コロンさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.8

ターミネーター ニュー・フェイトに備えて、20年振り位に再鑑賞。面白かった。低予算映画とは思えない出色の意欲作。サラ・コナーがどんどん逞しく成長していく描写が秀逸。どんなに破壊されてもターゲットを執拗>>続きを読む

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.7

フェルメールの映像美。アリシアのドレスの青が美しい。チューリップ・バブルに翻弄される人々の悲喜劇が軽妙なタッチで描かれており、後味は爽やか。過酷な試練にもめげず、慈悲深いクリストフがインドで幸せをつか>>続きを読む

エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)

3.7

見応えのあるポリティカル・サスペンス。理想と現実の狭間で揺れ動くドイツ人テロリストを繊細に演じたダニエルとロザムント、政治的野心を秘めた首相と国防大臣を重厚に演じたリオルとエディ、冷静で頼もしいフライ>>続きを読む

15ミニッツ・ウォー(2019年製作の映画)

3.9

奇跡の人質救出と称された、高い狙撃能力を持つ精鋭による伝説の作戦を、圧倒的な緊張感と臨場感溢れるアクションで見事に描き切った意欲作。GIGNのスナイパー達は、高度な戦闘能力と冷静で強靭な精神力を持つプ>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

全編通じてアクションは迫力があり、見応え十分。ジャーマンシェパードに噛まれた人、痛いだろうな。ラストでウィンストンはジョンを本当に殺すつもりだったの?不死身のジョンとバワリーの復讐がchapter4で>>続きを読む

ザ・インターネット(1995年製作の映画)

3.6

25年近く前の映画ということを考えれば、コンピュータウィルスや成りすましの恐怖をテーマにした先見性は素晴らしい。サンドラの友人は非情に殺されるのに、殺し屋ジェレミーがサンドラの反撃に2度も3度も撃退さ>>続きを読む

山猫は眠らない3 決別の照準(2004年製作の映画)

3.2

もはや山猫じゃあない。トム、どうしてこんなに太ったの?ラストもはしょり過ぎ。

潜入者(2015年製作の映画)

3.7

米国潜入捜査官が大富豪に成り済まして、コロンビアの麻薬カルテルに資金面で取り入り、カルテルを壊滅させるという実在の潜入捜査官ロバート・メイヤーの回顧録に基づく実話(結果的にはカルテルのマネーロンダリン>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

愛犬殺されたら、これくらいやるかも。アクションシーンは斬新でスタイリッシュ。久々にクールなキアヌが観れて良かった。

フェイク・クライム(2010年製作の映画)

3.7

とぼけてポーっとしたキアヌと芸達者なヴェガが観れて満足。ジェームズ・カーンも流石の貫禄、良い味出してた。クライム・サスペンスとみれば余りに現実離れしたストーリーだが、ラブ・コメディとしてみれば、「桜の>>続きを読む

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.7

戦争では、文民問わずお偉方は、遠く離れた安全な場所でぬくぬくとああだこうだと無責任なことを言い合う。一方で、命の危険に晒され、どんな命令にも従わざるを得ず、たとえ命を落としても結局は忘れ去られてしまう>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

30年以上にわたってヴァージルから不当に扱われていると思い込んでいるビリーが、クレアとロバートとヴィラ管理人を手下にして、ヴァージルを破滅させる復讐劇。ヴァージルが愛蔵する夥しい数の女性肖像画の強奪は>>続きを読む

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.9

生命の起源を探るべく前人未到の深海層へ探査船で潜ろうとする海洋生物学者のダニーと連続爆破テロを阻止すべく南ソマリアのテロ組織に潜入しようとするジェームズ。死と隣り合わせのそれぞれのミッションを前に、偶>>続きを読む

修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

3.8

謹厳で寡黙な修道士が、IMF専務理事に加え、先進8カ国の財務大臣と図らずも対峙することになるが、見事に打ち負かす風刺寓話。トニの重厚な存在感と洒脱さの絶妙なバランスが素晴らしい。ドイツの財務大臣の飼い>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

超人は要らない、という普通の人々たち(こっちの方がよっぽど異常者)の怪しげな組織によって抹殺されてしまう3人の超人の物語。サミュエルが痛烈な一矢を見舞うラストは痛快。でも大量殺戮者のサミュエルと連続殺>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.7

ヴィン・ディーゼルがいないワイスピは、もはやワイスピとは言えないが、アクションは流石に見応えがあって素晴らしい。ヴァネッサのクールビューティ振りも特筆モノ。ストーリーは荒唐無稽でリアリティがない上に、>>続きを読む

山猫は眠らない5 反逆の銃痕(2014年製作の映画)

3.4

大事な人には弾は当たらないか、致命傷にならないのは何故?メルセデス・メイソンが観られて良かった。

アサインメント(1997年製作の映画)

3.8

主演が、エレメンタリー・ホームズのグレッグソン警部を演じるエイダン・クインだったので、BSで録画して大して期待もせずに観てみたが、意外と良かったので嬉しい驚き。テロリストのカルロスと瓜二つのアメリカ海>>続きを読む

パピヨン(2017年製作の映画)

3.9

73年作よりもモダンかつ軽妙で、希望と友情と互いを思い遣る心情は本作の方が濃密。チャーリーとラミが新しいパピヨンとドガを演じ切った。当初は野心的でお調子者だった男が、奪われた自由を渇望し、自分自身から>>続きを読む

パピヨン(1973年製作の映画)

3.9

44年振りのリメイク版を観る前に、3回目の鑑賞。パピヨンの自由への強烈な渇望とドガとの深い友情には、何回観ても感銘を受ける。ラストのパピヨンが断崖から飛び降りるシーンとジェリー・ゴールドスミスのテーマ>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ヒーローたちの団結と再生の物語。10年間、19本に及ぶマーベル映画を総括し、破綻なく大団円に収束させた製作陣の手腕は素晴らしい。インフィニティ・ウォーで暴君サノスに消し去られたヒーローたちが蘇る一方で>>続きを読む

ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

4.0

IRAが絡むイギリスとアイルランド間の深刻な政治問題を背景にしたポリティカル・サスペンス・アクション。重厚な人間ドラマとしても見応え十分。最愛の娘を理不尽に奪われ、冷静沈着な復讐者に変貌して行くクワン>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.8

独裁的な権力者が御用メディアやインターネットを使って、自身のプロパガンダを信じ込まそうとする構図はいつになっても変わらないということか。真実を求めて独自取材を始める中堅新聞社の支局長以下4人のジャーナ>>続きを読む

すべて彼女のために/ラスト3デイズ(2008年製作の映画)

3.8

妻と息子との幸せな生活を取り戻すために、冤罪で刑務所に入れられた妻を脱獄させるべく突っ走る夫のサスペンス活劇。ストーリーが分かりやすく、テンポも快調なので、ついつい夫に肩入れし、一緒にハラハラドキドキ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

無教養でガサツだが、根は優しく家族や仲間から愛されているイタリア系用心棒トニーと孤高の黒人天才ピアニスト・ドンの素敵なバディロードムービー。黒人に対する偏見に満ちているトニーと黒人であって黒人でない洗>>続きを読む

天国でまた会おう(2017年製作の映画)

4.4

戦争で手柄を立てることにしか興味のないプラデル中尉の裏切り行為のせいで大きく運命を狂わされたマイヤールとエドゥアール、この二人と彼等を取り巻く人々の波瀾万丈の群像劇。原作は本国フランスでゴンクール賞に>>続きを読む

ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.9

善玉エイリアンと超凶悪エイリアンの傍若無人な闘いと不幸にもそれに巻き込まれてしまった家庭も仕事も絶好調の敏腕刑事の物語。寄生する対象を次々に変えていき、最後は大統領候補を乗っ取る超凶悪エイリアンの知能>>続きを読む

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(2016年製作の映画)

3.5

BBCテレビドラマのシーズン3と4を繋ぐ特別ドラマらしい。シャーロックの脳内の出来事と現実が入り乱れていて、正直なところ意味不明だった。メアリーが只者でないことはよく判った。

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

3.3

新旧アクションスターの揃い踏み(新はリアムのみだが)で、一見ゴージャスだが、とにかくストーリーが雑で、御都合主義この上ない。主人公たちには銃弾は全然当たらないし、プルトニウム素手で触っちゃ駄目でしょ。>>続きを読む

殺しのドレス(1980年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコックの「サイコ」へのリスペクトが感じられる戦慄のサイコスリラー。犯人は二重人格でした、というストーリーは大嫌いなので悪しからず。冒頭のシャワーシーンは妄想?美術館の男は誰?ただの通りすがりの男>>続きを読む

コードネーム:ストラットン(2017年製作の映画)

3.3

ごくごく普通のアクション映画。予想通りお約束の裏切り者もいました。主人公がボートの追跡でテロリストを逃がすとは何というドジさ。コニーは相変わらず魅力的でした。

闇の歯車(2019年製作の映画)

3.8

藤沢周平には珍しいハードボイルドサスペンス。憂いを帯びた着流しの無頼漢を演じた瑛太がとにかく役にはまっている。因果応報、破滅の美学が哀しい。