くさむすびさんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

カーマイン・ストリート・ギター(2018年製作の映画)

4.5

特にギターが好きという訳でもないが予告で面白そうだと思ったので。
NYの建築現場で廃材を集めて、それをギターにする。廃材に目をつけ、自分の大好きなギターにする、NYの街とギターを愛しているからこそ、多
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.9

エルトンジョンの伝記映画。「ボヘミアン・ラプソディ」の最終監督、デクスター・フレッチャーがメガホンを取る。僕は「ボヘミアン〜」を去年のベスト1にしたが、映画の完成度という意味ではこちらの方が良いと思う>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.4

途中まではすごい眠かったが、子どもたちの演技に引き込まれ、胸が痛んでいる間に映画は終わっていた。「俺たちは虫けらなんだ」と言って逃げる大人。それでもより良い生活をする為に戦う子ども。ラスト15分くらい>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.0

うーん。正直言ってこの映画が伝えたいことが伝わってこない。過激な暴力描写が多いけれど、それしかない。柳楽優弥演じる芦原は劇中ほとんど喋らないのだが、それが悪い方向に出ていると思う。語りすぎも良くないと>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

一作目より血も出るし、人も死ぬし最高だった。妻も失って、形見の犬も殺され、しまいには家も失って、失うものがなくなった彼はもう止められない。鉛筆で人を殺すシーンが特に良かった。ジョン・ウィックの強さとい>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

公開当時はレイティング等で見れず、2ヶ月後に新作もやるという事でちょうど良かったので見ました。
骨折してようが、怪我してようがそんなのキアヌ・リーヴス演じるジョンには痛くも痒くも無い。銃を使いつつも打
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

2.5

今作は「カメラを止めるな!」で映画業界に旋風を巻き起こした上田慎一郎監督が共同監督で入っている。単独作ではないけれどやはり比較対象に上がってしまう。
今作はカメ止めより構成が下手で、セリフ劇もそこまで
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

2.7

僕の心にはそこまで響きませんでした。途中までは今年トップクラス級に好きな映画です。でも後半からティモシー・シャラメ演じるダニエルの自己中がエスカレートしていって乗れませんでした。例えそれが主人公に感情>>続きを読む

ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

3.7

ミュージカル映画だけど、アンチミュージカル映画。
僕はこの映画を見る予定はありませんでした。ですが、僕がラジオを聴いてる瀬川あやかというシンガーソングライターがこの映画に出演しているということで見まし
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.1

起承転結全て面白い。タランティーノの映画は長尺ながら構成の巧さと脚本の面白さで全然飽きない。血が止まらない銃撃戦の面白さと会話劇の面白さが相まって長尺でも楽しい。飴と鞭みたいな感じで銃撃、会話とくるの>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

タランティーノの新作が面白そうなので、予習も兼ねてタランティーノ作品初鑑賞。2時間半あるが全く長く感じなかった。同じような状況、場面が長く続いていてもつまらないと思わせない脚本、数々の名優たちの演技、>>続きを読む

ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)

3.8

なんと恐ろしくて面白い映画なのでしょう。正直血とかそこら辺は作り物感が否めない。でも役者の力で面白くしている。主人公のサイコパス学生柴田、ヤンキーの影山兄弟。この3人の演技は凶器。素晴らしすぎる。柴田>>続きを読む

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.0

今僕の中で大ブームになっている冨手麻妙さん。全裸監督というドラマを見てから完全にハマりましてね。全裸監督というドラマは面白さよりも彼女の魅力を引き出してくれた事に感謝するレベルです。そんな冨手さんが主>>続きを読む

獣道(2017年製作の映画)

3.5

変幻自在の伊藤沙莉の映画ではあるけれど…。
地方都市に生きる波乱万丈の人生を送る女、愛衣のストーリーなのだが、思っていたのとは違う着地の仕方だった。気持ちが強いヤンキーでも誰でも、一人になることは怖い
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.0

正直アニメ版と構成展開はほとんど似た実写(?)版なので見なくてもいいかなとスルーしても良いと思うが、今作のすごいところはやはり映像。砂漠の映像だけ撮ってそこから後でキャラクターを合わせているのかなと思>>続きを読む

4×4 殺人四駆(2018年製作の映画)

3.0

車上荒らしの男が、荒らし先の車に閉じ込められ脱出を試みる話。ワンシチュエーションスリラーというジャンルですね。
閉じ込められた車の中はロックがかかっていて、さらに中からは外の様子が見えるけど外からは中
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.8

ロバート・レッドフォードの俳優引退作。実在した強盗犯、フォレスト・タッカーをロバート・レッドフォードが演じている。今年公開の強盗映画といえば、「アメリカン・アニマルズ」があった。(比較対象は違うと思う>>続きを読む

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.5

なんなんだこれ。正直よくわからなかった。僕はドラゴンクエスト本編をやったことがなく、ドラゴンクエストライバルズっていうドラクエのカードゲームをやってただけ。だから知識は浅い。だから乗れなかったのかもし>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.1

山崎貴監督の作る映画は僕の肌に合わないものが多い。でも今作はかなり良かったと思う。僕が菅田将暉大好きっていう加点が大きいと思います。ですが、菅田将暉の無駄遣いはしていなかったので今作の山崎監督は本気を>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

4.2

普通に面白かった。去年の東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で監督賞を取った時から気になっていて、「カメ止めみたいな感じ!」という感想を見たので予告も何も見ずに見に行ったんだけど、そこまでカメ止め>>続きを読む

守護教師(2018年製作の映画)

3.5

まあ、マ・ドンソクのファンムービーって感じです。
元ボクシング選手の男が女子校に赴任する事になったんだけど、その高校で消えた女の子を探すために奮闘する話。
女子高生誘拐の黒幕が透けてたりしてるけどそん
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.9

数年前に見ました。この映画を映画館で見られた事は本当に自慢できる。「4時間近くすごい映画を見た」と中学生の時の僕は思いました。

クロニクル(2012年製作の映画)

5.0

僕のベストムービーです。もう20回以上は見ました。映画が好きになったきっかけは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」ですが、映画好きを深めた映画はこの映画です。

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

1.3

眠くて仕方がなかった。なんだろう、もうほとんど見た記憶がない。全く印象がない。この前に見たアルキメデスの大戦が面白かったから、地味だった。

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

5.0

韓国映画というとノワール作品、「チェイサー」とか「アシュラ」とかそういうのしか見てこなかったので、正直見る前はファンタジー映画と聞いて期待値低めでした。ですが、この映画はアクション、SF、感動、コメデ>>続きを読む

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.7

ジャンルはスパイ映画という事になるだろう。簡潔に言えば、北朝鮮に送りこまれる韓国人の話。北朝鮮が怖い国であるという事は皆周知の事実。それがテーマにあるから、一瞬たりとも気が抜けないシーンが続く。特に金>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.3

黒沢清による、前田敦子映画。
主人公は歌手を目指しているが、今はテレビレポーターをやっている女性。前田敦子という、国民的アイドルを卒業し女優になるという決断をした彼女と非常にリンクしている。テレビレポ
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

2.5

ダレ場がなかったり、テンポのよい映像は好きだけれども少し長く感じた。特に面白くないし。現実と虚構が混じる世界。辛い時は虚構、ゲームに逃げたっていいのだ。こういうメッセージ性の映画あった気がしたけど、思>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.6

大好き。ホラー要素こそ少ないけれど、ビッチの女の子の成長物語と並行して謎解き要素なんかも組み込まれていて退屈しない。ベビーマスクの殺人鬼もインパクトが強くて好き。

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.7

一作目の「神と共に 第1章 罪と罰」は死ぬほど面白くて、多分この映画を抜く作品は2019年には出てこないだろうと思うくらいだったので2作目にも期待していたのですが、期待し過ぎてしまった感じかなという感>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

公開前は多分見てもいない奴から見てもいないのに酷評していたので、大丈夫かと思ったが見てみたらとてつもなく素晴らしい映画でした。
政権批判的な要素はあくまでも脇でしかなくて、松坂桃李演じる政府関係者の杉
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猫は抱くもの(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「まあ、人それぞれ」そんなことを感じました。

ストーリーは、10代のころアイドルをやっていて、今は田舎でスーパーのレジ打ち店員をやっている沙織(沢尻エリカ)が自分のことを人間だと思っている猫、良男(
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