Kz氏さんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

もう誰もが口にしていることだけれども、疾走する列車とアクション映画ほど相性のいいものはない。ので、117分があっという間。
「鬼滅の刃」はNetflixで「竈門炭治郎立志編」全話も見ているけど、クリー
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26年(2012年製作の映画)

3.5

光州事件の遺児達が、26年後の5・18祈念日に全斗煥元大統領(らしき人物)の暗殺を企てる話。原作がインターネットコミックで漫画チックな展開なのでポリティカル・フィクションにはなっていないけれど、テンシ>>続きを読む

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

2.5

殺し屋会社に狙われる殺し屋の話で、「ジョン・ウィック」(2014年)からのインスパイア濃厚。ストーリーもキャラクターもバイブスもアメコミで、原作ビクトル・サントスはWebコミックの人らしい。
会社の負
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.5

裏社会依頼が生業の傭兵の話。中盤、カーチェイスから市街戦の長尺をワンカットで撮っている、かに見せる、編集がすごい。「1917/命をかけた伝令」(2019年)以降、この手法がフォーマットのひとつになって>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「韋駄天」のセットを使い回したと監督がラジオで語っていたけれど、映画美術の全てに時代考証のこだわりが見られる。何より台詞回しに昭和初年代のリアリティがある。今は忘れ去られた戦前の日本語。
ABCD包囲
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無頼(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヤクザ映画が好きだ。
60年代には全共闘が高倉健残侠伝に自己投影をし、70年代には菅原文太実録路線がうわべを取り繕った管理社会に銃弾を撃ち込んだ。ヤクザというモチーフが強烈な批判性を持っていたのだけれ
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

4.0

 北極と宇宙という極限を行来する物語。移住先の探索中に人類が滅亡している逃げ場のない絶望を、壮絶なロケーションと壮大なセット・CGで描く。絶望の果てに僅かに生を繋ぐ感動を置くのが、ジョージ・クルーニー>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 閉店してしまったTSUTAYSAで「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016)をレンタルした時は、団子になって疾走する集団ゾンビと、素手で渡り合うマ・ドンソクに魅了された。けれど、巣ごもりNet>>続きを読む