待ってました死ぬほど待ってました綺麗に纏まってるもっともっともっと
おぼえていて、わすれないで、ずっとすきでいなくていいから傷でいいから残しておいて、女の子ならわかるんじゃないかな愛されるじゃなくて、ずっとおぼえいて
こんなに日常に「すき」は溢れているのに、ちゃんと掬ってわかることなんてできっこない。
歪でも情けなくても好きだし、あったかいのも可愛いと思うのも好きだし、「すき」はいつも屈折してから心に届く。本当に厄>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
生きる切なさには、愛も敵わないだなんて。
関係を持った男が友達を後ろにのせ、そのまま死んでいくというのはゴダールの映画を彷彿とさせるラスト。救われない、ただ分かり合うことも満たされることも絶対にないの>>続きを読む
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自分を殺すことが自分を昇華させる手段であったことは皮肉的なことだが、精神的な意味では日常的な自殺が度々おこなわれているのではないだろうか?否、精神的に自殺し肉体的に生を保つことこでしか、人は変われない>>続きを読む
誰かを信じぬくことのむずかしさが描かれているわけじゃない。いつも、誰だって他人を完全に知ることもできないのだから、信じることなんてできない。
ただ測りたいのは、信じたことに見合ったお返し。優しさでも、>>続きを読む
人間は本音と建て前ばかり。「言葉の不確かさ」への皮肉、反逆。
やけにサイレント映画時代を懐古する聾唖の老人のシーンにも「言葉の不確かさ」へのアイロニーが詰まっていた。
男と女はどうあがいても、わかりあ>>続きを読む
あぁ、「あの頃」っていうタイトルもいいな。そう、すべてはあの頃。思い出だから色褪せていて、そこがいいんだよなぁ。
運命的な再会、衝動的な夜、たった一晩の気まぐれで人間の運命は大きく変わる。むしろ、変わることが人生かもしれない。そんな当然でなかなか気づけない事実がこの映画にぐっとつまっている。
男の人生を大きく揺る>>続きを読む
メロドラマみたいな感傷的すぎる古臭いメロディ。まるで悲劇的な別れや失恋を茶化すように無駄に情緒的すぎる。別れの悲しさを皮肉っているようだ。
胸が騒いだ、恋だった、触れたかった、拒絶された、心が砕けた、>>続きを読む
終わりがこわいからぎゅっとしがみつきたいはじまりも拒否する切なさ。はじまりを受け入れるよりももっと難しいこと。素直にだけ生きれない人間だっている。愛してることを本当だなんて信じて、いつか必ず訪れる本当>>続きを読む
ずるい。ずるい!でも、この”触らないとわからない”とか”触ってみたい”っていう直感的、そして本能的な欲求がなによりも純真な恋心じゃあないかしら。これが愛!とかきめつけたりロマンチックに濡れただけの言葉>>続きを読む
どんなに苦しくても、好きだった人とのことは忘れたくないな。忘れたいけど、その悲しいのを抱いていきたいね。
あまりのきれいさ、痛さ、くぐもっていた心が疼いた。
「本当にひとはたくさんいるんだね。
こんな中から一人や二人消えたってわかりゃしないね」
「私たちは、生きていさえすればいいのよ」
『ヴィヨンの妻』は決して虚無にだけまみれ救いのない小説なんかじゃない。生きることに絶望を見ている人に、最大のエールを送っている。生きてさえいれば、生きてさえい>>続きを読む
Nobody understands anything!
考えるべきは〔自由の両義性〕
自由であることは素晴らしい、楽しい。でも自由にできるのは自由にされるべき隙間が、空間があるということ。その隙間が>>続きを読む
どこまでも救われないがどこまでも笑える作品。「悲しさをつきつめると喜劇になる」というけれど、こういうことなんだろうな。
人と違うことを恥じない。誇りをもって人生を楽しむ。こんな素敵なことが、当たり前なことが許されない時代があった。時代のせいにするしかなかった。こんなにキラキラした映画なのに、やるせなさや失望感が最後にど>>続きを読む
一瞬の積み重ねが人間の人生になる。美しい一瞬が、美しい運命をうがつ。