三月のみずさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

三月のみず

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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.3

画の見せ方という意味では、随所で入り込ませる魅力があった
トムクルーズの抑制的な演技も良かった
一方で、夫婦が何に怯えているのかいまいち焦点がはっきりしなかった
面白そうな雰囲気を漂わせつつ、よくわか
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DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

3.6

テンポ良く飽きさせない
キャラクターもみんな魅力的
当然音楽もいい
全体的に暗いテーマを扱ってるはずなんだけど、そこはかとなく明るく、最後はサバイブする力みたいな展開に
なかなか良い作品でした

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.2

主人公のキャラクターや時代背景、親子のテーマはどれも興味深かった
ただ、映画として見ると音楽がブルース・スプリングスティーンほぼ一色(仕方ないけど)で単調なのと、それもありミュージカル的な演出にイマイ
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5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)

3.6

素敵な恋愛と別れは人を成長させるっていうのを、説教臭くなく爽やかに描いていてよかった
フランス人の恋愛観の描き方も面白かった
タッチは軽く派手さはないけど、見どころが色々散りばめられている佳作と思う

運命の女(2002年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

途中いい感じで嫌な気持ちにさせてくれる
でも最後がメキシコって夢オチに近い
もうちょっと難解に、哲学的に終わって欲しかったけど、そういう作品じゃないか

クローサー(2004年製作の映画)

3.4

美談ではない恋愛劇
表向きには見えないところで人間ってこういうところあるよねっていうのを、結構リアルに描写している
セックスと愛憎が入り乱れて展開していく
恋愛における心と身体って、お互いに強烈に影響
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.2

テーマはかなり好きだったけれど、コミカルとシリアスのバランスが馴染めなかった
原作通りかと思うけど、シンクロニシティをやたらと被せすぎで、別れ話のシーンには特に余計だったなあ
もっとしんみりしたかった
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.7

熊谷守一が好きなので
映画化そのものに感謝
今の時代だからこそ、モリの生き方から学びたいと思う

ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.8

ロバートグラスパーのセッションはもちろん、ドキュメンタリー部分からまた曲を聴きかえし『なるほど』と楽しめる
ルードナルドソンのエピソードが当時をありありと語っていて好きだ
ブルーノートのあの雰囲気は、
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白い暴動(2019年製作の映画)

3.6

クラッシュにジミーパーシーが入って歌うシーンだけで観る価値ありかと

グッド・ヴァイブレーションズ(2012年製作の映画)

3.7

これはいいですね
アンダートーンズを見出したアイルランドのレコード屋兼インディレーベルの話って、誰がどれだけ興味あるのか…
結果、いいですよ
テーマに目新しさはないけど、情勢がめちゃくちゃで何も希望が
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エマの瞳(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

タイプの違う色々な女性と関係して、その中でかつて感じたことのない愛を見つけてしまった男
でもその愛も実るのかどうかわからない、どう思いますか?という結末
パートナーへの態度はダメだとは思うけれど、テオ
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パリの恋人たち(2018年製作の映画)

3.3

フランス映画…ですね
いや、フランス映画だからなのか、たまたまこういう人たちを集めたのか、この監督だからなのかわからないけど、悪い意味ではなくみんな自己中心的というか自分本位
何というか、誰か一人でも
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ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

3.4

わかる人にしかわからない、わからなくてもいいという感じかな
ある時代のある地域の若者をありのまま切り抜いた感じ
それだけで意味がある
だけど、それが時代も好みも超えて誰しも感動するものかどうかは…まあ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.3

三人とも人物像がよくわからない…
漂っている感じ
ああ、ありそうだなと思ったら、やっぱり突然暴力的になったり
で、なんなのか…よくわからない
多分そういう映画

たびたび思うが柄本佑にかっこよさを無理
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.6

前情報なしで見たけど、至って真面目な話だった。
突然耳が聞こえなくなることへの混乱、怒り、悲しみ、焦りなど様々な感情を克明に表現している。
自分は、自分の境遇を受け入れていくまでのルービンとそれに向き
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.4

テーマ、キャスト共に良かった。
が、途中急にミュージカル的な演出や過度に奇抜な演出になってしまった点は、観ている側が追いつこうとして余計な気を遣ってしまった。
もう少し内省的に気持ちにフォーカスした描
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.2

十和子の人物像をもっと掘り下げれば深いテーマがあったと思うのになあ…
背景に何かあるみたいだから悲劇になるというパターンは、今の時代ではあまりに大雑把で雑な描写になってしまう。
映画の2時間の枠でテー
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.4

セレブ女優が序盤に死んでしまうというところで、迫ってくる恐ろしさを演出しているの、か?
胡散臭いフリージャーナリストの存在もよく描けていた。いるよなあ…
ある程度事実に基づいているなら、アメリカ人の日
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

役所広司はもちろん、松坂桃李もどちらも良かった。
役所広司は顔のインパクト強いのに、役に入ると役所広司から抜け出せるところがすごいと感じる。演技の懐がとても深い。
松坂桃李の作品あまり見てないけど、シ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.7

よかった 好きだなあ

子どもが生き生きと描かれているだけで、この映画の意味があると思う
子どもの可愛らしさと危うさの綱渡りを、はらはらしながら見守っていた
価値観や倫理観は色々あるけど、育ちが複雑そ
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Red(2020年製作の映画)

3.3

家族、夫婦、親子、恋人、仕事と大事なテーマはたくさんある
画的な雰囲気重視し過ぎて全体的に浅くなってしまった印象
もう少し人物や会話を深く掘り下げればぐっと話に引き込まれたのだが…
キャストや演技が良
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.5

ダメなやつだけど人間くさく生きてる
それ自体が音楽になっていた時代かな
今の音楽はどうなんだろう…

真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

4.0

Blu-rayにて鑑賞。
暑い日に、涼しい部屋で、ビール片手にこれを観る幸せ…
以前はいつ観たのかはっきり思い出せないけど、まだ若かったから背伸びして観ていたように思う
今は理屈抜きで楽しめている自分
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.6

よかった
設定から奇抜な話かと思いきや、下町人情と夫婦愛という
高橋一生いいですね
表情、セリフの一つ一つがとても丁寧

めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.7

お弁当に惹かれて見始めたけど、思いのほかしっとりした雰囲気でよかった。
それぞれの思い、それぞれの人生を無理なく描いていた。ストーリーは突出したものはないが、俳優陣が良かった。
何よりインドを少しだけ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.6

愛する人との恙無い毎日。
これだけでいいな。
いつの間にか色々過剰になってしまっている自分の生活を見直したくなる。

幸せのバランス(2012年製作の映画)

2.8

人物像にあまり現実味が湧かず…この人はこうはならない気がしてならない