shiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

予想を超えて面白かった。
冒頭の大和が撃沈されるシーンの迫力はもちろん見ものだが、ひたすら数式で真実を追う櫂少佐と田中のコンビも良かった。
多くは語らない、平山の底が知れない人物像も。

キャストの的
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ガール・イン・ザ・ミラー(2018年製作の映画)

3.1

トーンが暗い暗い、雰囲気は満点。
父も母も、いじめる生徒も、友人も、病んでいるところが、わかりやすい。
結末に至る理由も割と始めから暗示されていて、わかりやすい。
だからといって、あー、じゃーしょーが
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.6

ユーモアがあって明るく話好きな人は、陰で人を殺したりしない⁉︎
恐ろしいシリアルキラーなはずなのに、巧みな話術に惹きつけられる人々。
世間から見るテッドの姿を、深くも浅くもなく余計な味付けなく描いた作
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ひかりのまち(1999年製作の映画)

3.6

3姉妹と夫、元夫、もしかしたら未来の恋人、両親、息子の心情が織りなすストーリー。
ジグソーパズルのピースが一つ一つ嵌るように、ひとつの家族を完成させる、素敵なエンディングでした。
途中、この人誰ですの
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私のオオカミ少年(2012年製作の映画)

3.9

わぁーお、御伽噺のようだったー。
題名からはどういうジャンルかわからなーい。
いわゆるオオカミ少年って嘘つきの事で?
はたまたオオカミに育てられたとか?
内容を色々色々想像しちゃいましたが、実は「隠さ
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.7

劇場公開時から気になっていたので、内容も少しだけ分かっていて見ました。
そのせいか、淡々と話が進む、前半しんどかった。
本来ならば設定に対して、そこが面白いのでしょう、きっとまっさらで見た方が面白いで
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

素晴らしいです。
感無量です。
ここまで振り切ってポンコツなのは初めてです。
絶対職業間違えたよね…な5人組の麻薬捜査官。
張り込みのために下した捜査方針は⁉︎
遠回りすぎるでしょ。
5人が仕事に熱意
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.7

ボスが目の前で殺されてしまった。
ボスの秘密は?
迸る言葉と、繰り返される動作。
自分を抑えられない障害を抱えながら、ライオネルの冴えた頭脳が、一つ一つ嘘を見抜いていく。
エドワード・ノートンがライオ
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.8

なんということでしょう、
気軽に見始めたけど、なんとも切ないストーリー。
全てはスティーブンスの理性と正義感が頼みの綱とな。
酷いじゃないか!と思いつつも、テロを阻止するために行動するスティーブンス。
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カット/オフ(2018年製作の映画)

3.5

30%位は目を瞑ってた。
怖い、グロい、それでもやめられない面白さ。

検死官ポールが解剖中に死体から見つけたメッセージ。
娘が誘拐されたことを知ったポールが、ガムシャラに自力で行方を追う。
その道中
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

なんとも不思議な味わい。
北欧風景の澄んだ空気感の中、佇むティーナ。
ほぼ何の情報なく見始めたところ、不思議な能力を持ったティーナの吸引力がすごい。
どんな能力を持ってるの?
動物と話せるの?
何者?
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.7

ロードムービーが好きです。
出会い、別れ。
自然と向き合い、自分を見つめる。
相棒と一緒なら、なお最高。
雄大な景色、イカダに乗って旅をする。
トムソーヤ&ハックルベリーのように。
ザックとタイラー、
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.5

もともとは苦手ですが…
ゾキュン=ゾンビ物にも耐性が付いてきて、面白く観れるようになってきました。
何かしらの工夫があり、ホウ…と感心することもしばしば。
今作では、英雄と比呂美の持つ個性と関係性に、
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隠された時間(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

時間のたまごを割って時間を止めてしまった少年たちは、止まった世界で成長していく。
鏡に映らない、彼らは大人になった自分の姿を知らない。
再び動き出した世界で…というお話。
ユニークで切ないファンタジー
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パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

4.0

パヴァロッティの生い立ちから丁寧に人生を追うドキュメンタリー。

パヴァロッティといえば、とてつもないテノールで、圧倒的なドラマチックな歌声。
彼の周りの人たちは、ピュアな歌声とインタビューに答えてい
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

「すばらき映画音楽たち」にめちゃくちゃ興奮した私です。
さらに職人芸の音響の世界、それは想像が創造に結び付く、ワクワクな世界でした。
映画が歩んできた音響の歴史から、作品から、もう会えない、好きだった
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まず思ったのは、何というか…乙女チック?

恋愛のシチュエーションが少女漫画の世界?
マットがめんどくさく可愛らしかったので、乙女か⁈ と突っ込んでしもうた。
それから、マキシム(ドラン様)の諸々含め
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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

3.2

月が綺麗ですね、
の意味がわからない安田顕(じゅんさん)
何故妻は必ず死んだ振りをするのだろう?
疑問でいっぱいな安田顕(じゅんさん)
今の生活に不満があるのか、
と思い悩む安田顕(じゅんさん)
夫婦
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

今までで最高のモヤモヤ作品。
解りたい、けど早々に悪あがきはやめ、流れに身を任せました。
あの人がこの人で、あの時がこうだった…などの伏線も、なーんーでー?
自分の頭の悪さに嘆きつつ、金縛りのように釘
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.9

意外なことに爽快な作品でした。
余命宣告を受けたリチャード、結末はわかっている。
ギスギスした関係の妻、年ごろの娘、ありふれた思想を語る学生、優しい親友。
人の死に大きく関わる関係って、割とシンプルだ
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョーンとジョセフ、二人で築いてきた作家の名声。
家庭内にも、外へも秘密を抱えた夫婦。

ネタバレ無しで見た方が面白かっただろうと思いますが…
分かって見ても大変面白いし、可笑しみも味わえます。
冒頭
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アンノウン(2011年製作の映画)

3.3

えー、マジか!作品でした。
えー、てっきり〇〇だと思ったよ!作品。
あー、だから、、、だったのね、作品。
そんなのあり?とも思うけど、リーアム・ニーソンの困り顔が、あり、と言ってます。
そう思ってしま
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ゴースト・エージェント/R.I.P.D.(2013年製作の映画)

3.3

現世に居座る悪霊退治人、ゴースト・エージェント。
死んでほやほやの警官ニックは、エージェントになり働くことに。
ニックのバディは、ベテランの腕利きガンマン。
なるほど、凸凹コンビが反発し合いながら、危
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.1

心が満たされる。
本当にいい作品だなぁ。
こんな健気な2人に出会ったら、良き理解者になりそっと見守りたい。

目覚める度に容姿が変わる青年と、彼が恋した彼女との、出逢いから確かな愛情が育つまで。
ぶっ
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.4

むむむ…
美しく醜い、ダンスが主役の作品。

手足が長いとダンスが映える。
関節が柔らかいとありえない動きができる。
スピードあるダンスは楽しい。

終盤については、語れる感想が思い浮かばず。

小市
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

世の中殺し屋ばかりなり。
そんな中、ジョン・ウィックは無事にまだ生きています。
次は究極のピンチっぽいですな。
細かいことを気にする作品ではないかもですが、
ストリートでヴァイオリン 弾いているお姉さ
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インビジブル(2000年製作の映画)

3.2

ケビン・ベーコンの代表作のひとつかと思いますが、ほとんど透明で画面にいません。
それでも嫌味な自己中男を熱演?
驚くほど嫌なやつでした。

元々私欲のためのものではなく、大きなプロジェクトで人を透明に
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神のゆらぎ(2014年製作の映画)

4.0

分れ道、どちらに進むか?

自分の運命を神に委ねることで、救いを求める。
または、自分の運命は自分の手で掴む決意をする。
または、ひとりの選択が違う誰かの運命を変える。
何かしらの選択をした人達の群像
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

危機一髪のタイミングで、お待たせしました〜と再起動したステムは、一緒に悪に立ち向かうヒーローだ!



じゃないんかい‼︎

こんなにややこしいことをする必要があったのかい、ステム?
いや、ステム的に
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

これはノスタルジーなのか…
何度も何度も鳥肌が立ち、紡がれる言葉に琴線をギュンギュンかき鳴らされ、最後は泣き笑い。
なんて愛おしい君たち。
ドキドキしたり、いじけたり、思い切って伝えることも、すごく決
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.8

軽い気持ちで見始めたのですが…
肯定も否定もできない複雑な気持ちです。

ハッとするほど美しい風景や、可愛い街並み。
ルーとウィルのダンスシーン。
2人の笑顔。
ルーのファッション。
素敵なところがい
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.9

実話を映像化する作品の見応えとは、

自分には窺い知れない世界を見れることだったり、主人公がリアルであること。
実在するからこそ、尊敬と愛情が自然に湧くことなど。
そんな予感があって観たかった作品。
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.8

アンブレイカブルは過去に1度見て、すっかり忘れていましたが、今作のためにおさらいで再鑑賞。スプリットも見て、テンポ良くミスター・ガラスも見たかったのですが、少し間があいてしまったのは痛恨のミス。
親密
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

なるほどー!そういう理由でゲット・アウトか!
理解した途端、鳥肌立ちました。
思いっきりホラーだと思っていたので敬遠していたのですが、意を決して(大袈裟ではなく)見たところ…ストーリーの運びが素晴らし
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

アルモドバル監督の自伝的な作品とのこと。

あちこちが痛い、靴を履くのも辛い。
世界的映画監督サルバドールは、憂鬱な日々を送っていたが…
かつて仲違いした俳優との邂逅。
幼い頃を夢に見る。
主張の強い
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.0

起きている事は難しい問題ですが、ユーモアと主人公達のパンチある行動で、誰もが楽しめて、少し考えさせられる、素敵な作品でした。
ルールは人々が快適に過ごすためのものだけど、振りかざして人の声を聞かず、シ
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