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あの難儀な小説がどのように映像化されるのだろうと気になって観てみた。
当然小説の溢れるようなモノローグは再現しえないのだけれど、それでも小説と同じ雰囲気を纏っていてよかった。
上手く説明できないけれど、観終わった時の満足感が凄い良作品だった。
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前2作に比べてメッセージ性は弱かったような。資本主義と物質主義にふんわり疑問を投げかけるのがコンセプトなのかしら。
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絵への苦手意識を乗り越えてコミティアに出展したうらら。
昔は字がコンプレックスで出せなかったファンレターを、今回は出すことができた市野井さん。
市野井さんの一言でスランプから抜け出したコメダ先生。
迷>>続きを読む
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一歩間違えたらご都合主義展開にうんざりし てしまいそうなところを、絶妙なバランスで回避している作品。
登場人物がとにかく全員良い人だし、真っ直ぐに、どこか淡々と生きているフォレストだからこそ、常に周り>>続きを読む
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intouchableという原題があるのに、なぜありきたりな邦題をつけてしまったのか...
パリの上流階級の暮らし、黒人街の暮らしが垣間見えて興味深かった。
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シェルブールの雨傘と同じジャック・ドゥミ監督の作品。
ドゥミ監督の作品は、なんといっても色使いが印象的。
シェルブールの雨傘とは違い、今回は軽やかな淡い色合いが中心。セットか実在する場所か分からない>>続きを読む
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登場人物の変化が言外に語られるのが心地よく、暖かい雰囲気を生み出している映画だった。
年末の大掃除、栗田科学の作業着を着ていない山添くんの黒い背中がぽつんと浮いているカットと、藤沢さんにスマホを届けに>>続きを読む
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冒頭は暴力シーンが多く、重く暗い内容だったので何度か観るのを止めようかと思ったが、後半は一転して食い入るように鑑賞。
数々の理不尽によって最期を迎えた仲間たちのことを思えば、決して"終わりよければす>>続きを読む
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アメリカ政治を痛烈に皮肉ったコメディ。
もう少しアメリカ情勢に詳しかったら、随所に盛り込まれたネタを理解できたかもしれない。
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全体主義を正面から批判していて、子供から大人まで幅広い世代に向けて作られた作品だと感じた。
"夢は人格の一部を形成している"というメッセージは、「すみっコぐらし 青い月夜の魔法のコ」とも似ている。(誰>>続きを読む
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戦後作られた映画かと思っていたら、1942年公開の映画だったことに驚き。しかも、主演のキャロル・ロンバードは、2次大戦中に銃後の慈善活動を行った女優さんだとか。
劇団の作戦が全て、分かった瞬間クスッ>>続きを読む
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シェルブールの街並みと、セットや服の色づかいのコントラストが印象的な映画。
女性の服が、その時々の心情に合わせたものになっているのが良い。(ジュヌヴィエーヴ:冒頭はピンクのドレスにオレンジ色のコート、>>続きを読む
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あまりまとまらなそうなので箇条書きで。
・男性が支配する社会=実社会、女性が支配する社会=バービーワールドとし、それぞれ変わってゆこうとする結末がとても良かった。
・サーシャとその友人の意見という形>>続きを読む
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信仰という絶対的なものを裏切られた人々の絶望は、想像しえないほどのものだと思う。しかも、家庭環境が複雑で教会をより心の拠り所にしていた子供たち。
新聞もまた、小さな告発の種を素通りしてきたという点に>>続きを読む
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日本版Mamma Mia!という感じ。
登場人物が1人でも悪人だったら現実世界でよくある地獄絵図と化していたんだろうけど、物語くらい全員善人でも許されるよね。
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最後、ダニーがクッキーのお皿を叩きつけるシーンが印象的だった。長年溜まりに溜まった感情が、直後に呟いた台詞に込められていたと思う。
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本を好み、理想の世界を作り出そうとして塔に籠った大伯父に、城に自身の理想を詰め込んで芸術に逃避したルートヴィヒ2世と似たものを感じた。多分全くの偶然。
【石を積む行為に関する考察】
純粋な石だけを拾>>続きを読む