ボーンシリーズ三部作の三作目2007年。
記憶喪失の殺人機械ボーンと、彼を生み出した国家組織との闘い。再鑑賞。
群衆を捉える複数のカメラのスピーディーな切替で、追うもの達を手玉に取るボーンが痛快。>>続きを読む
記憶喪失一匹狼のイケメン殺し屋マット・デイモンの第二作2005年。再鑑賞。
一作目の成功の重圧を物語の方向性でかわし、かつアクションの質を落とさないのが見事。
前作のヒロインが寄り添う華やかさに欠>>続きを読む
記憶喪失の一匹狼の男前の殺し屋をマット・デイモンが演じる三部作の第一作。再鑑賞。
記憶無くしても高度な殺人技術は身体に刻み込まれているので、どんな危機もスタイリッシュに乗り越えるのが清々しい。
街並み>>続きを読む
日本侠客伝第一作。健さんが、悪い奴らの仕打ちに耐えて耐えて最後に殴り込む原点。観てる方もだんだん眉間にシワが寄る。😆
ポスターのように萬屋錦之介と高倉健のツートップと言いたいところだが、健さんが水を>>続きを読む
犬神家の鬼太郎?犬神家に失礼。
暴力と凄惨なシーンが多く、私の前は小学校低学年の男の子と父親らしき人がいたが、途中で子供が退屈そうでバタバタしてて可哀想だった。
私が小学生の時のテレビアニメの鬼太郎>>続きを読む
大正12年(1923年)関東大震災から復興する築地市場。高倉健と長門裕之の若さ。鶴田浩二と丹波哲郎の眼力。寿司屋の大将の北島三郎が初々しい。スッポンのサブ😆すごい役名。ワンマンライブまでこなすサブちゃ>>続きを読む
小津安二郎の遺作1962年。笠智衆と岩下志麻の父と娘が迎える、嫁ぐ日。
本作は単に父と娘のふれあいを描いたわけではなく、周囲の人達との小さなエピソードの数々、それから、様々な小道具がパズルのように配>>続きを読む
クリスマス定番DVD再鑑賞1988年作品。
当時、日本資本がアメリカの不動産を買いまくって、ひんしゅくを買ってた。本作では西海岸の高層ビルを所有する日系商社、ナカトミ商会の社員クリスマスパーティーがテ>>続きを読む
佐分利信の妻役の原節子が、影のある主婦を演じる。佐分利信、監督、主演、1956年モノクロ作品。
フィリピン戦線を生き延び、戦後の混乱期を懸命に生きる、佐分利信、三船敏郎、小林桂樹ら戦中派の男達。>>続きを読む
『ジャッカルの日』を元ネタ?ただブルース・ウイルスがジャッカルという名の暗殺者というだけ😅IRAテロリスト役のリチャード・ギア、二人の華のある俳優の「俺節」をポスター通り楽しむ作品。
暗殺者と国家権>>続きを読む
オダギリジョーは武蔵美出イラストレーターらしい朴訥とした演技で、母親役の樹木希林との親子の距離感が絶妙でした。
二人が東京で同居するのが、親と離れて暮らしている自分にはちょっと羨ましかった。
ただ>>続きを読む
1960年代フランスのドゴール首相の暗殺を担うジャッカルと、暗殺を阻止しようとする国家権力との攻防。
ジャッカルがロールプレイングゲームさながら別人に化けて、淡々とパリを目指すスタイリッシュさに対し>>続きを読む
殿山泰司が歯ブラシと鉛筆の押し売りで玄関にやってくる😆64年前の平屋の住宅の間取りが良い。ソファーもダイニングテーブルもない。畳の部屋に座卓があれば立派なリビングダイニングルーム😊元祖ミニマルだ。>>続きを読む
『ローマの休日』の脚本は、トランボさんのゴーストライターとはビックリ。
第二次世界大戦後の米ソ冷戦を背景にしたアメリカの赤狩り。すなわち共産主義者の排斥運動をユーモアも交えて、家族の再生に繋げた作品>>続きを読む
ハンサムな主人公と、革命を息巻くおっさんが熱く戦争を語る珍道中、約3時間。画力が強くて挑発的な風景が続いた。
作曲家でもある監督の旋律が好きなので日比谷まで出かけた。ここしかやってないのだ。席もけっ>>続きを読む
イスラエルとパレスチナの若者達が共に演奏する楽団の物語。
誰の言葉か忘れたけど、ヒストリーとはhis story。書き手の書く物語。書き手の選んだ物語が歴史を構成する。だから書き手の選ばなかった事実>>続きを読む
アイリス・マードックはイギリスの哲学者で作家。若い頃は自由奔放な恋愛をした彼女。自分も彼女の作品のペーパーバックを何度も挫折しながら読み続けている。
彼女の若い頃をケイト・ウインスレット、老年をジュ>>続きを読む
スペインのイビザ島のベテランDJの密着ドキュメンタリー71分。
重低音のダンス一辺倒の音楽ではなく、多ジャンルの曲で人々を楽しませるバレアリックな選曲をするおじいさんの人柄がいい味でした。
フィンランドの首都ヘルシンキで和食の食堂を営む小林聡美演じるサチエ。
そして、片桐はいりと、もたいまさこと、地元の人と地味な街角の組み合わせ。どうでも良いユルイ会話に浸り、ボーっと楽しむ。
フィンラ>>続きを読む
重度身体障害者の元青年実業家ウイルと彼の世話係のルイーザ。
二枚目だが失意に暮れるウイルと、おっちょこちょいで、洋服のセンスはいまいちでも屈託のない明るい性格のルイーザ。上流階級と中産階級の二人のチ>>続きを読む
1961年米ソ冷戦時にレベッカ・ファーガソン演じるカティアの旦那アレクサンドルは、ソビエトの政府高官。アメリカ亡命に成功したアレクサンドルと行方知れずのカティアのラブ・ストーリー。
原題の『Desp>>続きを読む
時代はフランス革命間近。貴族の料理を作ってた料理人が、独断でジャガイモ料理を作って、城を追放される。失意の料理人が、庶民のためのレストラン創設に向けて再生する物語。
弟子の女性に、地元の森の素材の大>>続きを読む
ジャンキーなギター弾き語りの若者が、三毛猫ボブと同居し、更生を目指す。驚きの実話。
役者としてボブの演技が自然で、飼い主に対する無償の愛が素晴らしい。
イエス・キリストに似た、求道者のような若者の苦>>続きを読む
水に浸かるマイアミが美しい。こんな街を訪れたいと思わせる映像に浸れる喜び。
レベッカ・ファーガソンの朽ちる直前の花のような魅力は、腐る直前の大トロのよう。
惚れた女にメロメロのヒュー・ジャックマン>>続きを読む
『シン・ゴジラ』の物語の強靭さ。
それは、現代日本の国民性、政治風土、地政学を踏まえた国際情勢から、神の化身としての造形の病的なこだわり、日本神話に由来するクライマックスに至るまで、製作陣、俳優陣の>>続きを読む
フルチ監督作品17最終回、2021年。1996年68歳で他界した監督の1993年晩年のインタビュー。
本作を理解するために、観られる作品は全部観たが認識が甘かった。監督が指摘する業界関係者まで理解及>>続きを読む
フルチ監督作品16、2019年。役者が演じる監督をベースに、二人の娘、関係者が監督を語るセミドキュメンタリー。
監督の私生活の様々なエピソードは、受け取り方によって、監督像も異なるのかもしれない。>>続きを読む
フルチ監督作品15、1991年。
シチリアで降霊術にハマるヒロインの考古学者。発掘現場は忌まわしい悲劇の地だった。
冒頭のシーンが物語をすべて語ってるような忌まわしさが、じわーっと進行し嫌な気持ちし>>続きを読む
フルチ監督作品14、1989年。亡くなった両親の霊が佇む屋敷で、姉と弟の二人が、屋敷を守ろうと、健気に振る舞う。
怪奇現象がしょぼくてがっかり。
元物理学のウクライナの先生が、凄腕狙撃手に成長し、最前線でロシア兵に立ち向かう実話。
ウクライナ国民の戦意高揚を目的と察するも、一民間人の主人公が過酷な訓練を経て、一流の狙撃手へと、実戦を重ねて強く>>続きを読む
パトリック・スウェイジ演じるアメリカ人医師マックスがインドのスラム街で赤ひげ先生さながら貧しい人々のために奮闘。
エキストラの熱気、貧困、格差、前半救いがなくつらい。インドって警察いないの?悪い奴ら>>続きを読む
故郷の自虐ネタ。埼玉は80年代は、「埼玉の夜」という歌とタモリさんにバカにされてた。
それが、前作で自虐ネタのバカバカしさを皆で一生懸命取り組めば、笑いと感動に変わった。
自虐ネタの価値観が大スクリ>>続きを読む
フルチ監督作品13。時間の歪んだホラー。殺人鬼だが、品の良い老夫婦の住む、屋敷での出来事。
痛みの演出と、痛みに至る背景に美学を貫くことが最優先。理屈はどうでもいい。いかに凡百のホラーと差異を見出す>>続きを読む
フルチ監督作品12。1988年、ヴィンセント・ドーン共同監督、原題『ZOMBI 3』
ゾンビいっぱい出しただけ。
メイクアップも顔にくっつけただけで安直。
フルチ監督作品とはいえない。
フルチ監督作品11。1986年ポルノ・ラブ・ストーリー。セックスしか頭にない肉食系サックス・プレイヤーが恋人とやりまくるが、、、
フルチ監督が取る日活ポルノのようで、情事の異常な設定に驚くやら呆れる>>続きを読む
フルチ監督作品10。1982年エジプトとニューヨークを舞台にしたオカルト。ベイビー?9歳なのに、タイトルどうした?グロもほとんどなし。前作で力尽きたのか。😔