kameさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(90)
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

ベタだなと思いながら涙が零れる。子供の純粋な気持ち、大人の目線
またね、に何度も泣かされる
竹原ピストルさんハマってて良い

死体が消えた夜(2018年製作の映画)

4.0

不倫の果てに妻の殺害を企てた男が死体安置所で体験する一夜の話

殺したはずの妻に翻弄される男と切れ者刑事の辿り着く結末は途中でうっすら分かったとしても最後まで面白かった。伏線回収もスッキリのミステリー
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時間回廊の殺人(2016年製作の映画)

3.3

ある一軒家で起きた殺人事件の謎を時を経て解き明かすホラーサスペンス

前半のバーン!ドーン!のホラー演出のチープ感きついし本気でビビったが、終盤怒涛の伏線回収と密度で巻き返した
原作の「マザーハウス
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サバハ(2019年製作の映画)

4.2

双子の妹の足を齧って産まれた悪鬼と呼ばれる娘、エセ宗教を追う牧師、謎の宗教団体。仏教、密教、キリスト教の要素を混ぜわせたオカルトミステリー。少しずつ見えてくる真実と天地の反転、信じるとは

原題:사바
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.0

船の中で三つ巴の頭脳戦、削り合いを想像していたので面食らった。グロ描写は覚悟していたので大丈夫だったけど。後半のそうなんの!?の驚きは好き嫌い分かれそう。個人的に警察もっと頑張れと思ってしまったけど、>>続きを読む

アメリカから来た少女/アメリカン・ガール(2021年製作の映画)

4.7

母と妹と暮していたアメリカから母の病気の為に台湾に帰郷した13歳の少女。

アイディンティティーが揺らぎ慣れない環境で不安な心情が苛立ちとなって発露する思春期。重い病気で残される家族の心配と不安で繕え
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

4.1

40代で職を失い、今まで何やって来たんだっけとか、私って何も無いな~とか、ふと虚しくなるチャンシルにちょっと共感

うまく行かない事ばかりだけどなんだかちょっと元気になる日常のあれこれとファンタジック
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監視者たち(2013年製作の映画)

3.9

凶悪犯を監視する特殊犯罪化の監視チームに入ったを持った新人刑事が、抜群の記憶力と洞察力で監視チームの仲間と共に犯罪グループとそのリーダーを追い詰めていくクライムアクション

ベテラン班長ソルギョングの
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女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)

4.7

原題「Missing: 消えた女」

幼い娘と共に消えたベビーシッターを探すシングルマザー

二人を通して見る母、女性、社会的弱者置かれた立場、“消えた女”の声が切ない

出演お二人の熱演も胸に響く傑
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死を告げる女(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

原題「アンカー」
華やかな職業でキャリアを積んだ女性の恐怖とは
席を取られる恐怖、妊娠、出産がリスクになる社会。誰に人生を奪われるのか
始まりの死も「知ってほしい」からだった
きっかけになる“怖さ”を
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鬼手(2019年製作の映画)

4.0

「神の一手」に名前だけ出た正体不明の凄腕棋士「鬼手」のスピンオフ

復讐の為に鍛えぬいた身体と磨きぬいた頭脳で闘いを挑む、バトルアクション囲碁映画
神の一手と流れは同じだけど、こっちの方が展開が早くス
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神の一手(2014年製作の映画)

4.0

バトルアクション囲碁映画

復讐の為、刑務所で鍛えた格闘技と囲碁の力、仲間と共に悪に挑む
ほぼ漫画だけどケレン味にハマる本格エンタメ

囲碁での戦いを始めたと思ったら即バトル。冷凍庫で囲碁と格闘。
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.8

号泣した。悲しい涙では無く、人を受容する事、愛が与える何かに泣いた

そこに何があったのか、傲慢なのか献身なのか、お金を介さなければ一緒に居られないならそうするしかない、出会ってしまったらエゴでも何で
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.9

追う追われる二人が視線で表す心の機微と五感で交わる愛、永遠の謎に溺れる

2回観たいと言う人が多いのがわかる。全て拾いたくなるし解像度を上げたくなる、何よりあの二人の間に流れる物をまた観たい

画面全
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.6

仕事が終わらない────
働き過ぎて曜日感覚おかしくなってる現代日本を舞台に、謎のタイムループにチームワークで挑むお仕事コメディ。繰り返す月曜、上がる効率、高まる結束力、何も知らない上司。明日はどうな
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パラム パラム パラム(2018年製作の映画)

3.9

二組の夫婦織り成す浮気コメディ

笑った。達者な俳優陣と監督のコメディセンスでドロドロにならずに爽やかにまとまってた。ぶっ飛んでるので、不倫のドタバタは笑えたけどさすがにいい感じ風の着地はほんと悲惨す
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RRR(2022年製作の映画)

4.9

バーフバリも好きだったけど遥かに超えた

ケレン味などと言う言葉は存在しない。ひたすらかっこいい映像の嵐。インド映画のだいご味“踊る”で泣ける

大味なので、それ…どうした…?な箇所はあるものの、画面
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

鬱屈した物が爆発する瞬間ってあるよねって思うけど理由を欲しがってしまうな私はきっと
ユーモアがそんなに合わなかったのでひたすら怖い。戦争って不毛だよねって感想。犬とロバが救い。人間って面白いな

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

2.3

乗れず、終始「?」だった。潜入捜査物だと思って観ると肩透かしかも。無敵の岡田くんのアクションと坂口くんの可愛さ、MIYAVIのキャラクターは楽しめる。吉原 光夫さんが良かった!歌のサービスもあるし>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.9

森山未来とアヴちゃん、知らなかったのでびっくりした。
時代劇×ロック、あの時代の芸能を目の前で観る感覚を現代に落とし込んだのかな

原作未読なのでどう脚色があったのか分からないけど、犬王はもとの姿のま
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最後まで行く(2014年製作の映画)

4.7

開始即ピンチ。隙の無い怒涛の展開でずっとハラハラし続けて飽きる間もなく最後まで
どこか滑稽で憎めない主人公イソンギュンも良いけど、チョジヌンの魅力爆発。飄々として剛力で恐ろしすぎる…恰幅の良さが効いて
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

漫画が立ち上がって、アニメになって、映画になってた

映画的な流れの中でポイントに入る漫画との融合が面白い。最短距離のパスの様に決まるキャラクター説明。知らなかった奥行きに泣き、知ってるセリフに泣き、
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キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

4.1

実話をもとに第15代韓国大統領金大中と彼の影として暗躍した選挙参謀、厳昌録の関係性と熾烈な選挙戦の裏側を描くポリティカルサスペンス(ロマンス)

小気味よいカットと陰影のセンス、重厚な政治劇を観やすい
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僕の特別な兄弟(2018年製作の映画)

5.0

同じ施設で育った運動神経抜群で知的障碍を持つドングと身体障碍がある頭脳明晰なセハ。支え合って生きて来た二人に訪れる試練、新しい絆、自立

社会的メッセージを含みながらお涙頂戴にせず、明るく楽しく心が温
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ザ・キング(2017年製作の映画)

4.0

1980~2010年代の韓国史を交えつつ、政権と癒着し腐敗した検察と、その中で成り上がろうとしたチンピラ上がりの検察官の半生をポップに振り切った演出で描くエンタメ作
悍ましき“王”の没落から真の“王”
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エターナル(2016年製作の映画)

3.0

居るのに居ないとされる人たちの孤独が淡々と描かれていて、「見えない」事の切なさが良かった。異国に一人彷徨う男の寄る辺なさと寂しさを感じるイビョンホンの抑えた演技
画面のトーンも抑えててきれいだった。ち
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映画は映画だ(2008年製作の映画)

-

チャンフン監督×ソジゾプと言う事で鑑賞

ヤクザと俳優、表と裏、白黒返るのか返らないのか、泥まみれで色が分からなくなる演出は分かるけど…まあそうだろうなって感じのぬるさで…光るソジソプの目を撮りたかっ
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落下の王国(2006年製作の映画)

5.0

少女のイマジネーションと落ち行く青年の絶望が織りなすお伽話

これはど真ん中に好みだった

構想26年、撮影4年。CGほぼ無しの壮大なロケーションに石岡瑛子さんの鮮烈な衣装、圧倒的映像美とフィクション
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ミスにんじん(2008年製作の映画)

4.2

赤面症でコンプレックスまみれのヤンミスク
好きな男の娘を巻き込み墓穴を掘りながらハチャメチャに暴走した先にはホロッとくるシスターフッド

コン・ヒョジンさん演じる破天荒なミスクが最後は愛しくなるエンパ
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共犯(2013年製作の映画)

4.1

偶然同級生の転落死を目撃した男子高校生3人が、彼女の死の真相を探る青春ミステリー

死んだ女の子と彼女の死をきっかけに繋がる3人の友情。
思春期の揺らぎや不安定さ、濁った湖に沈む孤独が映像で見える
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彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

5.0

大好きな映画

自殺に失敗した男が漢江の真ん中でサバイバル。それを観察する引きこもりの女

社会からはみ出した二人が交信し、誰だかわからない他人が希望になっていく。生きる事に一生懸命になっていく。あの
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荊棘の秘密(2016年製作の映画)

4.3

監督が「保健教師アンウニョン」のイ・ギョンミ監督、脚本にパクチャヌク監督とチョン・ソギョン作家が名を連ねていたので鑑賞

脚本家から予想はしていたけどしんどい展開。後半怒涛の展開と伏線回収。純粋さ皮肉
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

4.2

ソンソック×チョンジョンソの軽妙洒脱なラブロマンス

マッチングアプリで出会った男女が体の関係を持ってから心の関係が近づくまで、テンポよくさくっと観れる

距離が遠い人程本音が言えたり、人恋しいけど恋
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.2

1960年の台湾を舞台に実際に起こった14歳の少年による殺人事件を元に作られた映画

上海から台湾に渡ってきた家族と、不良少年たちの抗争をベースに不安定な土台に乗る思春期の不安定な少年少女の揺らぎが印
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品行ゼロ(2002年製作の映画)

3.4

80年代の青春コメディ

恋とケンカのおバカな青春ものとして楽しめた。脚本もスタイリッシュだし何よリュスンボムの魅力爆発。自我暴走気味の青臭い番長がハマりまくってた。女番長と優等生の女の子の淡い連帯感
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夏時間(2019年製作の映画)

4.3

夏休み、おじいちゃんの家に居候する事になった姉弟と離婚した父と離婚しそうなその妹

老いた父とその子供達、またその子供達の関係性と二組のきょうだいの関係、思春期の少女の目を通して繊細に描かれる時間と不
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