ゆこさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ゆこ

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非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎(2004年製作の映画)

2.0

ヘンリーダーガーを偲び敬う気持ちは伝わってくるが、ただそれだけ 彼の作品に何も興味が無い(というかミリ知ら)状態から入る者にとっては退屈すぎる... 彼は数百枚の絵を描き数万ページの日記をつけたけ>>続きを読む

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

4.0

たまたま恋のエチュードと同時に借りてた自分偉い しかも恋のエチュードより断然面白い ジム視点で進んでくのが勝因だと思う
自分の恋愛に妥協が無くて男を振り回す魔性の女王様はジャンヌモローでしか出来な
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恋のエチュード(1971年製作の映画)

3.7

温室育ちの箱入りマザコン息子が、英国の2人姉妹の(実質)死を経験しようやく本当の愛を知る成長物語 クロード、貴方お子ちゃま過ぎるのよ...
子どもが一瞬出てくる場面がチラホラあるが、画面がたちまち
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ちいさな哲学者たち(2010年製作の映画)

3.2

公立の幼稚園児たちが、集中実験プログラムで「哲学」をしたときの記録映像 討論好きなフランスならではってかんじ
愛、死、祈り、自由、貧乏とは何か...一生懸命自分の言葉で伝えようとする子どもたち 自
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GO fish(1994年製作の映画)

3.5

気心が知れたレズビアンたちの楽しい日常が綴られるが、あまりにも人権が尊重され過ぎてて理想郷にしか見えないのが辛い 途中挟まれる理解のない人々による差別エピソードが苦い現実を見せてくる
レズビアン原理
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カストラート(1994年製作の映画)

1.5

いちいち画面が生臭さそう...肝心の歌声があんまり響かなくて残念
アレクサンドラの顔、18世紀の絵画にいるいるー!っていうまさにドンピシャ顔だった

パリは燃えているか(1966年製作の映画)

3.0

...なんの感動も無く終わっちゃったな
戦争ってどちらかが絶対的な正義ってことはあり得ないし平時ではお互い殺人者なことしてるんだから、一方だけが英雄扱いされてると急激に冷める どうせ歴史なんて勝者に
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偉大なるアンバーソン家の人々(1942年製作の映画)

4.0

え〜ん面白!テンポ良すぎサクサク没落物語
20世紀初頭頃までの貴族は何かあるとす〜ぐ気付け薬に頼るのほんと謎 現代の代用品だと...エナドリとか?
最後のオーソンウェルズによるキャスト紹介好き 各
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H・P・ラヴクラフトの ダンウィッチの怪(1970年製作の映画)

2.0

警備員との乱闘シーンが結構迫真のアクションでテンポ良いのでオススメです 逆にそこくらいしかオススメ無いです

花のようなエレ(1971年製作の映画)

2.3

執拗なクローズアップの連続に辟易 もっと引きで全体を見せて! 終始気味の悪い映画🥲

ハスラー(1961年製作の映画)

2.7

う〜ん...おもんな!ビリヤードに取り憑かれた屑男の鬱物語なんだからせめて腕の良さを見せつけてもらわないと面白みないのに、肝心のゲーム状況はあまりカメラに映されない 真上からの俯瞰とかで見たかったよ>>続きを読む

処女の泉(1960年製作の映画)

3.9

ずーっと面白くてすごいねえ
無宗教な日本人とは違い熱心に信仰してる人たちって、その分我々よりも悩みが1つ多いから日常生活大変そう(浅い感想) 信仰によって(良い意味で)思考の幅が狭まるのは有り難いこ
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キートンの恋愛三代記/滑稽恋愛三代記(1923年製作の映画)

3.4

相変わらずアクロバティックな動きが凄いねえ 画面の汚れや揺れが酷かったけど、公開当時に観れば綺麗に映ってたのかしら
先史時代は子沢山(数え切れないくらい!)、古代ローマ時代は5〜6人くらい、現代(2
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こねこ(1996年製作の映画)

3.0

個人的に多頭飼いの人って苦手...(邪道な感想)
小学生の頃、野良猫からうちに居着いた猫2匹がトラ猫だったので親近感わいた ある日突然居なくなっちゃったんだけども 学校から毎日出されてた宿題の日記
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殺人に関する短いフィルム(1987年製作の映画)

3.4

加害者も被害者も嫌味で捻くれた部分しか見てないから、2人があの結末になっても「まあねぇ...」って少し思ってしまい薄ら寒い気持ちになる
死刑執行時、護送中のまだ何も起きてない時でも警備隊はあんなに毎回
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ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

3.8

明るいバカ映画で好き
カメラが寄るか引くか躊躇する場面があって笑った 足踏みした映像を採用すな
狂気度的にはディヴァインより息子のほうが上な気する 家具の舐め方とか
最後に監督出演の特典映像があっ
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パリ・ルーヴル美術館の秘密(1990年製作の映画)

2.8

まえにルーヴル行った時、館内広すぎるし所蔵量多すぎるしでぐったりしたけど、まさか美術館側がそれを狙ってたとは思わなかった たしかにルーヴルクラスであれば、世の中にはお前の知らない美術品が山程あるんだ>>続きを読む

三重スパイ(2003年製作の映画)

3.7

込み入った話なのに割と展開は理解し易い とは言いつつも、そもそも白軍とは...?というレベルで躓きググってはいるのだが
主人公である妻の名前って劇中明かされてたっけ? 全然印象無くて最後の最後に「
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あこがれ(1958年製作の映画)

3.5

等身大の悪ガキ像が生意気可愛い 憧れの歳上お姉さんに近付きたいけど絶対に叶わないことは本人たちも本能的に分かってるよね しかも日常的にあんなに死の匂いを纏われちゃうと、余計神域のようで近寄り難い.>>続きを読む

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

4.2

トリュフォーはいつも子どもへの眼差しが優しくて安心して観られる
子どもの頃に印象深かったことや親切にしてもらったことって実は結構覚えてて、たまにふと思い出したりする 小学校の時友達の家で晩ごはんをご
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.9

相変わらず登場人物たちは表情の変化に乏しいが、今作ではそれが余所者への態度として良いかんじの相乗効果をもたらしている ハンニバル初登場シーンから明らか従順そうな顔つきで笑うんだが
毎回音楽への愛に溢
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鷲は舞いおりた(1976年製作の映画)

3.5

ペロッ...これは、ハリウッドナチス!
独軍vs米軍の一連の戦闘が流れるようにスムーズ過ぎてパルクール見てるみたいだった 戦争は悲惨っていう主張はしてるけど、どうしても残るエンタメ味

パーティ★モンスター(2003年製作の映画)

2.0

どうしても俳優にストーリーを重ねて見てしまうから謎の哀愁が出てしまっているが、全員通り一遍な演技で退屈

白い花びら(1998年製作の映画)

2.7

ワンコーーーっ!(;_;)
まさかのサイレントだとは思わなんだ 撃たれてから死ぬまでに結構生きてて笑う いつものカウボーイズたち愛おしい〜

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

3.7

今までの3部作で一番好き
川に落ちるところまではノれてたけど最後のエンディングで急に置いてけぼりにされた どうしたの
ジュリエットビノシュどんな映画でも可愛い美しい...愛

引き裂かれた女(2007年製作の映画)

2.9

ジャケ写は美しいのに何故内容はこんなにも醜いのか カメラが野暮ったくて下品だった〜
ガブリエルは美貌や尊厳、ポールは彼自身のアイデンティティや人生を、周りの大人たちから搾取され続けていて可哀想 あ
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五月のミル(1989年製作の映画)

2.5

やっぱりルイマルのコメディは俗っぽくて全然笑えないし苦手
ドミニクブランが可愛くて癒しがあったのが救い 強固なマイワールドを持ってて自分の信じる道を突き進む不器用さが最高

夏の遊び(1951年製作の映画)

3.5

少女から女性へと成長したかと思ったら一足跳びに死も経験することになって...マリーがその目まぐるしさに対応するには幼すぎた 彼女の無邪気さもとい幼稚な触れ合い方は理想形のひとつ

行け、ラペビー!(1988年製作の映画)

3.4

音楽とサイクリングコース周辺ののどかな景色が心地よかった
途中の観客の人垣(幅が狭すぎて自転車と接触しそう...おおらかな時代だ)のシーンはチャップリンのヴェニス子ども自転車競争感ある
自転車好きの同
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動物、動物たち(1994年製作の映画)

3.2

ふーんなるほどね、ってかんじ
剥製の動物たちの顔ドアップ映像がしょっちゅう挿入されるんだけど、じっと見つめ合ってるとまるで私が観賞される側になってしまったようで、普段の博物館とは立場が逆転したように感
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.5

2番目の話が好き 彼氏とマンネリ気味だから下心込みで近付いてくる男を侍らせてる女っていう、自分だけ優位に立ってるようなエゴイズムさが良 そこからの実は彼氏も浮気してたって事実で優越感が一気に崩れた>>続きを読む

満月の夜(1984年製作の映画)

3.6

ルイーズの夢みがちな声可愛い〜
四六時中誰かと一緒は嫌だ、都心に仮宿が欲しいって気持ちには超同意 他をつまみ食いした結果、彼氏が一番好きってことに気付いたけど時既に遅し...ってのは辛いね まあ、
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美しき結婚(1981年製作の映画)

3.7

興味のない女に迫られてすっぱり断ることもできず、あくまでも原因は貴方の魅力が無いことではなく自分の好みのせいだと言って振るエドモン...リアルな弁解の仕方が沁みる
喜劇と格言劇6部作もあと残るは1作品
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.9

このスケールの小ささが好き 友達とごはんしたときにお喋りした内容みたいな、なんでもない日常感
それにしてもアンヌは結構拗らせてるな〜と思うけど、自分にも思い当たる節がありすぎて困る ロメール爺さん
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友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.0

えぇ〜〜〜い最高なんだが😭
ブランシェちゃんと自分重なるところが多すぎてしんどい 鑑賞中ずっと面白い!辛い!笑える!良いじゃん!て色んな感情渦巻いて忙しかった 臆病で健気な彼女に幸あれ
映画の登場
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エコール(2004年製作の映画)

3.2

超絶悪趣味怖話 無知は罪 せめて自分を守る術は身に付けさせてあげて
登場するオブジェクトの意味とか考えたくなくなってくる...聳え立つ木、ほとばしる噴水、長い地下道