Kenteさんの映画レビュー・感想・評価

Kente

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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

3.3

テニスのシーンが凄まじいスピード感と迫力だった...故に、フツーにスポ根ドラマで見たかったです。

セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.9

これは良好な1発アイディア・アクション快作。
凄腕はみ出し刑事だの元CIAだの収監中の天才犯罪者だのに飽き飽きしていたので、こういうニッチな主人公のアクションは無条件で👍です。特に空港近辺で働いている
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

いったい自分はどれだけの思い違い、勘違い、すれ違い、誤解をしながら、されながら、1日生きているんだろう、これまで生きてきたんだろうと、ひととのコミュニケーションの不可能性を痛切に感じる作品でした。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

何気ない日常のささやかな喜びを描くという「最難関」のテーマを最高の形で成し遂げた作品。「主演が役所広司でしか成り立たない、ただ役所広司が良かっただけの映画」という最大限の賛辞と感謝を監督に贈ります。>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.0

ライオンキング歴は劇団四季版のみ観劇済(アニメ版未見)という割と稀有な状況で、「ムファサ」上映開始との報に接し、慌ててこちらを見た次第です。

結論。うーむ。雄大な楽曲に乗せて謳われる、模範的な王位継
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

"I can't carry it for you. But I can carry you!"
「指輪の重荷は背負えなくても、貴方のことなら背負えます!」

今さらですが、完璧に作り込まれた素晴らし
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

3.9

ドニさんに銃撃たせるのもったいないだろ、と思ってたら後半に怒涛の肉弾アクションを披露してくれて何よりでした。

犯行グループが全員元警官ってある意味最強じゃね?
言ってることや抱えている鬱屈自体は彼ら
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LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

4.6

事前情報なしでいつもの韓国バイオレンスを観ているつもりが、いつの間にかめちゃくちゃ素敵なラブコメになっていました。滅多に観ないジャンルだからか、不意打ちでうるうるきました。 

劇伴がちょいダサいのを
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007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

007シリーズがアマプラで軒並み終了するらしく、駆け込み視聴。

インターネット以前の古式ゆかしいメディア王が今回の敵でした。

...正直微妙な仕上がりでした。

ストーリーはどうでも良いけど、主人
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レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

あまり見ないジャンルだけど(見ないジャンルだからこそ)、結構楽しめました。
可処分時間を、多くの登場人物とともに無事殺せました。

チープな脚本と俳優(←失礼)ではありましたが、なかなか豪壮なセット?
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2予習のための復習として。(続編公開に合わせて無料配信してくれるアマプラ、ケチな小遣い稼ぎしないところが流石です)

改めて見ると、音楽に力が入っています。冒頭10数分の戦闘シーンで既に4曲別の曲が使
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

"Rage is your gift."

今年劇場で観た作品としては最高の満足度!
前作を観なくても85%は楽しめますが、残りの15%が超重要なので迷わず観るべし。

直後につき雑多な感想、略して雑
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.7

ちょっと時間つぶしのつもりが意外としっかり楽しめました。

正確無比の凄腕ドライバーというとクールで無感情な印象ですが、主人公が心優しいふつうの女の子というのがとても良かったです。乗用車のなしうる範疇
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ロスト・イン・シャドー(2024年製作の映画)

3.6

たまに見たくなる東南アジアアクション×結構見たいときがあるガールズアクションということで。

舞台がインドネシアなだけでワクワクしますが、西洋系アクションとはひと味違った価値観があって愉しかったです。
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.3

かなりゆる設定のタイムループもの。ゆるい物語全体の雰囲気とよく合っていました。この劇団(?)の作品は初めてですが、巧者揃いで各々魅力的でした。ぎりドタバタにならない加減のクドくないまったりした演出が良>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ううむ、自分はあまり乗れんかった。

起こっている壮絶なことの割に物語が淡々と進みすぎているというか、何に焦点が当たってんのか(兄弟愛?パワハラ父?呪い?長男の苦しみ?優しさ?レスリング?)分からずぼ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.2

"True king builds bridges"

SFXだかVFXだかCGだか知らんけど、めくるめく人工的映像の応酬に、合成着色料や添加物のたっぷり入った清涼飲料水を2リットル飲まされた気分の2
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.5

"For once in my life, I have someone who needs me..."

極悪な女子レスラーが実にクリーンなファイトであっさりフォール勝ちしたのを見たような気分。
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

"What kind of American are you?"

どの爆撃シーンよりもあの軍人のこの一言が恐ろしく突き刺さった。彼の出現前後で主要登場人物全てが変わってしまったし、演じるJ.プレモン
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.3

サービス精神旺盛な、最高に楽しめるエンタメ・パニック超大作!最後の最後までハラハラドキドキ目が離せませんでした。ずっと閉塞空間内なのでやや息が詰まりましたが。

私はDisney+加入後に1〜3とプロ
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きみの色(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「神様、変えることのできないものについて、それを受け入れるだけの心の平穏をお与えください」
ニーバーの祈り

長崎観光旅行前の予習用に観ました。
有名観光地的な楽しみよりは、もっと深いところの、土地に
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.0

天気が悪くてどこも行きたくない日曜の昼に丁度よいドタバタアクションコメディ。可処分時間が2時間弱無事消費できた。

あまりに自虐的過ぎて痛々しくて見てて辛いとこもあるが、特段ニコラス・ケイジに思い入れ
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.5

バイオレンス過ぎて救いがなさすぎて辛え。

暴力映画は好きだけど、どこかでもう少しほっとできるような、エンタメ的要素がないと辛え。

デリヘル店主が何でそこまで嬢のために必死になれるのかがいまいちつか
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.2

ラスボス・パク所長率いる腐敗した警察権力に立ち向かう、名もなき市民達のヒーロー映画として観ました。

当初チェ検事が最後まで徹底的に警察を追い詰めて行く展開を想像していましたが、「英雄」が記者や学生等
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

4.0

面白かった! 
タイトルから家族愛が強調されがちですが、私が最も印象に残ったのはコーチ(?)モーガンのビジネスゆえのシビアな愛情表現でした。「グランツーリスモ」でもそうでしたが、厳しい現実を知るコーチ
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クロス・ミッション(2024年製作の映画)

3.6

要素やや詰め込みすぎだけど、ありがちといえばありがちだけど、俳優が良いから楽しめた。

ヘヴィー級の俳優ながら、ライトな役もライトにこなすファン・ジョンミン、素敵で無敵。

あの「はたらくくるま」をカ
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

3.4

数あるジャンルでアクションはそこそこ好きで、一応映画版のMCUとX-MENとデッドプール各シリーズは一応1回ずつ見てます、程度では太刀打ちできないハイテクストな作品でした。

出てくる半分ぐらいのキャ
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

壮大な「起承転結」の「承」に当たる回。スケールの大きい3人の大将軍に囲まれて、主人公・信が我が身の足らざるを知るに至る、という回なので、必然的に信の活躍はさほど多くなく、歴史の大きなうねりの中で(とい>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.3

「夢があるから立ち上がれるんだろうが!」

和製中華歴史アクション大作。原作は未見・未読ですが、漫画由来らしい分かりやすいキャラ造形と本格的な殺陣でキャッチーで飽きないエンタメに仕上がっておりました。
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 I think it's nice that we share the same sky.

物語の後に何が起こるかを意識することによってストーリーが何重にも膨らんでいく、稀有な作品。どんでん返しミ
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.5

背は口ほどに物を言う。

ひたむきに取り組んでいる人の後ろ姿って、美しいな。

アニメでありながら、ほとんど動かない背中にフォーカスを当てた表現を多用するのはなかなか勇気がいるのではないだろうか。あの
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フェラーリ(2023年製作の映画)

4.0

"Jaguar races only to sell cars. I sell cars only to be racing"

元々ライトなF1好き(レッドブルのファンだけど)のため、お勉強のために
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フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

何十番煎じかの、無頼派CIAアクション。見どころはイドリス・エルバが相変わらず格好良いところぐらいで、この映画に出ようが出まいがイドリス・エルバは格好良いので、つまりはそういうことです。

バディもの
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

"FIRST"というより"BEST" SLAM DUNK。

長期連載の原作漫画を網羅的になりすぎずに2時間の「魅せる」映画に仕立て上げたのは見事。(逆に2時間映画でも楽しめる物語を何年にもわたって描
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.2

全/員/悪/人! の某映画を想起しました。

ファンのファンとしてはファンタスティックでファナティックでファニーな演技を存分に楽しめました。脇役の癖が強すぎて主人公がちと弱い気がしたのが残念ですが。
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