コウさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

コウ

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三度目の、正直(2021年製作の映画)

3.7

物語全体に 利己的な感情がはらむ狂気と他者を理解できないことの違和感が感じ取れた

万人向けの「観せる」系の作品ではないし 鑑賞直後は 言語化できない モヤモヤ感じが残るけど 少し時間を置いて 各登場
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

原作漫画未読だったけど だからこそ ワクワクしながら視聴できた

戦闘シーンのワクワク感は まさに圧巻

乙骨くんはCV緒方恵美だけあって 最初 シンジくんみたいなオドオドした感じだったけど 終盤には
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

濱口竜介監督作品で興味あったため視聴
5時間を超える長時間映画だけど 意外と時間が気にならずに観れる

一見すると幸福に見える30代後半の女性四人の 人生の問題や閉塞感を 彼女たちの発する言葉や繊細な
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

ドライブ・マイ・カーの濱口竜介監督の新作とだけあって 公開初日に視聴

全部で3作品から成るオムニバス形式の作品で どれも 美しい言語表現とそれから生み出される独特のテンポが まさに濱口監督らしさを現
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.4

今までのキングスマンシリーズとは打って変わって シリアスなシーンが多かった印象

前半のラスプーチンと対峙するシーンまでは クラシックに合わせたリズミカルな戦闘や ギャグテイスト強い やり取りといった
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

現実路線のボクシング映画

挫折経験→成長→目標達成みたいな よくある サクセスストーリーを描くんじゃなくて

一つの物事に打ち込むことの苦しみや葛藤を リアルに描いていて そのやりきれなさや無力さが
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

お酒好きには なかなかシンパシーを覚える映画
個人的には【ウルフオブウォールストリート】に似た感じがした

ハチャメチャ展開とクセの強い登場人物(新郎の義兄弟のアラン)のブッ飛び具合からか 頭空っ
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.1

職場や恋人とのやり取りっていう日常シーンと 非合法で残虐な非日常シーンとの対比がよかった

設定や展開が ややチープな感じもするけど 気楽にみれるのがよい

あとうだつの上がらない陰キャの主人公の俳優
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.9

中盤から終盤にかけて ひったすら 唐田えりか演じる朝子にイライラされっぱなしだった

儚げなげで どこか浮世離れているけど 直情的で本能の赴くままに生きる朝子はたしかに魅力的だし 実際にこんな人身近に
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ視聴済で映画館にて鑑賞
ドラマの完成度の高さから期待値も高かったけど 映画も文句なしの出来!

相変わらずのシロさんとケンジの絶妙な掛け合いには 思わず吹いてしまうし 劇場でもアチラコチラで笑い
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牝猫たち(2016年製作の映画)

2.9

白石和彌監督のロマンポルノ作品だけど 白石監督特有のアンダーグラウンド感は少し薄めな印象

デリヘル嬢 3人の雰囲気や会話内容は かなり現実味ありそうだったけど あんまりにリアルだから ストーリーとし
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル・クレイグ版の007の最終作

人間味があって どこか寂しげなジェームズ・ボンドもこれで見納めかと思うと 感慨深いものがある

ストーリーに関しては 今までの作品も観てないと登場人物の相関関係
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空白(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

一つの事故がきっかけでそれに関わった人たちが皆 葛藤する とても辛く重いテーマの作品

・娘の事故へのやり場のない怒りをぶつける父親(添田)
・被害者の死の原因となったスーパーの店長(青柳)を始めとし
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半世界(2018年製作の映画)

3.4

都会で暮らしてきた人の世界観と田舎で暮らしてきた人の世界観 価値観も時流の速さ 抱えるている問題も全然違うけど

登場人物同士が 適度な距離感をとりながら相手をおもいやりつつ 自分の世界を生きている
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.3

タイトル的に過去の思い出を回顧する感じの作品かとおもってたけど
「あの頃」もいいけど「今」が一番楽しいっていうテーマがとてもよかった

それにしてもオタクになる過程やそのハマり具合を客観的に見たときの
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ピンポン(2002年製作の映画)

3.1

巧みなカメラワーク 王道のストーリー 楽しめる青春スポーツ作品だった

窪塚洋介演じる飄々としたペコが まんま窪塚洋な感じがして笑った

あと若い頃の井浦新がスマイル演じてるのに 視聴後になって気づい
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街の上で(2019年製作の映画)

3.8

下北沢を舞台に 現実的にいそうでいなさそうな人たちが織りなす青春群像劇

主人公 青の生活感や周りの人たちとの自由な関係は 見慣れたような日常のようでいて どこかお洒落な感じもあり 憧れるものがある
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.5

LGBTやネグレクトをテーマにした作品で日本版チョコレートドーナツのような映画だった

生田斗真演じるりんこの暖かく 女性的な立ち振舞や儚げな表情がひたすら美しい

ストーリーはけっこう予想通りではあ
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.6

日本語 中国語 英語が入り交じる 不思議な場所 イェンタウン で暮らす人たちの物語

香港の九龍城のような退廃的で雑多なイェンタウンの醸し出す世界観がなんとも魅力的

ストーリーはややとりとめのない部
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

真実を追求する新聞記者(吉岡)と内閣情報調査室に勤めながらも政府による不正な情報操作に携わっている官僚(杉原)っていう 対照的な二人を焦点に 「正義の在り方」を視聴者に語りかける作品

作中では 真実
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.4

前作未視聴でアメコミもマーベルもそんなに詳しくないけど そんなの関係なしに楽しめた!

個々のキャラの説明とかぶっ飛ばしていきなり ミッション入ったけど ストーリー分かりやすいし キャラも個性あるしで
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.7

池井戸潤原作の企業エンタメ作品

期待通りの 過剰な煽り合いや顔芸のオンパレードだった

町工場 隠蔽工作 会社内部での過剰な派閥争い っていう 池井戸潤らしさ 詰め込んでてて 映画版の半沢直樹みたい
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その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

3.6

登場人物が ほぼリリー・フランキー(健一役)のみの短時間上映の一人芝居的な作品

健一が 今ではあまり見ないラジカセやガラケーを使ってるのは 息子や妻と過ごした時間が忘れられず 彼の中では昔のまま時が
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HOME FIGHT(2021年製作の映画)

3.5

「その日、カレーライスが出来るまで」の前編で視聴

引きこもりの兄の屁理屈ばっか言って 相手煽ってる様子が ツボだった

話し方といい 表情といい 絶妙な煽り様。。

それに妹役の伊藤沙莉の自然な演技
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

2.7

一度食べた味を忘れないっていう設定をイマイチいかしきれてないかんじもうったし ストーリー展開もけっこうありきたりだしで 個人的にはイマイチ

あと主人公の掘り下げももうちょいほしかった。。

ただ満州
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

設定からして惹き付けられたけど 期待を裏切らない良い作品だった

お酒好き人には必聴作品ともいえる

作中で友人同士で酔いまくって外出して 訳わからない行動してるとこが ホントに面白い(しかも彼らの場
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.8

ピンク映画を通じて 世の中に対して物申す 1970年前後の 熱く活気がある日本の若者を描いた映画

規制も厳しく コロナで いろいろと不自由な今だからこそ 思うがままにに主義主張して 時代をぶち壊そう
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新宿スワン(2015年製作の映画)

3.5

綾野剛のチンピラ役 観たさで視聴
チンピラ役とか下端のヤクザとかの役ホント ハマるなーと改めておもった。。

あと伊勢谷友介 沢尻エリカ っていう 配役には思わず吹いた
特に沢尻エリカの演技は いまみ
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.3

中年パパラッチ役の福山雅治の色気がとにかくすごい!

セクハラ 下ネタオンパレードの中年だけど 福山がやると それすらかっこよく見えてしまう不思議。。

あと リリー・フランキーの役のハマりようといっ
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

「不妊治療」や「未成年の独り親」っていうセンシティブなテーマを扱ってるからか 終始 胸が締め付けられる場面が多かった

特に後半の ひかりのパートになってからは 辛い場面の連続で 過酷な環境でもがき苦
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凶気の桜(2002年製作の映画)

3.2

疾走感溢れるバイオレンス作品

大人と若者の立ち振舞いの対比が見事で
向こう見ずで短絡的な若者の危うさがよく描かれてた気がする

また俳優人の演技もよい
窪塚洋介の後先考えないサイコ感とか江口洋介のク
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.3

前評判が非常によかったため 視聴
今作は野原一家じゃなくて 春日部防衛隊がメイン

久々に観たクレヨンしんちゃんの映画みたけど やっぱり安定感あった
(天カスの由来が天組とカス組なとことか風間くんがア
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.5

テンポのよい青春作品
随所に笑えるところがちりばめられてるのがよい

民宿での泊まりの映画制作活動や文化祭当日の出し物がどことなく懐かしいかんじがする

あと 個人的にはビートバン役の女の子が所々で見
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少年の君(2019年製作の映画)

4.0

中国の過酷な受験戦争や学校内いじめといった 社会問題をテーマを 二人の男女関係性の変化を通じて描いた作品

薄汚れた路地裏 無機質な廃ビル 凄惨ないじめの場面 みたいな 比較的暗い描写が多いけど だか
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.4

音楽と設定が圧倒的によかった!
けど ストーリーはけっこう突っ込みどころ満載だった。。

主人公が 仮想世界(U)で歌を通じて自己実現している様子はとてもよかったし 世界観を作り込まれててメチャクチャ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

強烈なバイオレンス映画 待望の続編

本作はオリジナルストーリーみたいだこども 圧倒的なストーリーと役者陣だった前作とくらべても全然見劣りしない!

虚勢を張りつつもどこかまだ青臭さが残る松坂桃李演じ
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