Shawさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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サウルの息子(2015年製作の映画)

5.0

01.20.2021
05.23.2022
03.06.2024

たまに出会う、あまりにも希望がなさすぎて泣いてしまうやつ。感情が完全に枯れ切った男の目の空虚を完璧に捉えたショットの数々があまりにも
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アフター・アワーズ(1985年製作の映画)

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こういう不条理劇マジで好きすぎる。『パンチドランク・ラブ』、『ボーはおそれている』、『アンダー・ザ・シルバーレイク』、『マルホランド・ドライブ』もうあらゆる傑作への影響が思い浮かぶ。

赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

4.7

初鑑賞後一時期狂ったように数ヶ月にわたり何度も見返してた覚えがある。

変な映画だけどとても愛らしく心温まる。コーエン兄弟の明るいサイドが存分に生かされている珍作。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

...
03.18.2022
03.01.2024

劇薬としての効果強すぎてそもそも作り手がそれ以外の要素をあまり気にしていない潔さが伝わる。これしかも悪いことじゃなくて完全にいい方向に働いてる。恋
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

やはり良かった。良すぎる。
ブロックバスターでやって欲しかったことが詰め込まれていた。久しぶりに子供に戻ったように爆音と雄大な映像美に陶酔して興奮した。感無量。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

-

2022.1.18
2022.05.21
2022.08.09
2024.02.28

やっぱり良い。二度目か三度目の鑑賞で、ダンスのシーンで泣いちゃった覚えがある。感動的だった。こんなにも歪で暴力的
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.8

初鑑賞 09.18.2020
...
02.04.2022
08.01.2022
02.12.2024
02.27.2024

!!!あまりにも面白い!!!
70mmフィルム上映

歴史は女で作られる(1956年製作の映画)

3.7

ヴィスコンティ作品に近い豪勢な2.55:1シネスコ比の映像美に、『エヴァの告白』や『西鶴一代女』を彷彿とさせる女の受難を描く時代劇。

オフュルス初のカラーにして遺作となった本作、スタジオには勝手に編
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第三世代(1979年製作の映画)

3.6

07.05.2021
02.26.2024

言いたいことはわかる、だってあらすじに書いてあるから。でも一つ一つの展開や役者の行動は全くもって私の理解の範疇を超えている。じゃあなんで二度目の鑑賞?って
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.8

...
04.03.2022
02.25.2024

クソカッコ良すぎて惚れる。監督の趣味全開って感じはタランティーノっぽいがより洗練されていてスローでメロウ。滅びゆくものの美学がここにも。

クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

-

いくつかのショットはとても美しいけど全然面白くない!ただのシャンタル・アケルマンwannabeじゃないの?って考えが拭えず。なんなのこれ。

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

-

めっちゃ刺さったしやはりチャーリー・カウフマンの脳を完全にハイジャックするイカれたストーリー展開と悪夢的世界は完全に自分好み。今まで見てなかったのが信じられない。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.9

...
05.29.2022
02.23.2024

スコセッシが一番弾けてる映画。映画的面白さが溢れに溢れている。

関心領域(2023年製作の映画)

5.0

01.09.2024
02.20.2024

あざとい演出が一切なく、徹頭徹尾隙も抜かりもない。これこそが模範解答と示さんばかりの完成度。久しぶりに万点つけてしまう。

セブン(1995年製作の映画)

4.3

...
10.11.2022
02.20.2024

まあ定期的に見てしまう本当に良く作り込まれた作品なんだけど、ここまで残虐な作品を娯楽としてつくれてしまっていることに少し抵抗がある気もする。

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シルバー・グローブ/銀の惑星(1987年製作の映画)

-

08.28.2021
12.31.2021
12.31.2022
02.19.2024

三時間かなり苦痛を強いられる鑑賞なのになんだかんだ見返してしまう。かつては芸術こそ人間固有の創造物だったけどい
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回路(2000年製作の映画)

-

07.31.2021
01.02.2023
02.17.2024

やっぱり終わりにかけてかなりバランス感覚を失うような感じがあり、支離滅裂さは拭えていない。でもやっぱり他のホラーと明らかに一線を画す
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アシク・ケリブ(1988年製作の映画)

3.6

パラジャーノフ遺作。
『ざくろの色』はもはやコメディだろうと思った自分の感覚はやはり間違いではないらしく、本作のコメディ度はちょっと筆舌に尽くし難い。

この監督は画作りは素晴らしいがいち映画としては
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Hakob Hovnatanyan(原題)(1967年製作の映画)

-

わりとフォーカスちゃんとされてないショットが多いのはなんだ???

ウェス・アンダーソンこの作品のショット密かに真似したんじゃね?というようなショットが多かった。可愛くて好き。

リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)

4.1

とてもmale-gazeyで男の妄想感強いストーリーなんだが、わりといい感じにできてはいるんだよな。主役二人もアドリブらしき演技たくさん入れているおかげですごくいいコンビに見えて普通に感動してしまう。>>続きを読む

The Beekeeper(原題)(2024年製作の映画)

2.6

・いいえ、テオ・アンゲロプロス作品のリメイクではありません
・アクションならジョン・ウィックが、テーマなら『ボーダーライン』が遥かに上手
・この感じだと存在するが不世出とされるエアー版『スーサイド・ス
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蜂の旅人(1986年製作の映画)

3.4

ベルイマンと同じ名称で紛らわしい、アンゲロプロスの方の「沈黙の三部作」その二作目。

とりあえずいい年してまだ性欲我慢できないマストロヤンニが流石にキモかったし、アンゲロプロス映画はピュアで静謐な美し
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.2

10.23.2021
01.08.2022
02.16.2024

まあやっぱしダルめなペースなんだけども、単純に世界観と芸術的なビジュアルを楽しむだけでも良い。技術的に全てハイレベル。

それとレベ
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ブレイド(1998年製作の映画)

3.8

最高にバカ映画でキレキレのアクションとぶっ飛んだ流血描写が最高。これ本当にマーベルリメイクできんの?大丈夫そ?

(1961年製作の映画)

-

11.20.2021
08.06.2022
02.14.2024

非常に集中して鑑賞するのが難しく分かりにくい話なのに、結局何度も見てしまう作品。役者の表情と映像が多くを語る。言葉にされてない部分に
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(1990年製作の映画)

-

タルコフスキーの「これはもはや映画ではない、夢そのものだ」的な完全に人間の合理的認知の範囲を超えた映像体験とはまた別方向の夢の映像化。

より合理化され、ストレートなメッセージ性があるところがやはり黒
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.8

道を極めし者の心得について。なかなか勇気づけられる終わり方で良かった。全然好みの映画じゃないんだけども。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.0

これはかつてクリエイターたちが熱を込めて大作にとりくみ、練り込まれた計画を見事まとめ上げ成功させることが当然の期待とされていた時代の記録として残る金字塔の最後を飾る作品である。いつかまたこんな現象が起>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

4.1

記憶より遥かに鬱っぽく静かな瞬間が多い。
大作映画の過剰なサウンドデザインが不快に感じるようになってきた自分としてはこの映画の静謐さは心外にもとても良かった。

昔々、アナトリアで(2011年製作の映画)

4.7

09.08.2023
02.10.2024

これは今後も見続けていきたい一本。現代映画でデジタル撮影なのにまるでタルコフスキーを見ているかのような。ジェイラン最高傑作はいまだにこれじゃない?

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.8

流れるようなモンタージュで描く若者たちの正義のための反乱。実は友達が数日前からハリポタマラソンをしててでも前四作は実はあんまりノレなくて、でもやっぱりこれは何故か見てしまったのよね。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

今必要な映画だったことは確かだから良かったけど、もう少し何か欲しかったなぁ、とも思う。

役所広司のカンヌ受賞は間違いなく英断。素晴らしかった。いっぽう柄本時生の演技が残念。

ザ・インフェルノ(2017年製作の映画)

1.0

もう見終わったこの時点ではなぜ鑑賞することにしたのかすら分からない。実話ベースのくせにあまりにも悪意に満ち溢れていて搾取的。この演出を行うことに決めた製作陣とこれにOKを出したプロデューサーの勇気はす>>続きを読む

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

3.7

??.??.2021
07.09.2021
02.08.2024

やはりこういう物語の性質上、回を重ねるごとに経年劣化するのは仕方ないよなぁ。三部作を終えたあと、結局じゃあこのおまけ的な作品は何の話
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.2

予想よりもはるかに心に染み渡る人情物語だった。まさに『ジョン・ウィック』に対するアンチテーゼともいうべき珍作で傑作。

尺伸ばしても良いからもう少し発展させて欲しい感じもするけど、ニコラス・ケイジの演
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さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.8

05.06.2021

前二作より明らかにキレが悪く間延びする瞬間が多数あるが、それでもやっぱりわりと好き。

最初の「死との遭遇」がめっちゃ笑える。ちなみに水曜日の鑑賞でした笑。