コロンさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.7

ナチスに立ち向かい、300人ものユダヤ人の命を救ったワルシャワ動物園のヤンとアントニーナ園長夫妻の実話、しかも主演は大好きなジェシカ・チャスティンということで大いに期待して観たが、やや拍子抜け。原題の>>続きを読む

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.3

フレンチブルドッグを無駄に殺すな‼️あれだけ痛めつけられたら、普通立つことすら出来ないでしょ!映画の立ち位置不明で、マッツが勿体ない。

老人と海(1958年製作の映画)

3.7

名作を映像化することの難しさを熟と感じる。でもカジキマグロがサメに食い尽くされる恐ろしさと老人の無念さはとても良く伝わった。不屈の精神力を持つ老人をスペンサー・トレーシーが見事に演じきった。老人を一途>>続きを読む

ハンター(1980年製作の映画)

3.8

コメディなのかシリアスなのか、どっちつかずのストーリーに戸惑うが、ファンとしては50歳で逝ったマックィーンの遺作なので許します。とうもろこし畑でのトランザムと巨大耕運機?との追っかけっこのワンテイクは>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.9

アポロ11号の月面着陸という華々しいテーマの映画なのに、ニール・アームストロングの幼い娘の死やアポロ1号の悲劇を描くことにより、アームストロングの内面や家族・同僚との関係性にフォーカスして、全編静謐な>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.6

ストーリーがありきたりで、アクションもCGを多用し過ぎていて、期待外れだった。クライヴ・オーウェンの傲慢な悪役ぶりが一番リアリティがあった。メアリー・エリザベス・ウィンステッドもいい感じでした。

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.8

誘拐されたインドの麻薬王の息子を奪還すべく、敵だらけの街に潜入した傭兵クリス・ヘムズワースの縦横無尽のサバイバル・アクション。ジョン・ウィックさながらのガン・アクションは無駄がなく、迫力満点。傭兵チー>>続きを読む

クロース: 孤独のボディーガード(2019年製作の映画)

3.7

登場人物の背景がよくわからないので、誘拐犯?は何が目的なのか、企業のビットがどう関係するのか、理解不能。なのでノオミ・ラパスのスマートなアクションを単純に楽しむ映画。モロッコの風景も美しかった。

ライリー・ノース 復讐の女神(2018年製作の映画)

3.8

よくある復讐劇だが、ジェニファー・ガーナーの体を張ったアクションの切れ味が凄い。母親ならではの子供に対する愛情もよく伝わってくる。ラストもありがちだが、是非とも復活して悪を懲らしめてください。

ザ・ガンマン(2015年製作の映画)

3.8

演技派のショーン・ペンが元特殊部隊の暗殺者を演じることにまずは吃驚。彼が凄く筋肉隆々なことに2度吃驚した。ストーリーはいたってありがちで、黒幕は思った通りだったし、レイ・ウィンストンは殺されるんだろう>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.9

クールでスマートで信念を曲げない女性を演じさせたら、ジェシカ・チャスティンほどピッタリくる女優は現時点ではいないと思う。検察官との打ち合わせでのジェシカを擁護するイドリス・エルバの熱弁には胸が熱くなっ>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

バードストライクにより飛行不能になったUSエアウェイ1549便を、機長がハドソン川へ不時着水させ、乗客乗員155名全員が奇跡的に無事帰還した実話の映画化。冷静で互いを信頼し合う機長と副操縦士を演じたト>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.7

奴隷制度や黒人差別への批判は感じられるが、やっぱりタランティーノは合わない。クリストフ・ヴァルツやレオナルド・ディカプリオがあっさり死んでしまって吃驚したが、流石に二人とも素晴らしい存在感でした。

評決のとき(1996年製作の映画)

4.0

黒人差別の根深さを再認識させられる意欲作で、法廷ドラマというよりはヒューマンドラマ。キーファー・サザーランドのような輩やKKKのような犯罪者集団がいまだに存在していることに暗澹たる気持ちになる。黒人差>>続きを読む

日本沈没(1973年製作の映画)

3.8

小松左京の原作ありきの映画。日本沈没が起こっても不思議ではないというリアリティ感に背筋が凍る。1973年の特撮技術も素晴らしい。竹内均教授の地球を半熟卵に例える説明やマントルの解説はとても判り易かった>>続きを読む

知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.7

巻き込まれ型の冒険活劇の王道のような作品。殺しを請け負った夫婦?も殺し屋もとてもドジで緩い。オーケストラ(ロンドン・フィル!)や音楽の使い方がとても洒落てる。ドリス・デイは歌手かと思ってたけど、演技も>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

4.0

心優しい少年と地球に取り残された異星人👽の交流を描いたSFファンタジー。子供向けの映画だと勝手に決めつけてこれまでパスしてきたが、時間が空いて気も向いたので、恥ずかしながら65歳になって初鑑賞。スピル>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

ジョージ5世、エドワード8世、ジョージ6世、エリザベス2世の関係性、ジョージ6世とライオネル・ローグとの友情、ジョージ6世が即位した頃の世界の状況とチャーチルとの出会い、国王としてのノブレス・オブリー>>続きを読む

聖の青春(2016年製作の映画)

3.9

将棋の名人を目指し、「東の羽生、西の村山」と並び称されるも、志半ばで病のために29歳で夭折した村山聖九段の物語。勝ちに拘る鬼気迫る執念と後輩想いの優しい先輩の両面を、松山ケンイチが全身全霊を込めて演じ>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.1

純真なフォレストの半生の主要な出来事が走馬灯のように過ぎていく展開はやや詰め込み過ぎの感があるも、演出上はとてもわかりやすい。大好きなママと愛するジェニーが同じベッドで病死するのを看取るのは、フォレス>>続きを読む

決断の3時10分(1957年製作の映画)

3.9

妻と2人の息子をこよなく愛し、貧しいながらも買収に動じない高潔で正義感の強い牧場主に対し、次第に畏敬の念を抱いていく強盗団のボスの心の動きが緊迫感を持って丁寧に描かれており、とても見応えがあった。牧場>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.9

憎めない小悪党と目端のきくませた女の子のほっこりロードムービー。テイタム・オニールの自然で気取りのない演技には畏れ入る。最年少アカデミー助演女優賞も頷ける。全編に漂う緩々感が堪らない。

ターミナル(2004年製作の映画)

4.1

人の善意に無限の可能性を感じられる心温まるファンタジー。JFK空港で働く人たちが、真っ直ぐで前向きなトム・ハンクスと次第に心を通わせていき、最後は大応援団となる過程が丁寧に描かれており、とても心地良い>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.6

ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞作ということで期待して観たが、残念ながら良さが判らなかった。コスモポリタンと自称する高橋一成が、アメリカに亡命して関東軍の不正義を糾すとかと言っておきながら、ちゃっかり>>続きを読む

スリーパーズ(1996年製作の映画)

4.0

少年刑務所での4人の看守からの性的暴行という辛い過去を共有する仲良し4人組(マイケル、シェイクス、ジョン、トミー)の少年時代と現在をカットバックも交え重層的に描いた、ヒューマンドラマとリーガルサスペン>>続きを読む

チャーチル ノルマンディーの決断(2017年製作の映画)

3.8

第一次世界大戦で海軍大臣として指揮をとったガリポリの戦いでの大敗戦により、チャーチルがここまで深いトラウマに捕われていたこと、このトラウマに引き摺られて、ノルマンディー上陸作戦にも孤立無援状態で頑なに>>続きを読む

リーサル・ウェポン3(1992年製作の映画)

3.7

リッグス&マータフの痛快バディシリーズの第三弾。安心してストーリーとアクションを楽しめるた。これまで不幸続きだったリッグスのお相手が殺されなくて本当に良かった。レネ・ルッソは次回完結編にも出てきます。

リーサル・ウェポン2 炎の約束(1989年製作の映画)

3.7

公開当時アパルトヘイトで悪名高かった南アフリカ共和国の外交官を極悪非道な悪玉とするところに、監督のメッセージ性を感じる。犯罪者集団のアジトの支柱を車で引っ張って、悪の巣窟を崩落させるシーンと良心のかけ>>続きを読む

喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)

3.8

冒険家でもプロのヨット乗りでもない、ごく普通の男が、現在の苦境を脱すべく、軽い気持ちで名乗りを上げた単独無寄港世界一周ヨットレースへの参加。当初はやる気満々だったものの、現実を直視すればするほど、いか>>続きを読む

半落ち(2003年製作の映画)

3.7

アルツハイマーと嘱託殺人という重いテーマ。これに骨髄ドナーが絡んでくる。寺尾聰、鶴田真由、柴田恭兵、國村隼と好きな俳優さんが良い味出してます。公正な裁判官ならこの裁判に執行猶予を付けるはず。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

天才たちが集う国際ピアノコンクールの楽屋裏や演奏シーンがドキュメンタリー風に軽やかに描かれており、映像と音響の効果を最大限に活かしている。松岡と鈴鹿(新人離れしてる!)の月光の下でのピアノ連弾がファン>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.9

フィリップとドリスがぶつかり合いながらも、少しずつ心を通わせて行くバディ感がとてもナチュラルに描かれていて、ほのぼのと心地良い。口が悪く、ぶっきら棒だが、誰に対しても壁を作らず、思いやりに溢れ、頭の回>>続きを読む

泥棒成金(1954年製作の映画)

3.7

黒幕も模倣犯もコイツだろうと思ってたらその通りで、ヒッチコックにしてはサスペンス色が薄い。知的で機知とユーモアに富むグレイス・ケリーの魅力が総て。意外な人(本作ではでぶっちょな家政婦のおばちゃん)がス>>続きを読む

バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.7

安心して観れる陽気な黒人刑事バディのアクション活劇。若きティア・レオーニはこの頃すでにマダムセクレタリーで見せる冷静さと知性を兼ね揃えていたんだね。ラストのシェルビーコブラ、やはり超クール。

ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年製作の映画)

3.8

救急医療の緊迫感がダイレクトに伝わってくる良質な医療ドラマ。普段はとぼけてるが、決める時はきっちり決める竹内結子と阿部寛のコンビは健在。冷静で深謀遠慮かつ使命感に燃える堺雅人が最高だった。國村隼は今回>>続きを読む

チーム・バチスタの栄光(2008年製作の映画)

3.6

素人には犯人を推理できない。緑内障で視野欠損の人に外科医は無理でしょう。竹内さんの柔らかで仄々したした雰囲気が心地良い。佐野さん、珍しく善い人で吃驚。