りまさんの映画レビュー・感想・評価

りま

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渇き(2009年製作の映画)

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乾きが人を生かすし、殺しもする
私たちの中に、どこかに必ずある乾きは、自分のどんな衝動を突き動かすのか

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

殺し屋とエージェントというありえないキャラクターなのに、描かれているのは、なんだか私たちの現実にも漂ってそうな人間臭さ。

すれ違い、狭い部屋にこもった欲望、刹那の感情、男女関係で引き立つ薄情さ…
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.5

こころのほてりがとれない
まだ、香港の粘るような暑さや、まぶしいネオンのなかいる余韻が抜けない

覚えているのは、
恋に右往左往してしまう人の目の熱っぽさ

いろんな孤独や欲を埋めてくれる安っぽい食欲
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

「許す気なんて、なかったのでしょう」という母の言葉通り
相手の薄っぺらさや自分を蔑ろにできる根性を軽蔑できる清潔さ。清々しさすらある。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.5

身内の尊厳を踏みにじり、暗闇に落ちてから、ふたりは家の窓を大きく開け身体いっぱいに光を感じてた。ふたりでしか息ができない場所があるのだ。

EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.3

映像の美しさ、人物の愛らしさ、良い心地で見られる映画

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

夏が近づくと見たくなる。

夏のきらめきを存分に受けた世界の中で、誰かと心が触れる瞬間ひとつひとつを、丁寧に織るように、撫でるように見せてくれる映画。

恋愛の結末などではなく、"互いを見出せたことは
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.8

やるせない、くだらない、でもどこか確かな話。ウディアレン節。
たった一日、一瞬で変わること、実は日常にもたくさんあるよね。

ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.5

馬鹿みたい、夢みたい、でもしっかりと愛の感触が残る ちゃんと正しい映画だったと思う

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

一方的な愛は愛か、見失わないまま見守っていることが愛か、さみしくても愛か、と問いがぷかぷか浮いて、もちろん答えはなかった

"代わりがいくらでもいる存在なんて、もう限界なんすよ"

好き!という言葉よ
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

セックスする二人を見ながら卵を割って焼く、足の指をそっと加えて目を見てやる、葛藤としての愛

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.6

王子様不在のおとぎ話。
生きることと愛を天秤になんかかけられるわけもなく、愛はいつも人をめちゃくちゃに盲目にするな

二人がステージに立ってるのはめちゃくちゃ可愛かった 誰も何も知らず気づかず無邪気で
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.4

苦しい…
恋愛はいつまでもずっと愛しい勘違いであってほしい

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.0

全部理解すること、共感すること、愛すること、できるわけが無い。
それでも、共有したあのたった一瞬があった、それだけで生きることが出来たりする。
綺麗じゃない、汚い部分に触れあうことは、救いにもなる。
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

"人生は他者だ"

さいごまで、いや昔からなのか妻であっても本当のことはわからなかった。夫婦であっても、他人だ。

あなたのことは愛していない、というメールの下書きは妻の他者性を誇張している。
でも、
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