コウさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

コウ

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ある男(2022年製作の映画)

3.8

『自身のアイデンティティとは何か?』ということをテーマにした作品

戸籍を変えて過去を捨てることで他人の人生を生きようとする窪田正孝の過去の話が物語の中心かとおもいきや

その事件の真相を調査すること
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

予想通りの映像美

災厄をもたらす各地の扉を閉じるって設定からか 主人公が全国各地を旅する中で触れる 自然豊かな風景や各地の人の温かさがとてもよい

場面がテンポよく変わるので 自分までもが劇中を旅し
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

4.5

ボロボロ泣いた
作品の設定や絵柄的にも 抵抗ある人もいるだろうけど
個人的には キャラも作画も作品のテーマも音楽も何をとっても メチャクチャ気に入って
レンタル880円はちょっと高いなとおもった挙
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

今年1番 痛快な映画祭だった
なんと言っても その勢いたるや 流石 インド映画だわ

初対面とは思えないロープアクション
大松vsホースの炎と水の対決
ラーマの劇的なイメチェン&弓矢使い化

ビー
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.9

あの花 制作陣の 青春ファンタジー作品

あの花を見たあとの 青年時代の青臭さや一途さとの対比で
大人になったときの感情が まざまざと描写されている

歳を経ることで いつからか諦めるてしまったこと
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

3.7

帰ってきたルルーシュ
相変わらずの厨ニ感がたまらないっ!

最初は蛇足かなって おもってたけど なんだかんだ ルルーシュの策にバンバン相手がハマっていく様は いつみても痛快だわ

あとオレンジ 登場し
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

安定のガリレオシリーズ
キャスト陣がとても豪華

今回は北村一輝演じる草薙メインの話で 物語が進むにつれて 追い詰められていく様子がよい

シリーズ全体として 『愛する人のために犠牲になる』みたいなテ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

革新的な作品だった
リアルな中学2年生の 他人との関わり方や 将来への考え方にインタビューしつつ クラスの様子をありのままに映した ドキュメンタリーのような 作品

クラスの中心グループにいる陽気なコ
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.5

メガバンク行内の人間模様 零細企業の工場の苦悩 勧善懲悪的なストーリー展開
池井戸潤原作だけあって 既視感ある要素満載の映画だっけど 内容は確かに面白い

育った環境も考え方も真逆の二人のアキラが力を
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.9

既視感メッチャある作品と思って視聴してみたら 『勝手に震えてろ』の綿矢りさ原作ってことを知ってしっくり来た

会社では卒なく立ち振舞いつつもプライベートでは脳内のパートナー?と対話する ヤバそうな
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.4

話題作なのと原作最終章だけあって 久しぶりに劇場でのワンピース映画視聴

前評判通り 確かに adoのMV感は否めなかったけど 曲がかなり印象的だから 思ったよりも楽しめた

ウタの能力が万能過ぎるの
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

戦闘シーンがメチャクチャ多いけど 前作以上の迫力で

本作初登場の羌瘣や麃公将軍ももちろんよかったけど 渋川清彦演じる縛虎申の生き様が印象的だった

次回作は原作でも一番盛り上がるところたから期待高し
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破戒(2022年製作の映画)

4.1

言わずと知れた 島崎藤村の不朽の名作

父と交わした戒律に従って 出自を隠蔽する理不尽な劣等感に苛まれる丑松の悲痛な姿が心に突き刺さる

○他者を見下すことでしか自分を保てない人の弱さとそれに対する憤
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

コミカルで軽やかな会話劇が痛快だった

他の作品では 人たらしのイケメン役を演じることの多い成田凌だけど
声のトーンや仕草を変えることで ここまでコミュニケーション不全で一癖ある役柄を演じるとは!
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

是枝監督の最新作で 複雑な境遇や人間関係を背景に善悪判断をすることの難しさを表現した 韓国版 『万引き家族』のような作品

赤ちゃんポストっていう 重いテーマを取り扱ってるからこそ それに関わる人たち
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.6

歴代キャラ総集結のお祭り的な作品ながらも麦わら一味や敵キャラの魅力も余すことなく伝えた溢れた良作映画だった

バレットの強さが半端なくて 中々の絶望感だったけど それをみんなで力を合わせて戦うっていう
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娼年(2018年製作の映画)

2.2

タイトルや設定が独特だから 鑑賞してみたけど 全体的にただのポルノ映画感が酷くて
よく松坂桃李引き受けたなぁ って印象だった。。

主人公や彼を取り巻く人間の悲惨?な過去描写も どこかで見覚えあるよ
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親密さ(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

濱口竜介監督の4時間を超える 長編作品で 虚構と現実入り混じる世界観の中での 人間のリアルな感情を 巧みな言語表現で描いた作品

前半の 場面変化の乏しい現実世界での 不器用ながらも困難に立向かう若者
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

阿部サダヲ 演じるサイコパスの犯人の狂気が周りの人物に伝染していく話

黒目カラコンで 相手を追い詰め 無惨な姿に変えていく 阿部サダヲの姿には 目を覆いたくなることも度々。。

詰めが甘めのストーリ
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

互いを思いやる気持ちはあれど 自身の境遇やエゴイスティックな世間の価値判断に振り回されてしまう 男女の 悲壮な触れ合いを描いた話

登場人物の心理描写がとても丁寧に描かれていて
中でも 横浜流星の演
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

ウルトラマン知識ほぼゼロで視聴

話のテンポが非常によく(うしろ早すぎるくらい) 怪獣との戦闘や政治的やり取りを余すことなく味わえる作品

メフィラス星人として 登場した山本浩二には 吹いてしまったけ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

聾唖者の家族の中で唯一の健聴者として育ったルビーの 家族から自立していく過程での葛藤を描いた作品

この手の作品の多くは 障害を抱えた人たちを あたかも聖人君主のように描いているが多いけど
本作は
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.6

毎年恒例のコナン劇場版鑑賞だけど 今年は久々の当たり作品だった

最近の人気キャラ偏重のストーリー展開でもなく 推理要素もいつもよりかなりしっかりしてたし
定番のアクションシーンも健在だったりで満足
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劇場(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

プライドが高く繊細なヒモ男の永田と彼に愛情を抱くも疲弊していく沙紀の共依存関係を描いた作品

沙紀のおかげで舞台が成功したことを素直に喜べなかったり
凡庸であることを認められず身近な人間に当たり散らし
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

若き日のバッドマンを描いた作品で 雰囲気かなり暗め

アメコミのような軽快さはなくて 陰鬱な描写が多いけど ストーリー展開やサスペンス要素のクオリティは高くて 完成度の高い作品

ジョーカーのヒットも
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火花(2017年製作の映画)

3.3

芸人として生き残ることの難しさや葛藤をリアルな視点から描いている作品だったけど
個別のエピソードがあっさりとしてしまい 話がブツ切りしてる感はあった

一つ一つのエピソード 丁寧に描いてほしかった気
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.4

時系列が逆再生で展開される映画。結末が予めわかってるからこそ 二人が付き合ってた頃のより一層際立って綺麗な記憶のようになってる

当時を回顧して 想いを馳せることを肯定しつつも少しづつ前を向いて今を生
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紙の月(2014年製作の映画)

3.6

満たされない日常を変えたい主人公の気持ちには共感しつつも その手段が他人のお金を利用した不倫と横領 とは。。

普通の綺麗な40代ながらもどこか危うさのある女性を演じていた 宮沢りえ はハマり役だった
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.6

見始めたばっかりは タイトルの意味もジャンルもさっぱりだったけど 視聴し終えると「なるほどな〜」という感じ

設定やテンポはやや平坦な気がするけど
サスペンスのようであり ホラーのようであり 恋愛
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.4

認知症疑似体験映画

視聴中 何度も混乱するし 最後まで視ても モヤモヤ感はあるけど

下手なサスペンスよりも いろいろ考察ところが多い

アンソニーホプキンスの演技は流石だけど
終盤になるにつれて
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PASSION(2008年製作の映画)

4.3

初めて鑑賞した自主制作映画ながらもそのクオリティの高さに圧倒される

人間関係における「真実と虚構」とそれぞれの限界をテーマにしてるような作品にと思えた。

序盤の仲間を祝う親しげなのやりとりも 鑑賞
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

作中の「結婚しても一人で生きて行く覚悟は必要」ってセリフ とても心に染みる。。

結婚って結局 大切な人と より幸せな関係性を築くための一つの手段に過ぎないから 結婚=幸せみたいに 結婚を人生の目的に
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

出所した殺人犯の生活をリアルに描いた作品で 役所広司の演技がとてもよい

粗暴で愚直な主人公 三上が 周りの人とぶつかり合ったり その温かさに触れて 少しづつ 社会で生きていけるようになる過程では
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