔さ。
久々に「あっ!やられた。。。」と声が出たよん🤭😘