コンドウさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

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ソール・バスによるオープニングからもう最高。アメリカからイギリスへ引っ越してきたという設定はヒッチコックのイギリス時代の傑作『バルカン超特急』(1938)を示唆していると思われる。プロットも同作品と通>>続きを読む

けんかえれじい(1966年製作の映画)

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オフィーリア・コンプレックスを逆転させたり、性と喧嘩を結びつけて馬鹿馬鹿しく描いたり、「男らしさ」の発現としての戦争への批判的な視座を感じはしたものの、増村保造の『陸軍中野学校』などに比べるとやはり不>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

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トヨエツ覚醒にはテンション上がったけど、全体としては意図的にしてもタルい。諷刺としても凡庸。天井はよかった。

東京流れ者(1966年製作の映画)

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『シェルブールの雨傘』の手法を範としながらそこに先鋭的なカット割りをプラスして、反復される歌のエモーションをより際立てている。あざといくらいに緻密な構成の美。ファーストショットの構図が再現されるところ>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

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今もいるよねこういうリベラルぶったオッサン。

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

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東京オリンピックのポスターがあることやカルチェラタンの紙面から、時代はオリンピックの前年(1963年)と特定できる。作中に出てくる徳丸書店のモデルはジブリと馴染みの深い出版社だが、アサヒ芸能出版の書籍>>続きを読む