ペインさんの映画レビュー・感想・評価 - 51ページ目

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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.5

結果とても楽しい映画でした!が、、

やはり元になったオリジナルの『七人の侍』『荒野の七人』に比べると

明らかに前半の仲間が集まるまでの過程、ドラマ部分が非常に薄口で繊細さに欠けていてキャラクターの
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.5

今観てもしっかりハラハラドキドキ面白いし、脚本がお見事。

七人の侍(1954年製作の映画)

4.5

とりあえず義務教育だと思って『七人の侍』ぐらいは観ましょう、まだ観てない日本人の方々。

この映画がなかったら『スターウォーズ』もなかったし『荒野の七人』もなかったしコッポラやスコセッシやスピルバーグ
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

4.0

ティム・バートンの映画は“世間に馴染めない異形のものたち”を描くことで本当に一貫してる。それはティム・バートン自身がそういう人だったから。

正直、傑作とは言えないし物足りないところもなくはないけど、
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ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.3

“改めて感じるドクタードレーの偉大さ”

久々に観賞。

NWA、ドクタードレーはアルバムを持っているし高校の時から繰り返し聴いているので全編、ひたすら至高でビンビンに反応してしまったことは間違いない
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.0

なんだか絶妙にテンポ悪くて暗いし、妙にもったいぶってて意味ありげな演出が多い割には内容は薄い。

美しきメラニーロランとユアンマクレガーだからこそ観ていられたものの退屈だった。

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.5

圧巻!やはり名前の最後が“〇〇スキ”で終わる監督は変態でサディスティックで狂ってる。

やはりナタリー・ポートマンの女優としての実人生と重なる役には感情移入せざるを得ない。

あととにかくオナニーシー
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おとぎ話みたい(2014年製作の映画)

4.0

山戸監督は映画監督ではなくまるで詩人のよう。たった50分の低予算映画ながら驚くほど作品の密度は濃厚で監督の感覚が研ぎ澄まされた映画。

独特な台詞回しで、音楽と登場人物の心情がそのままシンクロしていて
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ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

4.0

女子会ムービー。

傑作スパイ映画『SPY/スパイ』のポール・フェイグ監督とおデブちゃん女優メリッサ・マッカーシーのタッグ作。

ポール・フェイグ監督はあの“エマ・ストーンの育ての親”ことジャド・アパ
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剣鬼(1965年製作の映画)

3.0

当時、“時代劇の国民的スター”だった市川雷蔵の映画を初観賞。

正直、今観るとつまらなくはないが特別何か秀でたものがある作品には感じられなかった。

雷蔵の殺陣の技量もそこまで凄いとは感じなかった。
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華麗なる晩餐(2008年製作の映画)

3.8

現在、『メッセージ』が公開中のドゥニヴィルヌーヴ監督の12分のショートムービー。

たった12分だが“ドゥニヴィルヌーヴ”という作家をとことん堪能できる一作。

アトラクションのようなちょっと奇妙なユ
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40歳の童貞男(2005年製作の映画)

4.5

“エマ・ストーンの育ての親”ことジャド・アパトー監督作。

今のエマ・ストーンの地位があるのはジャド・アパトーのお陰といっても過言ではありません。

そんな実はアメリカのコメディ映画の“重鎮”とも呼べ
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.5

“性器vs膣洗浄機”

トイ・ストーリーmeetsズートピア×ド下ネタといった感じだろうか。

下ネタ満載だしくだらないといえばくだらないんだけど、宗教観など意外と真っ当なメッセージ性が込められている
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.3

一見、物凄く簡単な話をあえてわかりにくく頭良さげに描いてる感は確かにある。そこはキューブリックゆずり。ただこの映画、話自体は実は難しくない。

『未知との遭遇』や『2001年宇宙の旅』や『インターステ
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.0

“エロかわいい”

『ドライヴ』のゴズリンを彷彿とさせるベン・アフレックの寡黙でクールな演技は見事でハマり役。

いや~思ってたより超良かったっす。
余裕で続編希望っす。

ただの“ナメてた相手が実は
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.0

やっぱり旧三部作は総合的によく出来てるなと思いました。

やっぱりキャラクターが皆とても魅力的。

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

4.0

“ザ・エンタメ活劇”だった前作に比べて“ダーク路線”になったとはいえやはり面白いことは面白い。

キャラクター紹介的なものが省かれてるため内容の密度が濃くてどっぷり世界に浸れる。

ヨーダも新しく登場
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

5.0

“至高のアクション映画”。

隙のない完璧な脚本と見事な伏線回収。

ありとあらゆる細かいディテールの演出まで本当に計算が行き届いていてる。

この作品にもうあれこれ言うことはない。今更ダイハード?な
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.0

久々に観たが今観ても充分に面白い。

そりゃ現代的にブラッシュアップされてる“フォースの覚醒”のが面白いし“ローグワン”の方がエモーションを掻き立てられることは確か。

ただ当時でこれほどまでの世界観
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.5

なんと気品溢れる上質な映画なんだろう。画面の隅々まで計算し尽くされていてディテールが見事。

ピュアラブストーリーにうっとりさせられ、私の汚れた心が浄化された。

シアーシャ・ローナンは『つぐない』の
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オースティン・パワーズ(1997年製作の映画)

1.5

ま“ハングオーバーがとても知的なコメディ映画に思えてくる”

というくらいとにかく低俗でくだらないに尽きる。観る前からもちろんくだらないバカ映画だとは思ってはいたが予想を遥かに上回る酷さ。

なんか中
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

2.0

“スパイク・ジョーンズの元カノ”、現在は“染谷将太の嫁”こと我らが日本の菊地凛子さんが制作と主演を務めた劇場未公開作品。

正直、こりゃ未公開も無理ない。
とにかくテンポは悪くて鈍重だしなんか大して意
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.7

久々に観賞。現在、我々にとってドランは一昔でいうところの“ゴダール”や“レオス・カラックス”のような存在。

常識に囚われず“映画の文法”をどんどん破壊していってる。

類い稀なる映像と音楽のセンスは
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

4.0

“ホモ臭”すら漂うほど漢の中の漢の映画でした。

若干、役者陣が発する台詞の言い回しや演技、演出等が古臭いというかステレオタイプな感じがしないでもなかったがそれも監督の意図で“あの頃の感じ”を出したか
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クズとブスとゲス(2014年製作の映画)

4.0

まさに“クズとブスとゲス”だが…

これでもかというほど個人的でパーソナルな映画で、確かに暴力描写なども過激で決して万人に開かれた映画ではない。

ポスターといいタイトルといい強烈でとっつきにくいかも
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

5.0

これはサイレント版『マッドマックス 怒りのデス・ロード』だ!!

息もつかせぬハラハラドキドキな展開、キートンの緩急のついた笑いと身体を張ったアクション。1秒たりとも見逃せない。

“映画”というもの
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NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.0

“レフン監督っぽいネオンカラーを基調とした映像に惹かれて観てみた”

それだけの理由であまり期待せずに観たのだが思いの外、面白かった。

今の我々“インスタ世代”は一見の価値あり。

如何にも今どきの
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.3

大好きな作品の1つに黒沢清監督の『トウキョウソナタ』という家族の不条理を描いた傑作があるんですが、それにミヒャエル・ハネケ監督の『愛、アムール』を足したような作品でした。

結論から言えばすごく好みの
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.7

なんて狂おしくてロマンティックな映画なんだろう。本当に静かで淡々とした作品なのに終始、心臓がバクバクでした。

10人が観て全員が最高と言うタイプの映画ではないですが誰か1人の心の1本になるようなそん
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.0

完全にナーメテターごめんなさい。どうしてこうも仲間で力をあわせて一つの目的に向かっていくさまは観ていて胸が熱くなり感動するのだろう。

理屈で考えたら前半が冗長で鈍重で薄味とかいろいろ突っ込みどころは
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マイ・ブラザー(2009年製作の映画)

3.5

最初はありきたりな演出といいよくあるお涙頂戴映画っぽい感じがしたが全然違った。

トビーマグワイアが“You know me”と発狂し荒れ狂う演技は大げさなのは重々承知だが「タクシードライバー」のデニ
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.7

グロリア・スワンソン演じる女のメンヘラぶり、ラストカットで完全にゴーンガールを観たときのように戦慄している自分がいた。

『アパートの鍵貸します』のようなコメディからこんなフィルムノワールまで隙のない
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.7

見事!大傑作ですね。練りに練られた見事な脚本、伏線回収、的確な演出。

ジャック・レモンのコミカル演技にも釘付け。やっぱりコメディが出来る俳優は一流の証。

良い人は縁の下の力持ちというか時に空回りば
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.0

10代の頃ぶりに鑑賞。

この世の汚れをだいぶ知ってきたアラサーというのもあるが、製作過程の裏話や少年役のビョルン・アンドレセンがその後にたどった運命を思うとあまり無邪気に良い映画だ!ともおもえなくな
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

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ホドロフスキーもびっくりな日本のキングオブカルトムービー。

観たのは1週間ほど前だがあまりのショックにレビューを書けずにいた。

数々の衝撃映像に体調を崩しかねたほど。ほんと無理して観ないほうがいい
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